家ではどんな勉強をすればいいの?家と塾での勉強の分け方
こんにちは。
長かった夏休みも終わり、新学期が始まりました。
皆さんはどのような夏休みを送ったでしょうか?
有意義だった人も、そうでなかった人も夏休み気分を脱却し、今後の学習に意欲的に取り組んでいきましょう。
最近、生徒や保護者の方々から「家で何を勉強すればいいのか」と質問を受けることがあります。
そこで今回は、家庭学習について書いていこうと思います。
中高一貫校の場合は普段から宿題や課題が出されるので宿題をやることは当然なのですが、宿題以外にもどのようなことをやれば効果的なのか、ということを紹介したいと思います。
家庭学習と塾(WAYS)での学習の違い
まず、家庭学習と塾(WAYS)での学習はどのようなところが違うのでしょうか。
塾での勉強は管理されているので家庭学習に比べ充実していますが、家庭学習にもメリットはあります。
家庭学習のメリット・デメリットと塾での学習の特長について挙げてみます。
家庭学習の場合のメリット
一人で集中して勉強できるため、しっかり取り組めば密度の濃い学習が出来る。
一人で勉強する為、自力で解こうと考えたり、解説を理解しようと考える習慣がつく。
自分のペースで学習を進められる。
デメリット
一人で集中して勉強できるため、しっかり取り組めば密度の濃い学習が出来るが、
だらだらしてしまう可能性も高い。
一人で勉強する為、自力で解こうと考えたり、解説を理解しようと頭を使う反面、
理解できないものを放置したまま進んでしまったり、諦めて勉強する気さえ失ってしまう可能性がある。
自分のペースで学習を進められるが、
ペース配分が出来ないと期限に間に合わず、テストに準備不足で臨んでしまう危険性がある。
塾(WAYS)での学習の場合
周りが勉強している環境で勉強に取り組むので、自分も勉強しなければならない状況になり、集中して取り組むことができる。
理解できない問題や解説があるときに、質問をすることで疑問点を解消して理解できる。
学習状況が管理されているので、その時点での学習状況をもとに学習のペースや計画を立てることが出来る。
解き直しをすることで、本当に問題が自力で解けるようになったのかを確認することが出来る。
家庭学習でやるべきこと
では、上記の特性を踏まえたうえで家庭学習でやるべきことはどのようなことでしょうか。
まず、宿題を終えたことを前提として、塾で進めた問題の中で出来なかった問題について復習するのは効果的です。
これは、授業の翌日にやると、さらに大きな効果が期待できます。
また、家庭学習と塾での学習で最も違うところは
質問が出来る
ということです。
そのため、教科書本文の写しや暗記などの質問が出ないものは家庭学習でやるべきです。
あと、2周目や3周目などに取り掛かる問題集は質問が減っているはずなので、家庭学習である程度進めてもらえると効率がいいです。
そして、家庭学習の中で疑問点が出たら、その部分に印をつけておいて塾で質問をしましょう。
上記以外にも、教科書本文の和訳は塾でやってもいいのですが、単語の意味調べなどの時間がもったいないので家庭学習でやって、単語などを調べても上手く訳せなかった部分のみ塾で質問するとより効率の良い勉強ができます。
まとめ
家だとなかなか集中出来なくて勉強が捗らない人は特に塾での勉強が重要になります。
しかし、その塾での勉強時間に、自分一人で出来ることをやってもあまり意味がありません。
成績は出来ないものを出来るようにして上がっていきます。
つまり、
出来ない問題の原因を発見し解決していき、問題を解けるようになることで初めて効果が現れて成績は上がります。
そのためには塾では出来る限り問題を解くべきです。
そして、家庭学習でやるべきものは家でやる。
そのように、場所に応じてふさわしい勉強を行う。
それを意識して実践することで今まで以上に学習効果を高めることが出来るはずです。
投稿者プロフィール
-
個別指導塾WAYS 立川教室 室長
学習塾で5教科幅広く指導した経験をいかし、各科目において効率的かつ効果的な勉強法を伝えて最短で結果を出るように生徒たちを導く。「継続は力なり」を信条に、正しい努力を続けていくことで成績が上がることを多くの中高一貫校生に実感させている。
最新の投稿
- 成績アップ実績2022年5月30日立川中等教育学校2年生ー効率の良い勉強法を身につけて成績アップ!
- 成績アップ実績2019年2月26日立教新座中学校2年生―余裕を持ってテストに臨めるようになって成績アップ!
- 成績アップ実績2019年2月15日成城高校1年生―勉強習慣を身につけ、勉強と部活動の両立で成績アップ!
- 成績アップ実績2018年8月10日立教新座中学校2年生―計画的に問題集に取り組んで成績アップ!