中高一貫校生向け大学受験対策用参考書の選び方とおすすめ6選
中高一貫校生にとって、大学受験対策をスムーズに進めるためにも、自分に合った参考書・問題集を見つけることが重要です。
しかし、市販の参考書や問題集は種類が複数あり、良書に出会うのは至難の業でしょう。
そこでこの記事では、自分に合った参考書・問題集を探すポイントと正しい活用法・英語・数学の大学受験対策におすすめの参考書・問題集をそれぞれ3冊ずつご紹介します。
「本屋さんに行っても、参考書が多すぎて選べない」
「自分に合った問題集を知りたい」
という方は、ぜひ参考にしてください。
このページの目次
中高一貫校生向け大学受験用参考書・問題集を選ぶポイント
自分に合った参考書や問題集を選ぶことで、学力アップしやすく、より効率的に志望校合格へ近づくことが可能です。
まずは、自分に合った参考書・問題集を選ぶポイントを3つご紹介します。
現状の自分の学力にあっているか?
参考書や問題集に必要なのは、現状の自分自身の学力に合っていることです。
いくら難関大学を目指しているといっても、急に難問ばかりの問題集を購入しても、必ずしもすらすら解けるわけではありません。
確実に力をつけるためには「基礎」「標準」「応用」と少しずつ段階的にレベルを上げていくことが、最も効率のよい勉強法です。
面倒だと感じるかもしれませんが、演習量をこなすことで、知識は定着します。
どの科目も自分のレベルに合っていることを意識して選びましょう。
自分ひとりでも進められるか?
次に考慮すべきなのが、自分ひとりでも進められることです。
現状の学力に合っていることにも通じますが、問題が理解できないような参考書は、ひとりで進められないおそれがあります。
分からなかったとしても、解法を見れば、自分でも理解できるような参考書が理想です。
たとえば数学なら、途中式を省いておらず解法が詳しく書かれているものを選びましょう。
問題演習は十分な量収録されているか?
最後に、問題集を購入する際は、問題演習の量にも注目しましょう。
大学受験対策において、知識を定着させるためには、さまざまなパターンの演習を数多く、繰り返し解くことがポイントになります。
演習量が少ない参考書や問題集では、複数のパターンを経験できず、何冊も買わなければなりません。
これ1冊で基礎はカンペキと思えるようなものを探しましょう。
中高一貫校生向け大学受験対策用のおすすめ参考書・問題集
では、具体的にどのような参考書や問題集がよいのでしょうか?
参考書や問題集ごとに、特徴が出やすい数学と英語に関して3冊ずつご紹介します。
ご紹介した参考書・問題集のポイントを意識しながら、選んでみてください。
数学のおすすめ参考書・問題集
数学の参考書や問題集は、シリーズで難易度が分かれているものや、1冊に基礎から応用まで凝縮されているものがあります。
受験まで残された時間にもよりますが、時間的に余裕がある場合や、数学に力を入れたい場合は、自分のレベルに合った問題集がおすすめです。
チャート式シリーズ
軸となる参考書は4種類あり、色(白・黄・青・赤)ごとに難易度が分かれています。
大学受験対策用の参考書の王道とされています。
短期集中ゼミシリーズ
「10日あればいい!」という副題の通り、コンパクトにまとまった1冊です。
一定の数学知識が身についた状態であれば、短期間で取り組める教材となっています。
1対1シリーズ
正式名称は「1対1対応の演習」。
基礎力が身につき、難関大学受験へレベルアップを図りたい人向けの問題集です。
詳しくは、以下の記事でご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてください。
関連記事
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「【数学編】中高一貫校生の大学受験対策用おすすめ問題集3選」
英語のおすすめ参考書・問題集
次は英語のおすすめ参考書・問題集です。
英語の大学入試に必要な単語や文法を、効率よく覚えられる3冊をご紹介します。
英単語ターゲット1900
大学入学共通テストや国公立大の2次試験・難関私立大までをカバーし、大学入試に「でる順」に1,900語を収録した英単語集です。
これさえ覚えれば、大学入試の英単語は問題ありません。
総合英語Evergreen
高校英語の文法を基礎から学びたい人にぴったりの参考書です。
英文法を仕組みから深く学べるため、理解度もより深まります。
併用できる問題集もあるため、演習量をこなしたい人はそちらもおすすめです。
基礎英文問題精講
文法が身につき、基本的な英文も問題なく読めるようになったら、チャレンジしてほしい1冊です。
実際の過去問の掲載が多く、より実践的な学習が可能です。
それぞれの詳細は、以下の記事でご紹介しています。
ぜひ参考にしてください。
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【英語編】中高一貫校生の大学受験対策用おすすめ問題集・参考書3選
中高一貫校生向け大学受験対策用参考書・問題集の正しい活用法
自分に合った参考書・問題集を見つけられたとしても、上手に活用できなければ宝の持ち腐れです。
次は、大学受験対策用の参考書・問題集の効率的な正しい活用法をご紹介します。
参考書は自分なりにカスタマイズする
まず参考書ですが、重要な箇所に線をひいたり、マークをつけたりする人もいるのではないでしょうか?
参考書には、それだけではなく記載されていない情報もどんどん書き込んでいきましょう。
その参考書を見れば何でも分かる状態にしておくと、後々振り返ったときに分かりやすくなります。
解いた問題の正誤をメモしておく
参考書も問題集も、問題の答えは直接書き込まないようにしましょう。
繰り返し解くためにノートに解答を書き、参考書や問題集へは、正誤を〇×などで分かるようにしておきます。
何度解いたか分かりやすいうえに、「これだけ頑張ったんだ」と、自信をもてるでしょう。
また、同じような問題にバツが複数ついていれば、自分の弱点だと分かり、重点的に勉強することもできます。
1冊を繰り返し解く
問題集は少なくとも3回は繰り返し解きたいものです。
数日経ってから同じ問題を解くことで、より知識が定着しやすくなります。
もし、大学受験までにあまり時間がないのであれば、1回目はすべて解き、2回目・3回目は1回目で間違えたところだけを解くと、時間を短縮できます。
受験日までに確保できる時間数を把握し、スケジュールを立てて取り組むのもおすすめです。
まとめ
大学受験対策に使用する参考書や問題集によって、効率的に学力アップできるかどうかが変わります。
紹介したポイントを考慮し、自分自身に合ったものを見つけてください。
せっかくよい参考書や問題集を買っても、「自宅では集中して勉強できない」「どのように進めていけばよいか分からない」といった悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか?
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