【英語】ネクステ(Next Stage)はわかりにくい?その正しい使い方

「Next Stage」は有名な英語文法問題集の一つです。

「英文法 参考書 おすすめ」などと検索するとほとんどのサイトで出てきたりするくらい有名な参考書です。

またベストセラーであるため歴史は長く、自分たちより上の世代の人、すなわち学校や塾の先生がおすすめとしてあげたりすることもあるでしょう。

実際、指定の教材として使われている学校などもあるそうです。

そんな「Next Stage」(以下ネクステ)ですが、人によってはやっても成績が上がらなかったり、そもそも解説がわかりにくいと言ったりということがあります。

ベストセラーだから良書なの?それとも古臭い悪書なの?という疑問を抱くことでしょう。

今回の記事はそんなネクステの正しい使い方、勉強法を教えようとする試みです。

間違った使い方?

ネクステは確かに多くの人の成績を伸ばしてきた実績があります。
ところが、最初にも述べた通り、なぜかネクステをやってもわからない、成績が伸びないという生徒も少なくはありません。
その理由は、使い方を誤ってしまっているからです。
これは必ずしも使用者が悪いというわけではなく、ネクステという参考書そのものの仕様にも関係があります。
以下でその使用について説明していきます。

文法用語

ネクステの解説はコンパクトでかつわかりやすいです。

しかしその解説を理解することができなければ何の意味もありません。

解説を理解できないんならわかりやすくなんてないじゃないか
と考える人がいるかもしれませんが、そうではないのです。

実はネクステの解説には文法用語が説明なしで多く使われています。

文法用語とは、例えば「主語」「目的語」「動詞」「形容詞」「名詞節」「副詞節」などのことです。
読者の皆さん、上記の用語を自分でいくつ解説できるでしょうか?
前半3つはまだできるかもしれませんが、後半3つは怪しい人、もしくは意味がわからないという人もいるのではないでしょうか。
ネクステではこれらの用語がわかっている前提で話が進みます。

たまにネクステの解説サイトなどで初学者からでも使用可能と書いてあることがあります。
ところが実際には、完全な初学者が最初にやっても解説の理解に時間がかかってしまうのです。

単元別

ネクステは単元別に分かれています。
「第4章 仮定法」のように、それぞれのページにどの単元なのかがわかる構成です。
これはいい点でもあるのですが、同時に罠でもあります。

それは「今やっている問題がその単元の問題であることがわかってしまう」ことです。

文法問題の中には、時折どの文法事項を使うのが正解かを問う問題があります。
しかしネクステでは、仮定法のページは仮定法を使えばいいんだなということがわかってしまいます。
当然ですが、実際の入試やテストでは『仮定法』のように分野が書かれていません。
そのため、厳密にいえばネクステで解く問題はヒントが与えられた状態なのです。
ネクステをやっても成績が上がらない生徒は、このヒントに依存している可能性が高いです。

問題量

ネクステは網羅率が高い分、演習にはやはり時間がかかってしまいます。
しかしネクステは「文法」の参考書というよりは「文法問題」の、言い換えるとインプットではなくアウトプット用の参考書です。

なので例えば受験などで「文法問題」が出題されない場合、その優先度は低くするべきです。
特に近年はセンター試験から共通テストへの変更により、独立した文法問題に出会う機会も減ってきています。
いかんせんセンター試験があったころに書かれたサイトでは、文法問題をほとんどの受験生が解かなければならなかったためか、ネクステの重要度を高めに設定していることがあります。
それを参考にすると、ネクステのようなアウトプット問題集の比重を増やしすぎてしまうかもしれません。

ネクステの正しい使い方

ここまでネクステ特有の仕様と使用者との乖離を紹介しました。

しかしこれは、使用者側がうまく工夫すれば対策可能な困難です。

別の参考書を挟む

最もやりやすい対策は、別の文法の参考書と組み合わせて使うことです。

いたずらに何冊もやるのは効率が悪いので、「文法解説書」と「ランダム系」を多くても一冊くらいできると良いです。

文法解説書」とは、文法の解説がぎっしり書いてある辞書のような参考書です。
『ロイヤル英文法』(旺文社)や『Evergreen』(いいずな書店)などは持っている人がいるかもしれません。
ネクステがアウトプット用なら、これらはインプット用です。
ネクステもやりながら、解説でわからない用語や事項がでてきたときに、解説書を参照するという進め方が王道です。

ランダム系」は、文字通り文法問題がランダムに並べられているだけの問題集です。
有名なのだと『英文法ファイナル問題集』(桐原書店)や『関正生の英文法ファイナル演習ポラリス』(KADOKAWA)でしょうか。
どちらもレベル別に何冊か出ているので、書店で確認して自分に合ったレベルのものを選んでみてください。

目標とするところの過去問を参照する

受験なら、志望校の過去問を見て、4択文法問題や並び替えなどがどのくらいでるかを予め確認しておきましょう。

定期テストなら、先生に聞いたり前回の同じテストを見たりして、ネクステに載せられているような問題が独立して出題されているかを予想しておきましょう。

これにより、他の科目や分野にも時間を回すことができます。

もちろん出ないからといってせっかく持っているネクステにまったく手を付けないというのはもったいないです。
あくまで比重を減らすくらいに考えておくと良いと思います。

まとめ

で、結局ネクステは良書なの?悪書なの?
と思った人もいるでしょう。

しかしここで私が強調したいのはそれは「使う人次第」ということです。

もし使うのであれば、この記事で述べた罠に気を付けつつ、自分の用途に合わせた方法や頻度で使っていけば、良書と呼べるでしょう。

それらを決めるのは結局使う側自身なのです。

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