定期テスト前日はどう過ごす?科目別の勉強法と焦らないためのコツもご紹介
「定期テスト前日はどう過ごせばよい?」
「前日に徹夜で勉強しているけれども大丈夫?」
上記のような疑問を抱いている保護者の方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
基本的に定期テスト前日は、いつもどおりに過ごすのがおすすめです。
また、徹夜で勉強しているお子様の場合、定期テストの結果に悪影響を及ぼすかもしれません。
本記事では、塾生92.9%の成績を向上させた実績をもつ専門家が、定期テスト前日の過ごし方や勉強法などを解説します。
お子様の行動と照らし合わせて、定期テスト前日の過ごし方をチェックしてみてください。
このページの目次
定期テスト前日の親御さんの過ごし方
定期テスト前日も、いつもと変わらず過ごしましょう。
例えば、お子様といつもどおりの会話をして普段と同じ食事を楽しむといった当たり前のことをして過ごしてください。
定期テスト前日だからといって、豪華な食事を用意したり「がんばって」と、声をかけたりするのは控えましょう。
保護者がよかれと思ってしている行動が、お子様にとってプレッシャーになるからです。
定期テスト前日もいつもと変わらない態度で接しましょう。
【科目別】定期テスト前日の勉強方法
高校の定期テスト結果は、大学受験に影響します。
そのため、定期テスト前日もできることはやっておきたいものです。
ここからは、科目別に定期テスト前日の勉強方法を解説します。
併せて、定期テスト直前に得点を上げる方法を把握したい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
国語
国語は、漢字、語句、文法など覚えることが多い科目です。
そのため、定期テスト前日の勉強法も限られます。
まずは、授業で学習した範囲の漢字や文法などを教科書・参考書・問題集で復習しましょう。
また、過去の小テストで間違えた問題を再度解くのもよいかもしれません。
定期テスト前日に国語を勉強する場合は、授業で学習した範囲に絞って漢字の読み書きや文法の復習をしましょう。
数学
定期テスト前日に数学を勉強する場合は、公式をマスターします。
どれほど難しい問題であっても、公式を使って解けないものはありません。
また、教科書に記載されている演習問題をこなすのもおすすめです。
教科書に記載されているのは、基礎問題であるケースがほとんどです。
数学の基礎である公式をマスターして高得点を狙いましょう。
理科
理科は暗記すれば、高得点を狙える科目です。
過去の授業で学習した内容を教科書で復習するとよいでしょう。
例えば、用語・用語の意味・公式を暗記して内容を理解するのがおすすめです。
また、学校の問題集やプリントで問題を解いて用語や公式をマスターしましょう。
ポイントは基礎を押さえることです。
社会
社会も暗記すれば、高得点を狙える科目でしょう。
そのため、教科書を読み直したり用語集をチェックしたりするのがおすすめです。
また、授業中にまとめたノートを使って重要点を復習するのもよいでしょう。
全体の流れを意識しながら暗記すると、理解度が増して得点につながりやすくなります。
普段から勉強していれば、定期テスト前日は基礎の復習だけで十分です。
英語
英語は単語と英文法を復習します。
教科書または問題集を活用して、訳せない、書けない単語や英文がないかチェックします。
特に、過去に学習した単語は使わないと忘れてしまうケースもあるため注意が必要です。
基礎を把握したら、問題集を解きます。
ただし英作文は難易度が高いため、定期テスト前日に取り組むのはおすすめしません。
定期テスト前日は、単語と英文法をマスターしましょう。
定期テスト前日にやってはいけないこと
定期テスト前日にやってはいけないことがあります。
お子様の行動に当てはまるものがないかチェックしましょう。
睡眠時間を削って勉強する
定期テスト前日に睡眠時間を削って勉強するのは、おすすめしません。
特に徹夜で勉強するのは控えましょう。
WolfsonとCarskadonの研究によれば「学業を適切にこなすには少なくとも7時間20分の睡眠時間が必要」とされています。
つまり、睡眠時間を削ることは、定期テストの得点を下げるリスクを高める行動であるといえます。
定期テスト前日は、7時間以上の睡眠を取り本来の実力を出せる体制を整えましょう。
引用:日本生理心理学会「Wolfson & Carskadon (1998) 論文の意義」
難しい応用問題に挑戦する
定期テスト前日に、難しい応用問題に挑戦するのは避けましょう。
一夜漬けで応用問題を解いても、頭に入らないケースがほとんどです。
また、解けない問題があった場合、翌日の定期テストに不安を抱いたまま挑むことになります。
その結果、いつもどおりの力を出せず高得点を逃してしまう恐れもあるのです。
定期テスト前日に、応用問題や解いたことのない問題に挑戦するのはやめましょう。
消化に悪いものを食べる
定期テスト前日は、普段どおりの食事で大丈夫です。
親御さんは、験担ぎでカツ丼やとんかつなどの揚げ物を食卓に出すのは控えましょう。
また、お刺身やおすしなどの生ものも避けたほうが無難です。
お子様を応援する気持ちをグッとこらえて、胃腸への負担が少ない食事にしてください。
定期テスト前日に焦らないためのコツ
定期テスト前日に焦るのは、普段の勉強スタイルに問題があるからかもしれません。
ここからは、定期テスト前日に焦らないためのコツをご紹介します。
予習・復習をする
定期テスト前日に余裕をもつためには、予習と復習が欠かせません。
なぜなら、一夜漬けで勉強しても定期テストの結果に反映されるケースが少ないからです。
日々の積み重ねが万全であれば、定期テストの結果もよいものになるでしょう。
1日30分でもよいので、予習・復習しましょう。
普段から予習・復習していれば、定期テスト前日に焦る必要はありません。
定期テスト対策をする
定期テスト対策をするのも、重要です。
定期テストの結果は大学受験に大きく影響します。
特に、学校推薦型選抜の場合、評定平均が大きく影響します。(※評定平均とは高校1年生から3年生の1学期までの成績の平均のことです)
評定平均には、定期テストの得点も含まれるため高校1年生から定期テスト対策をするのがおすすめです。
例えば、学校で配布されるプリントを活用したり、書店やネットで販売されている教科書準拠問題集を利用したりして定期テスト対策をしましょう。(※教科書準拠問題集とは、学校の教科書の内容に沿って作られた問題集のことです)
また、授業スピードの速い中高一貫校に通うお子様の場合、定期テスト対策の余裕がないケースもあるかと思います。
学校の授業や宿題に追われて定期テスト対策が疎かになってしまうケースでは、塾の活用も視野に入れてみましょう。
余裕をもって定期テスト対策すれば、前日に焦ることはありません。
まとめ
定期テスト前日は、いつもどおりに過ごしましょう。
前日は過去の学習を復習する程度にとどめ、難しい問題に手を出さないこともポイントです。
いつもどおりに過ごせれば、当日は十分な力を発揮できるでしょう。
そして、定期テスト前日に焦らないためにも、普段からテスト対策するのがベストです。
授業スピードの速い中高一貫校に通うお子様の場合は、塾の活用も視野に入れてみてください。
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