中高一貫校の定番教材「システム数学」の勉強法を徹底解説!
「子どもが学校でシステム数学を使って勉強しているものの、うまく使いこなせていない」
「数学の定期テストの点数が低いので、システム数学を使った正しい勉強法を知りたい」
そんな悩みをもつ保護者の方に向けて、500校以上の中高一貫校生を指導してきた立場から、中高一貫校生の数学の学習法と合わせて、システム数学を使った効率的な勉強法をご紹介します。
システム数学を学校で使用しているWAYS生の成績アップ事例も3つ紹介するので、ぜひお役立てください。
このページの目次
中高一貫校で採用される「システム数学」の特徴
中高一貫校の一部で採用されている「システム数学」とは、啓林館と河合塾が共同開発した教材です。
テキストの内容は、中高一貫校の数学の教材でお馴染みの「体系数学(数研出版)」とほぼ共通しています。
アクティブラーニングを重視し、生徒が自ら考える力を養うことに重点を置いているのが特徴です。
解説なしの例題や、図形的センスを磨く「図形のひろば」、数学的センスを育てる「思考のひろば」など、考える姿勢を身につけるための工夫が随所に見られます。
中高一貫校で使用されるシステム数学のラインナップは以下の通りです。
シリーズ名 | 対象 | 内容 |
システム数学1 | 中1~中2 | 文系・理系用 |
システム数学2 | 中2~中3 | 文系・理系用 |
システム数学3 | 高校生 | 数Ⅰ・数A・数Ⅱの内容、文系・理系用 |
システム数学 入試必修問題集 実戦 | 高校生 | 難関国公私立大学用 |
システム数学 入試必修問題集 練磨 | 高校生 | 国公私立大学用 |
システム数学1~3のテキスト・問題集
システム数学は、「理解」のためのテキストと「定着」させるための問題集、それぞれ役割が分けられています。
そのため、テキストにはほとんど問題が掲載されていません。
授業では、先生が独自に作成したプリントなどを使用し、基礎や解き方を教え、その後「システム数学問題集」で問題を解く流れの学校が多い傾向があります。
システム数学問題集は、テキストのどこに解き方が載っているかわかる作りになっています。
しかし、問題の難易度が高めなので、授業でしっかり解き方を理解しておく必要があるでしょう。
システム数学 入試必修問題集の「練磨」「実戦」
システム数学1~3のほかに、難易度の高い「システム数学 入試必修問題集」を使用している学校もあります。
こちらはシステム数学問題集を一通りこなせるようになったら取り組みたい教材です。
入試必修問題集は「練磨」「実戦」に分かれており、練磨は難関国公私立大学の受験対策向き、実戦は国公私立大学の受験対策向きの教材です。
「練磨」の問題を解けるようになっていれば、大学入学共通テストでも、高得点を取れる可能性が高まります。
「実戦」は、難易度が高いといわれる数研出版の「オリジナル数学演習」や、河合出版の「ハイレベル理系数学」などと近いレベルの問題集です。
中高一貫校生の「システム数学」を使った勉強法
システム数学に限らず、どの教材にも共通していえるのは、効率的な学習が重要だということです。
ここからは、システム数学を使った勉強法を解説します。
テキストで基礎を理解し、問題集で知識を定着させる
システム数学の特徴は、テキスト(理解)と問題集(定着)の役割が明確に分かれていることです。
まずはテキストを使って、基礎的な概念や公式を理解しましょう。
例題には解説がついていないので、わからない場合は、授業のノートを見直したりして解決していきましょう。
テキストでの基礎を理解したら、次は問題集で知識の定着を図ります。
解説を読んでも理解できない場合は、先生や友人に聞くなどして、放置しないようにしてください。
数学は積み上げ科目なので、わからないことをそのままにしていると、次に習う内容もわからなくなる可能性が高いからです。
長期休暇中に総復習できるように、間違えた問題には印をつけておきましょう。
苦手な分野は重点的に演習し、弱点を克服する
定期テストで点数を上げるには、苦手分野の克服が不可欠です。
よく間違える問題や理解が不足している分野が特定できているようであれば、演習を繰り返して穴を埋めていきましょう。
手っ取り早く、定期テストの見直しを行い、自分の苦手分野を知る方法もあります。
苦手克服のポイントは以下の通りです。
- 間違いの原因を分析する(例:計算ミス、解き方が分からない)
- 原因に応じた対策を立てる(例:類題を解く、基礎を復習する)
苦手意識が強い分野ほど、避けずに積極的に取り組みましょう。
学習習慣を身につけ、理解を深めるコツ
システム数学を使って効率的に勉強するには、日々の学習習慣を身につけることが重要です。
習慣化のコツは以下の通りです。
- 毎日決まった時間に、一定量の問題を解く
- 復習を大切にし、確実に理解を定着させる
- 予習に取り組み、新しい内容の理解を深める
数学が得意な人は、さらなる高みを目指して発展的な内容にもチャレンジしてみましょう。
一方、苦手意識がある人は、基礎に立ち返って着実に理解を深めていくことが大切です。
システム数学のテキストと問題集を有効に活用し、自分のペースで着実に学習を進めていきましょう。
苦手な分野は粘り強く克服し、日々の学習習慣を大切にすることで、数学の定期テストの点数を着実に高められるはずです。
システム数学を使用している生徒の成績アップ事例
中高一貫専門塾WAYSでは、これまでに数々の成績アップを実現してきました。
ここでは、学校でシステム数学を使用している、WAYS生の成績アップ事例を2つ紹介します。
海城中学3年生:数学2科目で77点アップ
中学2年生の12月に入塾したこの生徒は、入塾前の定期テストで数学Aが12点、数学Bが26点と低迷していました。
WAYSでは、学習習慣を根本から見直し、週3回・各120分の指導を実施。
特に力を入れたのが、システム数学の徹底的な反復学習です。
まず、学校の授業進度に合わせて教材を1周。その後、間違えた問題を中心に2周目、3周目と繰り返し解くことで、理解を深めていきました。
さらに、春休みを利用して苦手単元の総復習と次の範囲の先取り学習を行いました。
その結果、わずか5ヶ月で数学Aが63点、数学Bが52点まで飛躍的に向上。
「数学が面白くなった」と生徒が語るほど、学習意欲も高まりました。
学習時間の確保と、WAYSの独自メソッドによって大幅な成績アップを実現した事例です。
國學院大學久我山中学校3年生:数学が44点→77点にアップ
中学2年の3月にWAYSに入塾したこの生徒は、入塾前の学年末テストで数学が44点という状況でした。
学校で使用しているシステム数学の課題は提出していたものの、1周解くだけで終わってしまい、間違った問題の解き直しもできていませんでした。
WAYSでは、講師による学習ペース管理とモチベーションアップを実施。
中間テストまでに、システム数学を3周演習できるようペース管理をし、できるようになったことは褒め、目標達成に向けて励ましました。
その結果、わずか2ヶ月後の中学3年1学期中間テストでは数学の点数が77点まで大幅にアップ。
「うちの子もWAYSに通えば、数学の点数がこんなに上がるかも!」と感じていただけるのではないでしょうか。
横浜女学院高校高校1年生
中学2年の10月にWAYSに入塾したこの生徒は、入塾前は定期テストの3日前からようやく試験対策を始める状況でした。
横浜女学院高校の定期テストの難易度は標準的ですが、ノートをとる習慣もなく、集中が続かずに十分な対策ができていなかったのです。
WAYSでは、学習面のフォローに加え、塾に通うこと自体を楽しいと感じてもらえるよう、コミュニケーションを大切にしました。
通塾日数を増やし、わからないところを全て解決できるようサポート。
その結果、自宅学習の時間も確保できるようになり、システム数学を定期テスト当日までに、4周進められるほど学習時間が増えました。
指導の甲斐あって、平均点が28点という高校1年の前期期末テストで、数学は65点を獲得。
今では、テスト結果を心待ちにするほど、勉強に対して前向きになることができています。
まとめ|システム数学を使いこなすには中高一貫校生に特化した塾がおすすめ
中高一貫校で使用されるシステム数学を有効活用するには、テキストで基礎を理解し、問題集で知識を定着させることが重要です。
苦手分野は重点的に演習し、わからないことをそのままにしないようにしましょう。
とはいえ、積み上げ科目である数学の場合、独学で苦手を克服するのが難しい場合があります。
そんなときは、塾のサポートを受けるのも手です。
「中高一貫校専門個別指導塾WAYS」は、「頑張ってもなかなか成績が上がらない」「家で集中して勉強ができない」お子さんを対象にした個別指導塾です。
学校カリキュラムに沿って、学校教材を使って指導を行い、これまでに500校以上の中高一貫校生の勉強をサポートしてきて、成績アップした生徒の割合は92.9%にも上ります。
気になる料金や指導システムは、すぐにダウンロードできるWebパンフレットをご覧ください。
投稿者プロフィール
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中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。
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