大学受験に高校の成績は関係する?専門家が徹底解説!
「大学受験に高校の成績は関係する?」
このような疑問を抱いている方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
結論からいいますと、大小あるものの大学受験に高校の成績は関係します。
そのため、高校での成績アップを目指していきたいところです。
この記事では、塾生の成績を90日間で向上させた実績のある専門家が、大学入試のスタイルによって高校の成績がどれほど影響するのかご紹介します。
大学受験を成功させたい受験生の方や親御さんは、ぜひご一読ください。
このページの目次
【受験方法別】大学受験に高校の成績は関係する?
大学を受験するためには、調査書の提出が必要です。
調査書には、入学志願者の成績や出欠状況などが記載されています。
そのため、高校の成績が大学受験に関係するのか疑問を抱いている方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
まずは、大学の入試スタイルごとにどれほど高校の成績が関係するのか解説します。
本記事を読む前に、大学受験の方法を再確認したい方は以下の記事をご覧ください。
学校推薦型選抜
高校の成績が大きく関係するのは、学校推薦型選抜の場合です。
文部科学省が公表している資料によれば、学校推薦型選抜は「調査書を主な資料として評価・判定する」とされています。(※1)
また、学校推薦型選抜を導入している大学においては、一定の評定平均を満たさなければ受験資格を得られないケースが大半です。(※評定平均とは、高校1年生から3年生1学期までの成績の平均値のことです)
そのため、学校推薦型選抜で受験する場合は、高校の成績が重要だといえます。
学校推薦型選抜で大学受験に挑む受験生の方は、高校1年生から成績向上を目指すとよいでしょう。
総合型選抜
文部科学省の資料によれば、総合型選抜は「書類審査と時間をかけたていねいな面接等を組み合わせる」と記載されています。(※2)
そのため、総合型選抜の場合も少なからず高校の成績が合否に関係するといえるでしょう。
例えば、総合型選抜において高校の評定平均値を利用するとしている大学は191校(538校中)に及びます。
また、538校中260校が、高校の成績を出願条件や合否判定に利用するとしています。
つまり、総合型選抜においても高校の成績が関係するといえるのです。
総合型選抜で受験する場合も、高校1年生から成績を上げられるように努力しましょう。
引用元:高大接続改革 関係資料
「平成26年度大学入学者選抜におけるAO入試の実施状況について」
一般選抜
一般選抜の場合も、調査書の内容が関係します。
しかし、一般選抜の場合は、学校推薦型選抜よりも判定項目が多くあります。
例えば、学力検査・小論文・入学志願者本人が記載する資料などです。(※3)
そのため、高校の成績だけが重要視されるわけではないといえるでしょう。
また、青山学院大学の一般選抜の場合は、大半の学部において高校卒業相当の知識や技能を有していることを求めるとあります。
つまり、一般選抜では主に、大学入学共通テストの点数が合否を決定する判断材料になるのです。
全く関係ないわけではありませんが、他の入試スタイルと比べると一般選抜は、高校の成績が反映されにくいといえるでしょう。
(※1.2.3参考:大学入学者選抜関連基礎資料集)
大学受験を成功させるために高校の成績を上げる方法
大小ありますが、どの試験スタイルでも高校の成績が関係します。
そのため、高校の成績を上げておきたいところです。
ここからは、大学受験を成功させるために高校の成績を上げる方法をご紹介します。
勉強時間を確保する
高校の成績を上げるためには、勉強時間を確保するところから始めましょう。
学校の授業だけで成績が上がるとは考えにくいからです。
まずは、家で自己学習時間を作ることから始めてみてください。
成績の高い人ほど、授業以外の時間を有効活用しています。
また、人が集中できる時間は1~2時間程度ともいわれています。
そのため、最低でも1~2時間程度の勉強時間を確保しましょう。
あわせて、勉強スケジュールの立て方を把握したい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
授業内容を復習する
高校の成績を上げるためには、授業内容を復習することも重要です。
中学の授業と比較すると、高校の学習量は5~10倍増えるといわれています。
そのため、授業スピードが速くなり授業についていけなくなる方も少なくありません。
高校の成績を上げるためには、授業内容をマスターする必要があります。
マスターするためには、授業内容を復習することが大切です。
次の授業までに、今日学習した授業内容を復習し自分のものにしましょう。
問題集を活用する
問題集を活用し問題を解くことも、高校の成績を上げるうえで重要なポイントです。
教科書で復習するだけでは、どれほど授業内容が身に付いているか把握できません。
そのため、問題集を使って問題を解いてみましょう。
問題を解いてみると、授業内容をどこまで理解できているか明確になります。
また、現時点での学力がどの程度であるのかも把握できます。
成績を上げるためには、教科書を使った復習だけではなく問題集も活用するのがおすすめです。
問題集の選び方を把握したい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
中間・期末試験対策をする
中間・期末試験対策をするのも重要です。
大学受験では、高校1年生から3年生までの中間・期末試験の結果が重要視されます。
そのため、中間・期末試験の点数を上げるのも高校の成績を上げるのと同じくらい大切です。
また、中間・期末試験対策をすれば、自ずと成績向上も目指せます。
具体的には、授業内容を復習したり問題集で問題を解いたりするといった対策をするとよいでしょう。
ただし、学校の宿題が多く中間・期末試験対策がおろそかになってしまう場合は、家庭教師や塾などの力を借りるのもよいかもしれません。
あわせて、中間・期末試験対策のポイントを把握したい方は、以下の記事もご覧ください。
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まとめ
大学受験に高校の成績が関係するか否かについてご紹介しました。
大小ありますが、どの入試スタイルを選んでも高校の成績は関係します。
そのため、早い段階から成績を上げる工夫が必要です。
授業内容を復習したり問題集で問題を解いたりして、成績向上を目指しましょう。
また、高校の授業内容は中学の頃より難しくなります。
必要であれば、家庭教師や塾を検討するのもよいかもしれません。
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