物理や化学の勉強の際に注意すべきこと
当塾は英語と数学をメインに指導しておりますが、場合によっては他科目の指導を行う場合もあります。
暗記科目に関しては、指導をするというよりは、計画を立てたり、覚えたことのチェックをすることが重要になりますが、物理や化学は単純な暗記科目とは異なるので、どのように勉強すればいいのか分からなくなるケースが多いようです。
そこで今回は物理や化学を勉強する際に注意事項について簡単にまとめたいと思います。
用語の意味を押さえる。
まず、用語の意味を押さえましょう。
例えば力学で言うところの力とは何か、化学用語のmolとは何かなどです。
特に日常よく使う単語-力、エネルギーなど-は何となく使っている人が多いと思いますが、物理や化学は学問なので、その学術用語にはきちんと意味があります。
力の定義は何か、エネルギーの定義は何かをきちんと押さえておきましょう。化学用語も同様です。「何molか求めよ」という問題があったとして、molの定義が分からないではお話になりません。よく分からない用語が出てきたらきちんと調べる、質問するということをしておけば、問題を解く際も何を求めるのかが分かるようになります。
とりあえずmolとmol/lの違いも日本語の文章で他人に分かるように説明できれば十分です。逆に言えば、この違いが説明できない場合は、molの定義やリットルの定義の理解が曖昧ということです。初出の問題や応用問題などはまず間違いなく解けないでしょう。
用語同士の関連性を押さえる。
例えば、「速度と加速度はどのような関係にあるか。」「圧力と気体の体積とモル数と温度にはどのような関係があるか」などを押さえておきましょう。
数式で書かれる場合もありますが、その数式がどのような意味かが分かっていないと、初出の問題が解けなくなります。
F=maの意味は何か、などです。これは質量mの物体に力F(原因)を加えるとその方向に必ず加速度a(結果)が生じるという意味があります。つまり因果関係を表す式と捉えることが出来ます。このような理解をきちんとしていれば、「物体に力がかかっていて、打ち消す力が無いのに、加速度が生じない」というような凡ミスはなくなります。
式は用語同士の関連性を記述しますが、関連性の意味を理解しないで丸暗記してしまうと、どの式をどのように使えば良いのか分からなくなります。
注意しましょう。
単位のチェック
速度の単位を覚えていますか?速度の定義は「単位時間あたりに対する距離の変化量」です。そのため、時間を秒、距離をメートルで表す場合、[m/s]という単位(次元と呼ぶ場合もあります)となります。
つまり、速度を求めろという問題で、自分が計算しているものの単位を確認した際に[m/s]となっていなければ、その答えは100%間違いだということがわかります。
この程度の確認で、答えが間違っているかの簡単なチェックが可能です。やっておきましょう。
まとめ
今回書いたことは基本です。これをやったら点数が伸びるというより、これが最小限という感じです。問題演習のやり方や公式を覚えるか導くかなどのことについてはまた別の機会に書かせて頂きます。
続きはこちら
投稿者プロフィール
-
中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。
最新の投稿
内部進学2024年10月20日【関西大学第一中学・高校の保護者の方必見】内部進学の実態や進学実績を解説 - 一貫教育コンパス2024年10月19日“正解”がないからこそ!保護者へのアンケートから分かる、 中高一貫校生の夏休みを有意義に過ごす方法
- 一貫教育コンパス2024年10月19日中高一貫校出身の海外留学経験者による匿名座談会!~私の留学はこうでした~
学校紹介2024年10月19日【森村学園中等部・高等部の保護者の方必見】定期テストの傾向や内部進学について解説