【学生向け】ケアレスミスがなおらない人必見!原因と対策法を紹介 前編
ケアレスミスで点数が取れないとお悩みのお子さんや「ケアレスミスしちゃったけど、まぁ仕方ないよね」とあまりお悩みでないお子さんもいらっしゃるかと思います。
ケアレスミスを放っておくと大変なことにつながる可能性もあるでしょう。
今回は、ケアレスミスについて2回に分けてご紹介いたします。
ケアレスミスは悪くない?
ケアレスミスについてどのようにお考えでしょうか。
「本質は分かっているのだから大したミスじゃない」
「いや、むしろ殆ど正解のようなものだ」
「なんでケアレスミスくらいで減点をされなくちゃいけないんだ」
このように「ケアレスミスなんか悪くない!これはミスのうちに入らない!」とお考えのお子さんは意外と多いものです。
しかし、そのように考えているようではケアレスミスを繰り返すことになります。
「ケアレスミスを無くさなければ!」と思わなければ、ミスは減らすことができません。
本当に悪くないのか
3+2=6などと足し算と掛け算を間違えたり、3がいつの間にやら5に変わっていたりするのは意識すれば防げるミスです。
全く手も足も出ない問題で不正解になってしまうのは「実力不足なのでこれから頑張って勉強していきましょう!」と言えます。
しかし、本来正解できるはずの問題をケアレスミスで間違えてしまうことは「単なる怠慢」と言わざるを得ません。
ケアレスミスは自分の意識一つで改善されるものなので、可及的速やかに改善してしまいましょう。
よくあるケアレスミスの種類
まず、自分がするケアレスミスの種類を把握しましょう。
兵法で有名な孫子の言葉に次の言葉があります。
「知彼知己、百戰不殆。不知彼而知己、一勝一負。不知彼不知己、毎戰必殆。」
これは「彼を知り己を知れば百戦殆うからず。彼を知らずして己を知るは一勝一負す。彼を知らず己を知らざれば戦う毎に殆うし。」
分かりやすく勉強に置き換えてみると、問題(彼)の解法を理解し実際に解いて、ケアレスミス(己)を無くせば百戦危うからず、ということにまります。
問題を解かず、ケアレスミスについても対処しない人は戦うごとに危ういのです。
まず己を知りましょう。
それだけで一勝一敗になるそうです。
また、よくあるケアレスミスは以下のの4パターンが考えられます。
【よくあるケアレスミスの例】
- 問題の条件などを間違える
- 暗記ミス
- 計算ミス
- 写しミス
時折「あ、全部に当てはまる」という圧倒的ケアレスミス力を持っている人が現れますが、大抵、人によってケアレスミスのパターンは決まっています。
あとはパターンに応じてどのようにケアレスミスを減らす為に対応するか、ということになります。
①:問題の条件などを間違える
問題文には「正の整数」と書いてあるのに、分数や負の整数を答えに書いてしまう。
これはもう単純に「条件に線を引いて、途中式の段階でも常に条件を意識する」ということにつきます。
「そんなの実際に問題を解いていたら忘れちゃうよ」なんて言い訳せず、
「自分はよく問題の条件を忘れるから、意識して忘れなければ高得点が取れるんだ!」
と前向きに考えて、ミスを克服して下さい。
一方で、そもそも、問題の条件とか読み取れないんだという人は、読解力不足です。
国語(現代文)の点数が低い可能性が高いので、本などを読めるように頑張ってください。
意識して問題文を読むだけでもだいぶ改善することが可能です。
勉強はひとつひとつ積み重ねることが重要になるので、早いうちに改善していきましょう!
②:暗記ミス
暗記で間違ったものを覚えてしまう人は、自分が暗記でどう間違えたかを全く意識していない人です。
『table』を『tavru』と間違えてしまう場合は、単にテーブルを覚えるではなく
「自分はtableをtavruと間違えた。bとvとかrとlの区別を付けないとな」
と一つ意識レベルを上げて下さい。
何かを覚える作業は五感を多く使い、複雑な作業過程も伴う方が記憶の定着がしやすいとも言われています。
普通の暗記作業で、正しく覚えられない人は、
- 声に出して読みながら書く
- 書いた単語を使って具体的な文章を作る
など今までと違う方法で暗記をしてみて下さい。
単純作業化してしまうことや、覚えられない方法を繰り返していては、永遠に効果は得られません。
しっかりと覚えられる方法を実践していきましょう。
まとめ
ケアレスミスは意識1つで改善することが可能です。
問題文の条件の確認や暗記間違いを意識しながら学習することで、学習効率は跳ね上がります。
従来の方法で暗記できないなら、違う方法を試して確実に知識を定着させましょう。
次回は計算ミスと写し間違いについてご紹介します。
「【学生必見】ケアレスミスの原因となくす4つの方法 後編」
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中高一貫校専門 個別指導塾WAYS 編集部

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