大学受験の基礎固めはいつまでに終わらせる?科目別基礎固めの方法も伝授
大学受験の勉強でまず取り組むのが「基礎固め」です。
応用問題を解くためにも基礎力は欠かせないため、しっかり取り組む必要があります。
しかし、応用問題や過去問に進むためにも、基礎固めは早めに終わらせておきたいもの。
では、実際いつごろまでに終わらせればよいのでしょうか?
そこでこの記事では、大学受験の基礎固めはいつまでに終わらせればよいのかと、主要科目別の基礎固めの方法をご紹介します。
これから受験勉強を始めようと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
このページの目次
大学受験対策で基礎固めはいつまでにやるべき?ポイントは?
どんなに難易度の高い大学を目指していても、受験勉強は基礎固めから始まります。
「基礎」とは、すべての科目の土台となるもの。
基礎がしっかりしていなければその上に丈夫な家が建たないように、勉強の土台ができていなければどの科目も成績アップは見込めません。
難しい応用問題も、すべては基礎の積み重ねがあって初めて解けるものです。
基礎固めは、もちろん早めに終わらせるに越したことはありません。
その分ほかの勉強に多くの時間を費やせるからです。
あなたが高校1年生・2年生であれば、3年生に上がる前までに基礎固めを終わらせるとよいでしょう。
あなたが3年生であれば、遅くとも夏ごろまでには終わるように調整してください。
ただし、社会や理科といった、共通テストでしか受験しない科目は、数学・英語の基礎固めが終わった時点で開始すればよいでしょう。
英語・数学の基礎固めから始める
基礎固めは、まず英語と数学から始めましょう。
この2科目は範囲が広く、覚えなければならないことも膨大です。
早めに終わらせておかないと、焦って先に進もうとしてしまう恐れもあります。
そうなると、学力アップが難しくなってしまうため、何よりも先に済ませるのがベストです。
ほかの科目は、英語・数学の基礎固めが終わってから始めましょう。
苦手科目こそじっくり取り組む
苦手科目はどうしても後回しにしがちですが、苦手科目こそじっくり取り組みましょう。
なぜなら、得意科目に比べ、伸びしろがあるためです。
もともと7割取れている科目を8割にするよりも、3割しか取れていない科目を4割・5割にする方が労力的には少なく済みます。
足を引っ張らない程度に得点できればよいのか、もう少し頑張って得点源にすべきかは、受験の配点やほかの科目の仕上がりにもよりますが、なるべく苦手は克服するように努力しましょう。
授業の進み方によっては先取り学習をする
学校の授業の進み方によっては、先取り学習をするのがよいでしょう。
中高一貫校や進学校のように、早めに高校の単元が終わる学校であればよいですが、通常の高校は3年生の夏になってもまだ終わっていないことが珍しくありません。
しかし、そのままではその単元の勉強を進められなくなってしまいます。
難関大学を目指している人はとくに、独学で先取り学習をしましょう。
基礎を分かりやすく説明している参考書を一冊購入して読み込みます。
分からない部分があれば、学校の先生や塾の講師に積極的に質問しましょう。
【主要科目別】大学受験用の基礎固めの方法
では具体的にどのように基礎固めを進めていけばよいでしょうか?
主要科目である英語・数学・国語それぞれの、おさえるべきポイントをご紹介します。
英語
英語の基礎固めは、英単語と英文法の暗記を行いましょう。
英単語は、1冊単語帳を購入し暗記します。
英語の試験で出題される長文読解は、語彙力がなければ解けません。
忘れないように1冊を何度も繰り返し、基礎固めを終えてからも読み返すようにしましょう。
英文法は専用の参考書を1冊用意し、覚えられるまで最低3回は繰り返し解いてください。
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数学
数学の基礎固めは、教科書レベルの問題を解けるようにすることが目標です。
まずは教科書や参考書で公式や定理を覚えましょう。
単元ごとの練習問題を解きながら身につけていきます。
一通り公式や定理を覚えたら基礎問題集で知識をアウトプットしてください。
間違えた問題は、必ず解き直しを行いましょう。
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国語
国語は、現代文・古文・漢文で基礎固めの内容が異なります。
古文や漢文も試験科目に含まれている場合は、それぞれの対策を行ってください。
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現代文
現代文の基礎固めで必要なのは、漢字と用語集の暗記です。
漢字はどの参考書でもよいので、1冊購入し暗記しましょう。
用語集とは、大学受験で頻出の用語を集めたもの。
現代文を解く際に必要な語彙力を身につけます。
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古文
古文は、単語と文法の暗記が必要です。
それぞれ1冊ずつ参考書を購入し暗記しましょう。
古文の単語は、数が少ないので1冊を繰り返し読んで覚えます。
文法は古文で必須の「助動詞」「助詞」「副詞」などをインプットしたら必ず問題集でアウトプットをして、知識の定着を図りましょう。
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漢文
漢文は暗記すべき項目が少なく、比較的取り組みやすい科目です。
基礎固めで必要なのは、句法と漢字。
参考書を購入し、句法と頻出漢字を暗記しましょう。
漢文は、古文を勉強してからの方が効率よく学べます。
大学受験対策で基礎固めができたか確認する方法
基礎固めを一通り終えても、本当に基礎力が身についているのか不安に感じるかもしれません。
そのようなときは、センター試験や標準レベルの大学の過去問を解いてみましょう。
共通テストでもよいのですが、共通テストはセンター試験よりも難易度が上がり、思考力や判断力、表現力が問われる問題が出題されています。
基礎力をしっかり見極めたいのであれば、センター試験の方が適しているでしょう。
過去問を解いてみて、7割程度取れればある程度は基礎力が身についているといえます。
間違えた問題は必ず解き直しをしましょう。
まとめ
大学受験の基礎固めは、早く取り組むに越したことはありません。
しかし中には、高校3年生から受験勉強を始める人もいるでしょう。
その場合、遅くとも夏ごろまでには英語・数学の基礎固めを終えられるようスケジュールを組んでください。
とはいえ「どうやってスケジュールを組めばよいか分からない」「どの問題集で基礎固めができるか分からない」など、悩んでしまう人もいるでしょう。
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