中学生・高校生におすすめの勉強場所は?自宅以外の勉強場所を無料・有料別に紹介!
勉強する際には、集中力が必要です。
しかし、「自室やリビングには誘惑が多くて集中できない!」という人もいるでしょう。
勉強と聞くと自分の家で黙々とする光景をイメージしがちですが、勉強に適している場所は自宅以外に数多く存在します。
今回、自宅以外で勉強したい人のために、おすすめの勉強場所を紹介します。
このページの目次
勉強場所選びの基準
おすすめの勉強場所選びの基準には、「机の有無」「周りの音」「リラックスできる環境」などがあります。
まず、「机の有無」は教材選びに影響する基準です。
たとえば、広い机がある場所では問題集やノートに書き込むスペースを取れますが、椅子だけしかない場所ではスペースを十分に取れないため、問題集やノートへの書き込みに向いていません。
机の有無によって勉強の内容が制限されるため、勉強場所選びの際に考慮が必要です。
次に、「周りの音」は、集中力に影響します。
周りの音が無い方が集中できる人もいれば、逆の人もいます。
効率的に勉強を進めるためには、自分に合った環境を選択して集中力を高める方が良いでしょう。
最後に、「リラックスできる環境」は、ストレスに影響する基準です。
勉強(学業)はストレスの原因になり得るとされています。※1
ストレスがかかる環境では長時間勉強するのが難しくなりますが、リラックスできる環境であれば勉強中に感じるストレスを減らせるでしょう。
逆に、本番に近いコンディションを想定して勉強したい人には、リラックスできる勉強場所をおすすめできません。
自宅以外の勉強場所を探している人は、3つの基準をもとに自分に合った勉強場所を探してみましょう。
※1 群馬大学教育学部紀要.人文・社会科学編 第 56巻 279―298頁 2007.高校生の心理的ストレス過程に関する研究:Ⅱ.心理社会的ストレッサーの分析
おすすめの勉強場所 無料編
自宅以外の勉強場所を探す際には、金銭面を考える必要があります。
勉強場所にお金をかけたくない人には,以下のような場所がおすすめです。
- 図書館や公民館
- 公園
- 学校
図書館や公民館
図書館や公民館などの公共施設は、一部を除いて、利用料が無料です。
机が設置されている場所も多く、勉強の内容を制限されません。
また、様々な人が利用するため、常に人の目があり、適度な緊張感を維持できるでしょう。
そのため、公共施設は緊張感を持ちながら問題演習に取り組みたい人におすすめです。
公共施設の中でも、図書館はとくにおすすめの勉強場所です。
原則会話を制限されているため、静かな環境で勉強したい人に向いています。
さらに、図書館の蔵書を利用すれば、調べものが可能です。
公園
公園は、勉強場所として利用できます。
屋外にあり、様々な人が利用する公園は、人数を気にせず利用できます。
天候に左右されるデメリットはありますが、自然に包まれた環境で勉強ができるのは屋外だけのメリットです。
そのため、公園は友達と一緒に開放的な空間で勉強したい人におすすめの勉強場所です。
ただし、机として利用できるテーブルが設置されていない公園も多いため、事前にテーブルの有無を把握しておきましょう。
学校
学校の施設の中でも、空き教室や自習室、図書館は勉強に適しています。
静かな環境で勉強したい人には、公共施設同様、図書館や自習室がおすすめです。
一方、賑やかな環境で勉強したい人には、部活動の声や廊下の物音が聞こえてくる空き教室がおすすめです。
集中しやすい環境や勉強する人数を考慮して、適している勉強場所を選びましょう。
なお、試験が教室で行われることを考えれば、学校の施設は本番に近い環境と言えます。
他の生徒や先生の目があるため、勉強に対する緊張感を保ちやすい環境です。
そのため、学校は本番に近い環境で集中して勉強したい人におすすめです。
おすすめの勉強場所 有料編
有料の環境を含めれば、勉強場所の選択肢は広がります。
勉強場所にお金をかけられる人には、以下のような場所がおすすめです。
- 自習室
- 飲食店
- カラオケ
- 電車
自習室
自習室には、学習塾などの教育機関に通っている人が利用できるものと、誰でも利用できるものがあります。
教育機関が用意している自習室は、在籍している生徒の勉強のために作られています。
塾講師が常駐しているため、わからないところをすぐに質問できる点がメリットです。
誰でも利用できる自習室には、レンタルの自習室があります。
防音で作られている自習室やブースに分かれている自習室を利用すれば、周囲の雑音が少ない環境を用意できるため、一人で集中して勉強したい人におすすめです。
さらに、自習室には、意欲的に勉強に取り組んでいる人が集まります。
他の人の勉強する姿を意識すれば、競争心が刺激されるでしょう。
そのため、自習室はライバルがいる環境で勉強したい人におすすめです。
飲食店
スターバックスをはじめとする一部の飲食店では、勉強目的の滞在が許可されています。
一人で集中して勉強したい人にはカフェがおすすめです。
団体客が少ない1人席や2人席が中心のカフェであれば、団体客の来店頻度が少なく、集中して勉強できるでしょう。
一方、複数人で勉強したい人にはファミリーレストランがおすすめです。
飲食のために用意されている机や椅子は、複数人での勉強に対応できる大きさです。
図書館などの公共施設に比べて会話を制限されることがないため、友達と相談しながら勉強するのに適しています。
ただし、一部の飲食店では、勉強目的の滞在が禁止されています。
自宅や学校近くの飲食店で勉強する際には、事前に勉強目的の滞在が可能か確認しておきましょう。
カラオケ
カラオケは勉強場所として利用できます。
大きな机が設置された個室を選択すれば、教科書やノート、問題集を広げられます。
外部の音をシャットアウトする作りになっているため、静かな環境で勉強したい人に適した環境です。
また、無料のドリンクバーを利用できる点は、リラックスして勉強したい人に嬉しいポイントでしょう。
カラオケは、静かな環境でリラックスして勉強したい人におすすめです。
ただし、自習室や飲食店に比べて利用料金が割高な傾向があるため、安価な勉強場所を探している人にはおすすめできない勉強場所です。
電車
電車の車内は、勉強場所として利用できます。
定期的にドアの開閉が行われる車内は空気が循環しているため、図書館や自習室などのこもった環境に抵抗を感じる人におすすめできます。
さらに、公園同様に景色を眺めて気分転換できる点は、電車の魅力です。
ただし、多くの電車には机が設置されておらず、問題演習や書き取りに不向きなため、勉強内容が制限されます。
そのため、電車は開放的な環境で教科書や問題集を読みたい人におすすめです。
まとめ
今回紹介した勉強場所選びの基準やおすすめの勉強場所は、あくまでも一例です。
中学生・高校生におすすめできる勉強場所は用途や目的によって異なるため、勉強場所を探す前に自分なりの基準を決めておきましょう。
なお、勉強がマンネリ気味だと感じている人は、新たな勉強場所探しの参考にしてください。
投稿者プロフィール
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