【物理編】大学受験対策用!基礎から学べるおすすめ問題集・参考書と勉強法
「物理」は、理科の中でも苦手意識をもつ人が多い科目です。
「大学受験科目でなければやりたくない」
と仕方なく勉強しようとしている人もいるのではないでしょうか?
物理は暗記科目ではなく、どちらかというと、必要な公式を当てはめて答えを導き出す数学寄りの科目です。
そこでこの記事では、大学受験用の物理の勉強法とおすすめの参考書・問題集をご紹介します。
苦手科目ほど、努力すれば大幅な得点アップが見込めます。
ご紹介する勉強法と参考書で苦手意識を克服し、大学受験の得点源にしましょう。
このページの目次
【大学受験用】物理の勉強法
まずは物理の勉強法から確認しましょう。
物理は、力学・熱力学・波動・電磁気・原子の5つの分野で構成されています。
一つひとつ内容は、独立しています。
各分野を極めるために、次にご紹介する流れを分野ごとに行いましょう。
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公式を暗記する
最初に行うのは、基礎固めである「公式の暗記」です。
物理の問題にはある程度決まった解法パターンがあります。
公式と解法パターンさえ覚えていれば、物理に出てくるさまざまな現象を完璧に理解していなくてもある程度は解けます。
物理が苦手な人は、まずは公式を暗記しましょう。
しかし公式を覚えただけで、基本的な現象や法則を理解できていなければ、大学受験において高得点は狙えません。
そのため「ある程度」ではなく「しっかり」得点したい場合は、その公式に関する現象・法則も併せて理解しましょう。
基礎問題集から順に解く
暗記した公式を記憶に定着させるには、多くの問題を解くことが重要です。
数をこなすことで、解法のパターンも同時に記憶に定着していきます。
まずは基礎問題から取り組み、標準・応用と徐々にレベルアップしていきましょう。
解法を見ても理解できない問題があった場合は、基礎固め用の参考書で再度確認してください。
問題集は同程度のレベルであれば、何冊も購入する必要はありません。
まずは1冊を完璧にすることを目標にし、すべて解けるようになるまで2~3周取り組んでみましょう。
問題数の少ない問題集で、まだ十分理解できていないと感じた場合は、もう1冊同じレベルの問題集に取り組みます。
もう少し難易度の高い問題集も解けるようであれば、レベルアップしてかまいません。
【大学受験用】基礎固め用参考書・問題集
「物理は苦手。でも受験のために勉強しなければ」という方向けに、解説が分かりやすい参考書をご紹介します。
まずは基礎固め用の参考書です。
いきなり問題を解くのではなく、参考書から取り組みましょう。
宇宙一わかりやすい高校物理 力学・波動/電磁気・熱・原子(学研プラス)
物理は、一つひとつの用語が難しく、やる気が起きない人もいるのではないでしょうか?
「宇宙一わかりやすい高校物理」は、その難解な言葉を分かりやすい言葉で解説してくれる参考書です。
「力学・波動」「電磁気・熱・原子」の2冊があり、どちらもページ数の多さに驚くかもしれませんが、図やイラストが豊富に掲載されているため、読んでみるとそれほどボリュームがあるようには感じません。
見開きで、左ページが解説、右ページが図や絵を用いた図解となっています。
次にご紹介する参考書と比較し、自分と相性がよさそうな方を選びましょう。
ひとりで学べる秘伝の物理講義[力学・波動]/[電磁気・熱・原子](学研プラス)
高校物理を基礎中の基礎から学びたい人におすすめの講義系参考書が、学研プラスから出版されている「ひとりで学べる秘伝の物理講義」です。
「力学・波動」「電磁気・熱・原子」の2冊があり、どちらも500ページを超えるボリュームのある参考書です。
この参考書のポイントは、同じ内容を動画でも学べる点です。
参考書だけでは理解できないときに動画も併せて見ることで、理解度が高まります。
2冊の参考書を基にした「ひとりで学べる秘伝の物理問題集[力学・熱・波動・電磁気・原子]」も販売されており、基礎固め後に活用するのもおすすめです。
【大学受験用】アウトプット用参考書・問題集
基礎力が身に付いたら、次はそれをアウトプットして、知識を定着させる作業に移ります。
基礎問題集から順に取り組みましょう。
シグマ基本問題集 物理基礎/物理(文英堂)
物理の基礎問題集として活用してほしいのが「シグマ基本問題集 物理基礎」「シグマ基本問題集 物理」です。
基本問題と応用問題の2ステップで取り組めるようになっているため、まずは基本問題のみ解いてみましょう。
まだ理解が足りないと感じたら、基礎固め用の参考書に戻って、再度インプットの作業を行ってください。
それほど厚みのない問題集ですので、物理が苦手な人でも取り組みやすい問題集です。
物理[物理基礎・物理]入門問題精講(旺文社)
解説が丁寧で分かりやすいと評判の問題集が、旺文社の「物理[物理基礎・物理]入門問題精講」です。
「入門」とありますが、難易度としてはシグマ基本問題集と同じ基礎レベルの問題集と考えてよいでしょう。
共通テストのレベルにも近いため、国公立大学志望で二次試験では物理がない人にもおすすめです。
物理[物理基礎・物理]基礎問題精講(旺文社)
基礎問題集が終わった方に解いてほしいのが「物理[物理基礎・物理]基礎問題精講」です。
タイトルは「基礎問題」となっていますが実際は標準問題が掲載されています。
国公立大学の二次試験や私立大学の入試問題を意識した内容で、GMARCH・関関同立レベルの大学を目指す方にもおすすめです。
入門問題精講同様に解説が分かりやすく、物理は苦手という方にも理解しやすい内容です。
まとめ
物理は理科の科目の中でも数学的要素が強く、苦手意識をもつ人も多くいます。
しかし物理は、公式を覚え多くの問題をこなしつつ解法パターンを身につければ、物理現象を完全に理解していなくても、ある程度までは得点できます。
とはいえ、それだけでは大学受験で高得点を取ることはできません。
今回ご紹介した参考書や問題集に集中して取り組み、現象や法則も理解したうえで解答できるようにしましょう。
皆さんの中には、物理に対し、
「答えを見ても意味が分からない」
「問題が難しくてすぐに手が止まってしまう」
といった悩みを抱える人もいるでしょう。
そのような方は「中高一貫校専門個別指導塾WAYS」へご相談ください。
「WAYS」では、現状を詳しくヒアリングしたうえで学習カリキュラムを作成し、それに沿って勉強を進めていきます。
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