中学・高校3年間の成績は1年生の中間試験でほとんど決まります。
入学時では生徒の学力はほとんど同じですが、1年生の一学期中間試験を時間が経つに連れて学力差がどんどん開いていきます。
ここでは、中学・高校1年生の1学期中間試験で高校3年間の成績が決まる仕組みを説明していきます。
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皆同じ偏差値の高校に入学してきていますが、勉強できる奴と勉強できない奴が存在します。しかもその勉強できる奴とできない奴は3年間ほとんど不動です。ここで、勉強できる奴と勉強できない奴の差は生まれ持った才能の問題ではありません。
では、勉強ができる奴とはどういうやつなのか?
勉強できる奴とは、最初の試験で好成績をおさめた奴です。逆に勉強できない奴とは、最初の試験ができなかった奴です。
勉強できる奴認定を持つ生徒の学力はどんどん上がっていきますが、勉強できない奴認定の生徒は中学・高校3年かけて堕落していきます。
一度でも試験で好成績を修め、勉強ができる奴になれると、周囲の友達は「あいつは次の試験でも同じように好成績をとるだろうなあ」と思います。勉強ができる奴になれれば、毎回の試験で周囲から「あいつならこのくらいの点数はとるだろう」というプレッシャーとともに試験の目標が与えられます。周囲の評価によって勉強できる人がとらなければならない成績、点数が無意識に示されます。
このようなプレッシャーから、自然と勉強ができる奴に相応しいの勉強量をこなすことが当たり前になります。
以上のプロセスを経て勉強できるやつの成績が維持されます。
好成績をとった後の試験は勉強できる奴にとっては防衛戦です。成績を維持する場合、自分より格下のやつ、過去の自分との勝負になります。相手の実力がわかっているので試験勉強すればよいのかわかります。前回と同様の行動をしていればよいため、現状維持するほど楽なことはありません。
勉強ができない奴は周りの期待が全くありません。周りの期待がないため、勉強ができない奴本人も試験の成績には無関心となります。試験に向けての目標がないため試験ごとに少しづつ怠けていき、成績が下降していきます。
また、勉強ができない奴は成績下位層にいるのが当たり前となっているため、ほとんどの場合逆転する気にもなりません。
勉強ができない奴は勉強ができる奴をある種の神格化しています。成績上位層にはとてもじゃないけど食い込めない
最初の試験があまりできなかった勉強できない奴が高2高3から巻き返す場合、高1からの積み重ねの学力差を埋めつつ、好成績をとれるような勉強量をこなさなければならないため、逆転はより困難となります。高1での50位と100位の差はあまりありませんが、高3での50位と100位の差はかなり大きいものとなります。
同じ順位差でも、時間とともに学力の差が開いてくるので、100位→50位に成績を上げるときの苦労が多くなります。
よって早い時期から成績を上げた方が良いです。
スタートダッシュは超重要!
中1・高1の始め、まだ学力の差がはっきりしない時期に少し頑張って好成績を残し、勉強ができる奴の現状維持という上昇気流に乗っていけば、自然と推薦、難関大学合格が手の届く学力となっています。