【中高一貫校】海城中学・高等学校の教育・評判を徹底解明！

2021年07月30日 2022年12月29日

学校紹介

海城中学高等学校の特集ページ＞

中高一貫校として都内上位の難易度や進学実績を誇る「海城中学・高校」。

しかし、その内状については知られざる部分が多いのではないでしょうか。

今回はそんな海城中学・高校の中身や評判について徹底解明していこうかと思います。

このページの目次

1 基本情報
2 教育
3 学校生活
- 3.1 部活動
- 3.2 イベント
4 評判
5 アクセス

基本情報

海城中学校・高等学校は、1891年に海軍軍人である古賀喜三郎によって海軍予備校として創立されました。

始まりは海軍予備校ですが、現在は私立男子校として機能しています。

高等学生徒の募集をおこなっていないため、中学入試のみでしか入学できません。

教育理念

海城中学・高校は以下の理念を掲げています。

リベラルでフェアな精神を持った「新しい紳士」の育成

ここでいうリベラルとは、なんでもかんでもな自由を理想とするのではなく、「公正な自由」を尊重するという意味があるそうです。

建学の精神として「国家・社会に有為な人材の育成」「新しい人間力」「新しい学力」の３つの建学精神を挙げています。
特に後半2つは、旧来の教育の潮流にとらわれない、現代社会のニーズにマッチした教育といえるでしょう。

施設

新宿区という狭い場所を立地にしている割には、グラウンドはかなり広いです。
人工芝のグラウンドやテニスコート、陸上競技用のタータントラックなどがあり、運動するにはもってこいの環境です。
また、広いといわれる体育館には冷暖房が完備されています。
その他にも3階建てのカフェテリアや、蔵書数75000冊を誇る図書館など、充実した施設が設置されています。

校則

アルバイトは禁止、スマホはイベント時以外は原則禁止となっています。
頭髪に関しては、髪染めや過度な長髪以外は認められているようです。
制服についてはスタンダードな学ランの着用が定められています。
旧海軍予備校とはいっても、校則についてはさほど厳しくないように思えます。

教育

まず海城中学・高校には、ほかの進学校でよく見られる成績ごとのクラス分けは存在しません。
これは、個人ごとではなく、集団として成長してほしいという理念が現れているからでしょう。
そしてこれとは別に、特有の教育方法・方針を取っています。

3つの区切り

海城中学・高校は6年間を3つの期間で区切っています。

Ⅰ期は中学1・2年に当たる期間です。
この時期は、学習習慣の定着化を図り、生徒自らが能動的に学ぶ姿勢を身につけさせます。

Ⅱ期は中学3年・高校1年に当たる期間です。
この時期は基礎学力の確立を目標とし、のちの発展的内容にスムーズに移行できるような学力を育みます。

Ⅲ期は高校2・3年に当たる期間です。
この時期は進路に応じて文系・理系に分かれ、受験にも対応できる幅広い知識の習得を目指します。

ここで重要なのは、受験に対応するための学習ではなく、受験にも対応できる学力をつけるという姿勢です。
受験にとらわれない自由な勉強に取り組むことができるというのが、このプログラムの特徴と言えます。

幅広い学習

上記の方針に則り、海城中学・高校では、聞くだけの座学にとどまらないカリキュラムに沿っています。
例えば中学時には、芸術鑑賞、授業内のディスカッション、プレゼンテーションの機会を設けています。
他にも、社会科で中3時に卒論を書かせたりと、受験と受験後どちらにも有効な学習を実践したりもしています。

グローバル教育

海城中学・高校では、グローバルな人材育成を目標の一つとしています。
具体的には、「アメリカ研修」「イギリス研修」「イングリッシュキャンプ」などです。

「アメリカ研修」「イギリス研修」はそれぞれ中3と高1、2年時に実施されます。
主にそれぞれの国にホームステイしながら英語を学んでいくというプログラムです。

「イングリッシュキャンプ」は中学2年時に実施されます。
3泊4日、国内でネイティブの先生による授業を行う語学研修です。

進学

都内有数の進学校であり、学内でもほとんどの人が4年生大学、特に国立大学への進学を目指しているようです。

実績については、令和3年度のものだと

東大47人、京大15人。一橋13、東工大14人、国立医学部45人、早稲田150人、慶應112人

と多くの難関大への合格実績を持ちます。

学校生活

部活動

運動部20個、文化部24個、同窓会４個の合計48個があります。
どの部活も活発であり、いくつかの部活には個別ホームページが作られていました。
とくに文化部は、大会での実績も多く残しています。
2021年の実績だと、地学部が日本地球惑星科学連合大会で優秀賞していたり、将棋部が全国高校将棋選手権の東京都大会団体戦で優勝ということがHPに書かれていました。

イベント

海城中学・高校では数多くのイベントが催されます。
文化祭に当たる「海城祭」には、二日間で毎年2万人もの来場者があるそうです。
体育祭は中学時のみ行うようですが、高校時にもその代わりの球技大会が開催されます。
他にも宿泊研修やかるた大会など、中高6年間で様々なイベントにあふれています。

評判

ネット上でのレビューを見る限りで多く見られた意見は「勉強をするにはうってつけの学校」というものでした。
他にも文武両道を感じられるといった意見、自由な校風といった意見など、おおむね好評です。
立地については、山手線沿線、しかも駅から近いためアクセスが良いという意見がある一方、新宿区ということもあり周囲の治安を心配する声も見られました。

アクセス

JR山手線新大久保駅より　徒歩5分
地下鉄副都心線　西早稲田駅（３番出口）より　徒歩8分
JR中央総武線大久保駅より　徒歩10分
JR山手線　地下鉄東西線　高田馬場駅より　徒歩12分
地下鉄副都心線　大江戸線　東新宿駅より　徒歩12分

合わせて読みたい

私立海城中学・高等学校の英語／数学について

なお、個別指導塾WAYSの定期テスト対策指導では、海城中学・高校の教材やテストに合わせた対策も行っています。
実際にテストの点数を跳ね上げた実績をいくつか紹介していますので、併せて参照してみてください。

定期テスト対策指導

海城中学に通う生徒の成績アップ紹介

海城中学校３年生～春休みでの苦手の総復習と先取り学習で成績アップ！
海城中学３年生―テストへ向けての学習習慣の確立で成績アップ！

投稿者プロフィール

中高一貫校専門個別指導塾WAYS 編集部: 中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。