現代文の定期テスト対策はやっても意味がない?受験に役立つ勉強法をご紹介
「子どもが現代文の定期テスト対策を何もしていない」
「現代文の定期テストは意味ないのでは?」
現代文の定期テストは、受験や模試のように初見の問題を解くわけではありません。
そのため、あまり意味ないのでは?と感じるお子さんがいるようです。
たしかに現代文の定期テストは、受験や模試とは異なります。
しかし、だからといって対策の必要がないわけではありません。
この記事では、現代文の定期テストが意味ないといわれる理由や、テストを受ける意味、受験にも役立つ勉強法をご紹介します。
現代文の定期テスト対策をしないお子さんに、少しでも勉強してほしいとお考えの方は参考にしてください。
このページの目次
現代文の定期テスト対策は「やっても意味ない」といわれる理由
現代文の定期テストは「やっても意味ない」といわれがちです。
誰でも、意味のない勉強をする気にはなれませんよね。
しかし、本当に意味がないのでしょうか?
「意味ない」といわれてしまう理由から、考えてみましょう。
暗記さえすれば高得点が狙える
定期テストでは、基本的に学校の授業で習った箇所から出題されます。
そのためノートを見返したり、教科書ワークを解いたりしたうえで、内容を暗記すればある程度得点できます。
つまり定期テストの現代文は、地理や歴史のように「暗記科目」なのです。
本来現代文というものは、読解力や論理的思考力などが求められるものです。
しかし、定期テストで求められるものは読解力や論理的思考力ではないため、「意味がない」といわれてしまいます。
高校受験・大学受験に役立たない
暗記力が求められる現代文の定期テストやそのための勉強は、高校受験や大学受験のように国語本来の力が求められる試験には役立ちません。
受験では初見の問題を解く必要があります。
定期テストで出るような内容を暗記しても、漢字や語彙などを除きほとんど意味がないのです。
では、なぜ現代文の定期テストが必要なのでしょうか?
現代文の定期テストは対策するべき?
定期テストは、授業で学んだ内容がしっかり身に付いているか理解度を確認するためのものです。
また、成績に反映するため必要で、その結果は高校受験の内申点や学校推薦型選抜や総合型選抜で大学受験をする際に活用されます。
つまり定期テストは、国語本来の読解力や思考力を見るためのテストではないのです。
他にも定期テスト対策は、勉強の習慣化を目指す意味でも有効です。
さらに漢字や語彙力は受験の基礎となるため、身につけておいて損はありません。
実力テストや模試で初見の現代文の問題を解くのが苦手な人もいるでしょう。
そのような人でも、定期テストは、対策さえすれば誰でも高得点のチャンスがあります。
内申点が気になる中学生や一般選抜以外の受験を狙いたい高校生はとくに、しっかり対策して臨みましょう。
受験にも役立つ現代文の定期テスト対策法
現代文の勉強方法がよく分からず、定期テスト対策をしていない人もいるのではないでしょうか?
定期テストでは、教科書の読み直しやノートの確認、教科書ワークを解くことが基本的な勉強法です。
定期テストと高校受験・大学受験の勉強法は異なる点もありますが、共通している部分も多くあります。
ここでは、受験にも役立つ現代文の定期テスト対策法をご紹介します。
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漢字・言葉の意味を覚える
テスト範囲の漢字をチェックしましょう。
新しく習った漢字だけでなく、文章を一通り読んでみて書いたり読んだりできない漢字も同時に覚えておきます。
また、言葉の意味が人に説明できるくらいはっきりと理解できているかもチェックしましょう。
語彙力は、読解力アップに関連し、初見の問題を解く際に役立ちます。
漢字や語彙を身につけておくことで、受験勉強を始めた際に基礎固めをする時間が大幅に短縮されます。
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接続詞を確認する
「接続詞」が、どこにどのような意味合いで書かれているか確認しましょう。
「接続詞」とは、「だから」「しかし」「要するに」「さて」といった、文章と文章をつなげるための言葉です。
前後の文章がどのようなつながりがあるかを教えてくれるもので、定期テストや受験でも穴埋め問題として出題されることがあります。
接続詞にはいくつか種類があります。
【接続詞の種類】
順接 | ・だから ・したがって など |
---|---|
逆接 | ・だが ・ですが ・だからといって ・しかし など |
要約 | ・つまり ・要するに など |
転換 | ・さて ・ところで など |
対比 | ・もしくは ・または など |
並立 | ・また ・それから など |
接続詞の意味を覚えることで、次の文章の展開がどうなるかが予測でき、スムーズに内容を理解できるようになります。
指示語が何を指しているか確認する
接続詞同様に重要なのが「これ」「それ」「あの」といった「指示語(こそあど言葉)」です。
指示語が何を指しているのか問う問題も頻繁に出題されます。
指示内容は、基本的に指示語よりも前にあることがほとんどです。
出題範囲の指示語がそれぞれどこを指しているのか確認しておきましょう。
授業でも取り上げられた箇所があるかもしれません。
授業で習った箇所はとくに出題されやすいため、ノートを確認して覚えておきましょう。
出題箇所の筆者や出典を確認する
さらに時間があれば出題箇所の筆者や出典を確認し、背景知識を身に付けておきましょう。
教科書の出典が一部を切り取ったものであれば、元の出典を探して読んでみると、筆者が意図していたことが理解しやすくなります。
また、筆者のほかの出典に目を通すことで、考え方も理解しやすくなるでしょう。
近年、大学入試では同じ筆者の作品が出題されやすい傾向があり、大学受験対策の練習にもなります。
受験勉強の際は、第一志望の大学や併願校の過去問に出てきた出典や筆者のほかの作品に目を通しておくことで、入試に役立つ可能性があるでしょう。
まとめ
現代文の定期テストは、暗記が中心です。
そのため、受験には役立たないと考える方も多いでしょう。
しかし、定期テスト対策も取り組み方によっては、受験にも役立てることが可能です。
定期テストの成績は、内申点や推薦入試などにも関わってくるため「意味ない」と思わずに、積極的に取り組みましょう。
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