勉強の仕方がわからないと感じたら?おすすめの勉強法4ステップ
成績が取れず、周りから「勉強しろ」と言われる毎日。
しかし、勉強と言っても、どうやって勉強すればいいかがわからない。
「とりあえず教科書を読めばいいの?」
「ワークをやったけど、成績が伸びない!」
という人も、中にはいるでしょう。
今回は、勉強の仕方がわからない人のための、勉強法のやり方を紹介します。
このページの目次
やってはいけない勉強法
勉強のやり方を紹介する前に、「これだけはやってはいけない勉強法」の説明が必要です。
勉強法に迷っているという人は、やってはいけない勉強法を採ってしまっている危険性があります。
今の自分が当てはまっていないかを確認しましょう。
教科書やワークを1回しかやらない
勉強をする際、教科書やワークを見る・解く人はいるでしょう。
しかし中には、その作業を1回で終わらせているだけの人がいます。
一度見ただけで、教科書やワークの内容をずっと覚えられる人は多くはありません。
復習をしなければ、覚えた内容を忘れるおそれがあります。
ウォータールー大学の忘却曲線によると、学んだことを復習しなかった場合、一日で学んだことの50%〜80%が失われるそうです。(※)
(※参考:Curve of Forgetting | UNIVERSITY OF WATERLOO)
丸暗記しようとする
重要な用語や解き方をすべて丸暗記しようとしている場合、成績が伸びにくくなります。
丸暗記だと、暗記した問題と同じものしか解けなくなります。
解き方を理解していないと、発展問題や応用問題などの初見問題に対処できなくなります。
こういった問題は、定期テストや入試で出題されるため、解けるようにしておくべきです。
勉強法に拘り続ける
勉強法をより良くしていこうと考え、結果的にそれを探すこと自体が目的化している人もいるでしょう。
勉強法は重要ですが、実行に移せないと意味がありません。
勉強法に拘ると陥りがちなことの一つに、「様々な参考書に手を出す」というものが挙げられます。
「より良い参考書を…」と考えていると、今持っている教材をやり切らずに参考書を買い続けるという連鎖が起こるでしょう。
複数の参考書に手を出すと、一冊もやり切れず、中途半端になります。
おすすめの勉強の仕方
やってはいけない勉強法を確認したところで、次に勉強法のやり方を紹介します。
ただ、今回紹介する方法は、万人に共通しておすすめできるわけではありません。
理想的なのは、各人にあった勉強法の発見・確立です。
あくまで一般的におすすめの方法ですので、参考程度に留めてください。
Step1:目標を決める
とくにやることが定まっていない場合、まずは目標を立てましょう。
目標を立てることで、勉強をする理由、すなわち勉強のモチベーションを上げられます。
目標と聞くと、「○○大学合格」や「株式会社○○入社」のような先の目標を想像してしまいがちです。
しかし、そのような長期的な目標よりも短期的な目標の方が、効果を発揮できるでしょう。
短期的な目標とは、「一日〇時間勉強する」や「○日までに教科書を終わらせる」のような目標のことです。
このような短期の目標は、目標の達成と新たな目標の設定を短いサイクルで繰り返すため、常に新鮮な気持ちで勉強できます。
また、短期間で達成できる目標を立てることで、勉強法への過度な拘りを防ぎ、すぐに行動に移すよう駆り立てることも可能でしょう。
Step2:教科書やワークを反復
目標を立てられたら、机に向かって目標を遂行してきます。
教科書やワークを中心にして勉強しましょう。
上記で説明した通り、一回やっただけでは、教科書やワークの知識を継続させることはできません。
定期的な復習によって、習得した知識を思い出す必要があります。
復習をしやすくするため、わからなかった部分にはチェックをつけます。
チェックが複数ある箇所を重点的にすることで、効率的な苦手対策が可能です。
チェックがつかなくなるまで、何度も反復しましょう。
Step3:勉強法を確定させる
上記の作業を繰り返していくと、ある程度自分の勉強法が確立してきます。
この勉強法を、できるだけ長期間継続させましょう。
ここで勉強法を変えようとすると、また初めから勉強法を確立させなければなりません。
それを新しく考えるよりも、既に確定させた勉強法に則った方が、より多くの時間勉強できます。
もちろん、今までの状況を鑑みて、目標は変更しても良いでしょう。
今まで「1日3時間勉強する」を目標にしていたけれど、余裕がありそうだから「1日5時間」に増やす、という具合です。
Step4:勉強習慣を確立する
目標を立てて勉強を始めてみたものの、なかなか持続しない、ということもあるかもしれません。
その場合は、サボり癖がついているおそれがあります。
サボり癖は、勉強せざるを得ない環境に身を置くことで矯正が可能です。
そこで、勉強する場所を変えてみましょう。
図書館や学校の自習室など、誘惑が少ない環境であれば、勉強の習慣を新しくつけられます。
ただ、自分ではなかなか勉強習慣を保てない人は、塾という選択肢が考えられます。
勉強をサボる放課後や休日を、塾での指導を受ける時間にできるからです。
サボり癖がある人は、集団塾よりも個別塾の方がおすすめです。
個別塾では、一人一人のペースに合わせた指導が行われます。
そのため、今まで勉強する習慣がなかった人でも、無理なく勉強を始められます。
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まとめ
今回は勉強の仕方がわからない人向けに、勉強法の一例を示しました。
まずは、やってはいけない勉強法として
- 教科書やワークを1回しかやらない
- 丸暗記しようとする
- 勉強法に拘り続ける
の3つを示しました。
これらを避けつつ、自分に合った勉強法を模索していくことが重要です。
勉強法の一例として
- Step1:目標を決める
- Step2:教科書やワークを反復
- Step3:勉強法を確定させる
- Step4:勉強習慣を確立させる
の4ステップを示しました。
もちろん、これらは一例であり、必ずしもこれに沿って勉強を進める必要はありません。
参考にしつつも、自分だけの勉強法を見つけてください。
投稿者プロフィール
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中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
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低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。