中高一貫校生が勉強しない!実例で知る、子どもが自然に勉強するようになる4ステップ

やる気ない高校生

せっかく中高一貫校、私立中学に合格したのに勉強しない。定期テスト前になっても、家でダラダラしている我が子を見ると、ついついイライラしてしまうものです。

「勉強したら?」と声をかけても、反発されて、親子関係が悪化してしまいます。

「成績を上げて友達に認められたい」

「志望校に合格して夢を実現させたい」

こうした勉強のモチベーションは、「親から愛されている」という安心感がないと芽生えません。これは心理学の知見からも当然なのです。

勉強しない子どもにイライラする前に、親ができることを4つのステップを紹介します。

せっかく中高一貫校に合格したのになぜ勉強しないのか?

中高一貫校生や私立中学生が勉強しない4つの理由を紹介します。

勉強のやる気がないから勉強しない

中学受験を頑張って、ようやく合格した中高一貫校・私立中学。親からしてみると、「さぁ、これから」と感じるのですが、当の本人は勉強のやる気を失っています。

「中だるみ」「目標がない」「成績が上がらない」など、理由はさまざまですが、やる気を失ってしまうのは珍しくありません。

高校受験がないので、勉強するきっかけがないまま、時間だけが過ぎてしまいます。

勉強がわからないから勉強しない

中高一貫校は先取りカリキュラムで進度が速く、中高一貫校専用教材を使うので、難易度が高くなります。結果的に、授業やテストは難しくなります。

ちょっと気を抜いていたら、勉強がわからなくなるのはよくあることです。特に英語や数学は積み上げ教科。一度、わからなくなってしまうと、そこから先は理解できなくなってしまいます。

勉強についていけないと、やる気を失ってしまいます。

勉強以外のことに熱中して勉強しない

部活や習い事を優先して、勉強しなくなることがあります。何かに熱中すること自体は悪いことではないので、無理にやめさせるのはNG。勉強との切り替えが大事です。

スマホ・ゲームなど依存性のあるものにハマって勉強しない

スマホやゲームなど依存性があるものにハマると、回復が困難。気づいた時には、莫大な時間を浪費してしまうことも。早急な対策が必要です。

「スマホを自室に持ち込まない」「スマホは22時以降は使わない」などの家庭内のルールを決めましょう。

子どもは親から愛されているという安心感がないと勉強を頑張ろうとは思わない

マズローの欲求階層説を理解しましょう

マズローの欲求階層説を解説します。子どもの心理状態を理解する上で大切です。

マズローによると、人間の欲求は「生理的欲求」「安全の欲求」「社会的欲求」「承認欲求」「自己実現欲求」の5段階に分かれます。最下層の欲求から順に満たされることで、より上位の欲求を持つようになります。

画像の出典:【図解】マズローの欲求階層説(5段階欲求)とは?わかりやすく解説 – THEORIES

「成績を上げてクラスメイトから認められたい」と思うのは、他者から存在価値を認められたい「承認欲求」、また「志望大学に合格して夢を叶えたい」と思うのは、自分の能力を発揮したい「自己実現欲求」

こうした上位の欲求を持つには、集団(家族)に所属したい「社会的欲求」が満たされていなければいけません。

つまり、家族から愛されているという実感(=安心感)が持てない限り、勉強して自分を成長させたいと思えないのです。

良好な親子関係という土台がなければ、子どもは勉強を頑張れないのをまずは理解しましょう。

子どもを信頼して心から受け入れることからはじめましょう

まずは、「自分の子どもだから大丈夫」と心から信じることからはじめましょう。

同じような悩みを持っている親は多いものです。特に、中高一貫校生の親は、子どもへの期待が大きく、勉強しない子どもに厳しく接してしまいがちです。

子どもが勉強しない。見かねてイライラして、勉強の口出しをする。子どもが反発する。ますます勉強しなくなる。こんな悪循環に悩んでいる親は読者の皆さんだけではありません

子どもが自然に勉強するようになる4つのステップを紹介

中高一貫校で30年間教師をしています。私自身の2人の子どもも中高一貫校に通っています。僭越ですが、私自身の経験を踏まえて、子どもが勉強するようになる4つのステップを紹介します。

【ステップ①】良好な親子関係を築く

親子関係の基本もギブ&テイク。子どもに要求する前に、甘やかさない程度で、子どもに何かをしてあげましょう。

「雨の日には送迎してあげる」「試験が終わったら家族で焼肉を食べに行く」「部活で使うスパイクを買ってあげる」

我が家ではこんなことをしていました。送迎や外食の時間で、親子の会話は増えましたし、部活を頑張る子どもを応援していると、ポジティブな声かけが増えました。

「両親も色々としてくれるから、頑張ってみよう」という気持ちが、子どもにも芽生えるものです。心理学では返報性と言われます

【ステップ②】環境を整える

子どもの周りの環境(=人間関係)を整えます。

周りの友達は誰も勉強しないのに、「俺は、勉強を頑張る!」とはなりにくいものです。一方で、勉強を頑張っている友達が周りにいると、良い影響を受けるものです。心理学では同調効果と言います。

この点では、中高一貫校は、勉強を頑張る生徒が多く、理想的な環境と言えます。もしも勉強を頑張る人が周りにいなければ、塾を検討してもいいかもしれませんね。

家族も自宅では何か勉強らしいこと(例えば、仕事、読書、資格試験など)をしましょう。親がスマホで時間を浪費しているのを見たら、「俺も、いいかぁ〜」という気持ちが芽生えるものです。

さらに、家の中の整理整頓を心がけます。家が散らかっていると、子どもは自分の部屋を片付ける気にはなりません。

学習机が広々としていると、勉強に取りかかりやすいです。教材が山積みで、どこにあるのかわからないようでは、教材を探している間に勉強する気は失せてしまいます。

【ステップ③】勉強は専門家に任せる

勉強は専門家に任せます。

中高一貫校に合格したのだから、ポテンシャルは問題ありません。子ども自身も内心では、勉強を気にかけている可能性もあります。ただ、なかなかきっかけがないだけかもしれません。

思い切って、勉強は専門家に任せましょう。

勉強のサポートなら個別指導がおすすめです。個別指導はただ勉強を教えるだけでなく、一人ひとりに合った、学習計画の立案、進捗状況のチェック、やる気が続く声かけ、など、自分だけで勉強ができるようにサポートしてくれるからです。

【ステップ④】勉強の継続をサポートする

あとは勉強のサポートをするだけです。

結果よりもプロセスに目を向けましょう。勉強の成果が出るには、早くても3ヶ月必要です。ましてや中高一貫校の勉強はハイレベル。前向きな声かけを意識して、子どもの気持ちに寄り添いましょう。

大学受験は待ってくれません。中高一貫校の6年間は、本当にあっという間です。大切な時間は戻ってこないのです。

この時期、金銭的な負担は大きくなるかもしれません。それでも、今しかできないサポートを惜しんで、後悔はしたくありませんよね。

我が家の経験をもとに4つのステップを解説してきました。

幸い、長男は高校1年の2学期が終わろうとした頃から、自分から勉強するようになりました。それ以来、「勉強しなさい」と言うことはありませんし、子どもにイライラすることもなくなりました。

タイミングは人それぞれです。一つだけ確実に言えるのは、中高一貫校に合格するだけのポテンシャルがあるのです。上手に環境を整えてあげれば、子どもは必ず勉強するようになります。

勉強の働きかけは「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」に任せてください

勉強の促しは、個別指導塾に任せるのは解説した通りです。当然ですが、どの塾でも良いわけではありません。

中高一貫校・私立中学では先取りカリキュラムと中高一貫校専用教材で独自の指導をしています。絶対に外せないのは、中高一貫校に対応しているかどうかです。

WAYSは中高一貫校専門の個別指導塾です。中高一貫校に完全対応した指導を強みにしています。

中高一貫校・私立中学のレベル&学習内容に対応

例えば、進度の早い中高一貫校に対応するために120分の指導時間を設定。指導時間内で全てこなすので自宅学習のできない生徒でも学習計画通りに進みます。

同じ料金で通常の個別指導塾よりも4倍長く指導を受けれるので、勉強時間を十分に確保できます。

また、高校2年生の夏までは、目標を「定期テストの点数を伸ばす」ことに設定。目標設定がはっきりしているので何を勉強するかが明確です。

定期テストで出題されるのは学校で習ったことです。WAYSでは中高一貫校専用教材や学校オリジナル教材に対応しているので、学校で習ったことをしっかり勉強できます。

無料学習相談はWebで簡単に予約OK!

WAYSでは無料学習相談を行なっています。実は、7:3の割合で、保護者のみで相談される方が、子どもと一緒に相談される方よりも多くなっています。

同じような悩みを持った保護者は少なくないのです。まずはWAYSに相談してみてください。

 

学習相談はハードルが高いと感じる方は、インターネットで無料で資料請求ができます。

投稿者プロフィール

ひろ先生
ひろ先生
中高一貫校指導歴30年のベテラン教師です。勉強が得意な生徒から苦手な生徒までたくさんの生徒を指導してきました。念願叶っての中高一貫校だと思います。充実した6年間を過ごして欲しいものです。ベテランならではの視点で悩みに寄り添ったアドバイスを心がけます。ちなみに2人の子供も中高一貫校に通っています。保護者としての目線も大事にします。

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