総合型選抜(旧AO入試)の対策はいつから何をすべき?
そのため、いつからどのような対策を行えばよいか判断が難しいと感じる人もいるのではないでしょうか?
そこでこの記事では、総合型選抜の対策開始時期と方法・総合型選抜に向いている人についてご紹介します。
「総合型選抜を受験したいが、どのような対策をすればよいか分からない」
「これといってアピールできるものがなくても大丈夫?」
など、総合型選抜についてお悩みの方は参考にしてください。
このページの目次
大学受験で総合型選抜の割合が増えている
総合型選抜とは、大学のアドミッションポリシーに合致する学生を、書類選考・面接・小論文などをもとに選抜する方法です。
近年、この選抜方法を実施する大学が増加傾向にあります。
国公立・私立ともに実施大学・学部が増加し、入学者数の割合も年々増えています。(※)
志望校に総合型選抜で合格するためには、テストはないからとのんびりするのではなく、しっかり対策をする必要があります。
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(参考:文部科学省 令和3年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要)
総合型選抜の対策はいつから始めるべき?
総合型選抜の出願は9月ですが、その前にエントリーと呼ばれる手続きや、オープンキャンパスへ参加しなければならないケースもあります。
そのため、総合型選抜を狙うのであれば、志望校は早めに決定したほうがよいでしょう。
総合型選抜の試験内容は、大学によって大きく異なります。
高校の成績(評定平均)が3.8以上といった指定のある大学や、共通テストの受験が必要な大学などもあるため、日頃の勉強も疎かにはできません。
志望校の選考内容にもよるものの、対策は志望校が決まり次第早めに始めるのがよさそうです。
総合型選抜の対策法
では、具体的に総合型選抜を受験する場合、どのような対策をすればよいでしょうか?
選考方法によって対策は異なりますが、一般的に必要な対策をご紹介します。
志望校の出願条件を確認する
なによりもまずは、志望校の出願条件を確認しましょう。
大学・学部によって条件はさまざまです。
志望校が決まり次第出願条件を確認し、自分がその条件に当てはまるか確認しましょう。
また、アドミッションポリシーを意識しながら、さまざまな提出書類を作成する必要があります。
アドミッションポリシーをじっくり読み込んで、大学の求めている学生像を読みとりましょう。
学校の定期テストに力を入れる
もしも、志望校の出願条件に高校の成績が入っていれば、定期テストに力を入れる必要があります。
とくに、対策開始が遅ければ遅いほど、またこれまでのテストの成績が芳しくないほど、条件を満たす成績をとることが難しくなります。
共通テストや学校独自の学力試験が課されることもあるため、これらの対策も必要です。
これまでの勉強法を見直し、定期テストの成績を上げることに力を注ぎましょう。
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高校生の間の校内活動・課外活動を記録しておく
総合型選抜では、願書のほかに志望理由書や自己推薦書・活動報告書といった書類の提出が求められます。
これらは、1次選考を突破するための非常に重要な書類となるため、力を入れて取り組まなければなりません。
その際、必要なのが、高校時代に取り組んだ部活動の実績や検定試験・ボランティア・生徒会といったさまざまな活動です。
これらにどのように取り組んだのか、その際に何を感じ、何を学んだのかといったことを、文章に残しておきましょう。
とくに、志望学部に関連するような内容は、非常に役立ちます。
志望校に合わせた小論文・面接対策を行う
小論文や面接は大学によって、まったく異なる方法で行われます。
大学の出題方法に合わせた対策が必要です。
過去問は大学のホームページで公開されている場合や、直接大学へ行って閲覧させてもらう場合などがあります。
面接対策では、入室方法や着席の仕方・言葉遣いなども細かく見られています。
学校の先生に面接対策を依頼するか、塾の講師に対応してもらい練習しましょう。
これらは、練習を重ねるほど上達します。
日常の勉強とバランスをとりながら、練習しましょう。
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一般入試の勉強を同時に進める
もうひとつ重要なのが、一般入試の受験勉強を同時に進めることです。
残念ながら、総合型選抜で合格できる確信はどこにもありません。
しかし、もし落ちてしまっても、一般入試というチャンスがあります。
志望校に合格するためのチャンスはすべて活用するつもりで、一般入試の勉強を進めておきましょう。
総合型選抜で共通テストや学力テストがある場合は、その対策も合わせて行えます。
【アピールポイントがない!】総合型選抜で勝ち抜く対策法
では、総合型選抜に向いているのは、どのような人でしょうか?
もちろん、目標が明確な人や高校時代に何らかの実績を残した人の方が、注目される可能性はあります。
しかし重要なのは、そこから何を学び、志望校の学問にどのようにつなげられるかです。
目標が明確ではない人・アピールポイントがない人など、どのような人でも総合型選抜で合格するチャンスはあります。
大学合格後の目標が明確にない場合
「志望校に入ったら、これがやりたい」という明確な目標が、総合型選抜で合格するうえで重要な要素となります。
とはいえ、はっきりした目標がないまま大学進学をする人もいます。
まだ明確な目標が見つからない人も、アドミッションポリシーをしっかり読み込んで、自分自身の好きなこと・これまで経験して楽しかったことなどと結び付けて考えてみましょう。
総合型選抜では、実績のアピールだけでなく、アドミッションポリシーにどこまでマッチできるかが合否の分かれ目になります。
ボランティアや資格取得など高校時代に目立つ実績がない場合
総合型選抜では、学校の成績以外の面でも評価されます。
高校時代、勉強以外に何に打ち込んできたのか、課外活動やボランティア・資格取得などアピールできるものがあるとよいでしょう。
とくに、志望する学部と関連のある内容であれば、その学問に興味があることを証明できます。
しかし、アピールできるものがないと悩む人もいるでしょう。
そのようなときは、もう一度自分の高校生活を振り返ってみましょう。
志望学部に関連するアルバイトをしたことや、部活動でマネージャーとして選手を支えたなど、はっきりした実績でなくても構いません。
そこから、何を学び、大学入学後どのように活かせるのかを深く掘り下げられれば立派なアピールになります。
まとめ
総合型選抜は、一般入試のようにこれといった明確な学習範囲があるわけではありません。
学校によって、選抜方法が異なるため、それに合わせた対策が必要です。
志望校が決まり次第、対策を開始しましょう。
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