国公立の大学受験に逆転合格!戦略の立て方と勉強法


「国公立大学を目指しているのに、部活が忙しくて全然勉強していない」
「模試で志望校がE判定だった」

大学受験の勉強がスムーズに進まず、志望校合格が危ないといった悩みはありませんか?

このような状況に慌ててしまい、やみくもに勉強するのはかえってよくありません。
逆転合格するためには、戦略を立てることが重要です。

そこでこの記事では、国公立大学志望の人が大学受験で逆転合格するための戦略の立て方と勉強法をご紹介します。

国公立大学の合格を目指しているものの、合格できるか不安になっている方はぜひ参考にしてください。

国公立の大学受験で逆転合格はできる?

インターネットでは「偏差値40から国公立大学へ逆転合格」「わずか半年で難関国公立大に合格」といった記事を目にすることがあります。
記事内に書かれているのは、もともと難関高校に入学し基礎力が身についている人や、集中力があり短期間でも挽回できる人など、何かしら理由があるケースがほとんど。

誰でも簡単に逆転合格できるわけではありません。

とくに国公立大学は、ほとんどの大学で共通テスト5教科7科目(もしくは6教科7科目)の受験が必要です。
勉強しなければならない科目が多く、すべての科目を網羅するのは非常に時間がかかります。

勉強習慣がない人は、まず習慣づけるのが大切です。
集中力が長く続かない人は、環境を変えたり気が散るものを周囲からなくしたりして、集中力を身につけなければなりません。

逆転合格するためには、これまでコツコツ勉強してきた人を抜かすだけの努力と強い意志が必要です。

国公立の大学受験に逆転合格するための戦略

国公立の大学受験に逆転合格するためには戦略を立てることが重要です。
科目数が多くて、するべきことが無限にあるでしょう。
時間がないのであればやるべきことを厳選して、集中的に取り組む必要があります。

戦略の手順を確認してみましょう。

志望校の配点をチェックする

志望校の配点を確認しましょう。

共通テストと二次試験それぞれの科目の配点は均等か、比重の重い科目がないかどうかチェックするのがポイントです。
配点を細かくチェックすることで、どの科目を重点的に勉強すべきか分かります。

合格最低点を調べる

志望校の過去の合格最低点を確認しましょう。

大学側が公表していれば、各大学のホームページや赤本に掲載されているほか、インターネットで「○○大学 合格最低点」と検索すれば出てきます。

合格最低点は、共通テストや志望校の過去問を解く際の目安になります。

勉強する範囲を書き出す

本来やらなければならないことを書き出しましょう。

たとえば英語なら、以下の項目が挙げられます。
・英単語の暗記
・文法の暗記
・基礎問題集×2冊
・標準問題集×2冊

上記のように、すべての科目でできるだけ細かく書き出しましょう。
受験日まで日がない場合、何かを省く必要があります。

過去問を分析する

過去問の分析も重要です。

一度過去問を解いて、どのような問題が出題されているのか傾向を探りましょう。
毎年必ず出題されている分野があるのか、逆に出題されていない分野がないかチェックします。

時間がない場合は、よく出題されているジャンルだけ勉強するといった判断が必要かもしれません。

集中するべき科目を決める

いつから大学受験の勉強に集中して取り組むかにもよりますが、限られた時間で何にどれだけ取り組むかを決めることも必要です。

二次試験の科目に力を入れるべきなのか、むしろ弱点を克服すべきなのか、自分自身の現状の学力をふまえて伸びしろのある科目がどれかを見極めましょう。

判断が難しい場合は、学校の先生や塾の講師に相談するのも一手です。

国公立の大学受験に逆転合格する勉強法

具体的に、どのように勉強を進めていけばよいのでしょうか?

通常は、数学・英語といった簡単には成績が上がらない科目から手を付け、高校3年の夏頃までには基礎固めを終わらせます。その後、標準問題・応用問題・過去問へと順に進めていくのが理想です。

国公立大学の場合は、共通テスト対策と二次試験対策が必要なため、やるべきことは膨大です。
しかし時間がない場合は、これらをコンパクトにまとめて進めてみましょう。

基礎固めを万全にする

どの科目も、基礎固めは万全にしましょう。

共通テストでは、学校で学んだ知識を応用して解く問題が多く出題されます。

教科書を網羅するのがベストですが、分量が多く時間がかかります。
詳しくまとめられている基礎参考書を見つけて取り組むとよいでしょう。

問題集・過去問を解く

基礎固めを終えたら、問題集や過去問を解いていきましょう。

基礎→標準→応用と順に勉強していきますが、志望校の過去問を確認することで、どの程度の難易度まで取り組むべきか分かります。

問題集は多くに手を出すのではなく、1冊を3回程度は解くようにしましょう。
すべて理解できる状態になった時点で、次の問題集に取り組みます。

共通テストで失敗した場合でも国公立に逆転合格できる?

余程共通テストの結果が悪くなければ、二次試験の合格最低点が低い大学は、逆転合格のチャンスが残されています。

しかし、合格最低点が低いのは試験問題が難しいことでもあります。
二次試験の勉強をどのように進めていくかが、大きなポイントになるでしょう。

さらに試験の配点が、共通テストよりも二次試験に比重が置かれている大学に挑戦するのもチャンスです。

共通テストの得点によっては、河合塾の「共通テストリサーチ」や駿台・ベネッセの「データネット」などを使って受験できそうな大学を再検討し直すのも必要かもしれません。
二次試験で何割とれば志望校に合格できるのか確認してみましょう。

どの大学を目指すとしても、やらなければならないのは今すぐ勉強を始めることです。
気持ちを切り替えて対策を始めましょう。

まとめ

これまでほとんど勉強してこなかった人は、国公立の志望校への逆転合格を目指し、ご紹介した方法を実践してみてください。
逆転合格できるかどうかは、あなたがあきらめずに頑張れるかどうかにかかっています。
十分に戦略を立て、効率的に勉強を進めましょう。

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