難関大学を目指すなら高2で何時間勉強すべき?時間捻出方法と勉強法
難関大学に合格するためには、多くの勉強時間が必要です。
実際どの程度の時間が必要なのでしょうか?
通常、平均的な学力の大学に合格するためには、1,500時間~2,500時間勉強が必要だといわれます。
しかし、難関大学に合格するためには、それ以上に勉強時間を確保しなければなりません。
とはいえ高校2年生は、学校行事で積極的に動き、部活動の主軸となる時期。
多忙で、勉強時間を確保するのは簡単ではありません。
そこでこの記事では、高2で難関大学を目指す人は、何時間の勉強が必要でどのように確保すればよいのか・どのような勉強をするべきかをご紹介します。
このページの目次
難関大学を目指すなら高2で何時間勉強が必要なのか?
多くの人が高校3年生になってから本格的に大学受験対策を始めるのに対し、難関大学を目指す人は、高1・高2から勉強を始めています。
勉強時間もそれだけ多く確保しなければなりません。
具体的には、難関大学合格のためには4,000時間ほどの勉強時間が必要だといわれます。
単純に高2の4月から高3の12月まで(共通テストまで)の1年9カ月で計算すると、1カ月当たり約190時間勉強しなければなりません。
これは、1日当たり6時間以上勉強が必要だということ。
多忙な2年生にはかなり厳しそうですね。
勉強時間は、もっとも長く勉強する時間を確保できる3年生に多く配分します。
そのため、多忙な高2のうちは平日平均して3~4時間ほど勉強するのがよいでしょう。
とはいえ、高2のうちにどれだけ勉強できるかで、3年生になってからの負担が大きく変わります。
難関大を目指す多忙な高2生が勉強時間を捻出する方法
とはいえ多忙な高2の1年間、勉強時間を捻出するのは、非常に難しい日もあるはずです。
その際、無理やり勉強時間を捻出するために、睡眠時間を削ることだけはしてはいけません。
睡眠時間を削ることで、頭の働きも悪くなり、かえって非効率になってしまいます。
時間を生み出すために、次にご紹介する方法を実践してみましょう。
限られた時間を、有効活用できるようになります。
1日の行動記録をつけてみる
自分自身が1日何をして過ごしているか、案外分かっていないものです。
1日の行動記録をつけて、生活の見直しをしてみましょう。
朝起きた時間から、何時に何をしたのかを寝る時間まで詳細に記録します。
行動記録をつけると、日常生活での無駄な時間に気がつくでしょう。
見つけた隙間時間を有効に活用して、単語の暗記や問題を1問解くなど、できることを少しずつやっていきましょう。
スケジュールを立てて効率よく勉強する
最初から急に何時間も集中して勉強するのは難しいものです。
「今日は何の勉強をしよう」と考えているだけで、何分も時間がたってしまった……ということも考えられます。
そこで、スムーズに勉強を開始できるように、勉強のスケジュールを立てましょう。
正しくスケジュールを立てることで、自分に足りないものが分かり、効率的に勉強できるようになります。
スケジュールの立て方は、受験日までどのような勉強をすべきか書き出したものを、月単位・週単位・1日単位に割り振っていきます。
詳しくは下記でご紹介していますので、参考にしてください。
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メリハリのある生活を心掛ける
どんなに難関大学を目指しているといっても、友達と遊ぶ時間や趣味を楽しみたいときもあるでしょう。
もちろん、貴重な高校生活をしっかり満喫して構いません。
ただし、勉強と遊びでメリハリをつけるようにします。
また、ゲームやスマホは、使う時間やルールを決めて、勉強中に気が散ってしまわないようにしましょう。
朝活をする
最後におすすめするのが「朝活」です。
朝起きてからの3時間は、脳が最も活発に動くといわれています。
朝が苦手な人もいるでしょう。
しかし、夜眠い目をこすって勉強する1時間よりも、朝いつもより少し早く起きて勉強する1時間の方が、何倍も身になります。
また、平日であれば学校へ行かなければならないため、時間に制限があり、集中して勉強しやすい効果もあります。
30分からでもよいので、一度試してみましょう。
休日や長期休みを利用する
平日勉強できない分は、休日や長期休みに確保しましょう。
たとえば部活や友達との約束が午後からあるようなら、午前中に3時間、夜3時間と6時間確保できます。
何の予定もなければ、勉強時間を増やしてもよいですし、午前・午後・夜間と2時間ずつ勉強して6時間確保するのもよいでしょう。
これだけの勉強を1年間続けられれば、2,000時間まではいかないまでもかなりの勉強時間を確保できるはずです。
難関大学を目指す人が高2の間に行うべき勉強
平日1日3~4時間勉強といっても、単に長時間勉強すればよいわけではありません。
大学受験の勉強では、時間だけでなく量と質も重要となります。
では、まだすべての単元が終わっていない高2の段階で、具体的にどのように受験勉強を進めていけばよいでしょうか?
基本的には、受験で点を上げるのに時間のかかる数学や英語を中心に勉強します。
次にご紹介する手順で進めましょう。
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高1・高2の基礎を身につけ弱点をなくす
どの科目も、大学受験で重要なのは「基礎力」です。
たとえば英語なら、英単語と文法を暗記することが基礎になります。
すでに学び終えた部分から、再度基礎が身についているか確認しましょう。
基礎問題集を解くうえで、苦手な部分が見つかった場合は、再度教科書に戻って学び直し、弱点を克服しておきます。
問題集を繰り返し解く
問題集は、基礎・標準・応用問題集と進んでいきますが、どの問題集を解く場合も、1度だけでなく何度も解き直しをしましょう。
少なくとも3回解き直すことで、知識として身につきます。
問題集へ直接答えを書き込まずに、ノートへ書くようにしましょう。
その際、数学のように計算式が必要な場合は、途中を省かずにすべて記入しておくと、間違えた際に原因を追究しやすくなります
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まとめ
難関大学を目指す場合、早い段階から受験対策を始めなければなりません。
高2の段階では、平日3〜4時間程度の勉強時間を確保するとよいでしょう。
しかし、多忙な高校生活を送っていると、なかなかまとまった勉強時間を確保できないこともあります。
そのようなときは、ご紹介した勉強法や時間を捻出する方法を試してみましょう。
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