高3から始める大学受験対策!勉強法と学習の流れをご紹介
志望校を決定する高3の春や部活動が落ち着く夏に、大学受験対策を開始する人が多い傾向です。
しかし「今から受験勉強を始めても間に合う?」と心配している人もいるのではないでしょうか?
たしかに高3の春から受験勉強を始めると、共通テストまでは9カ月ほど。
科目数が多ければ多いほど、勉強は間に合うのかと心配になるでしょう。
この記事では、高3から大学受験対策を始める人のための勉強法をご紹介します。
高3から勉強を始める人は、高1・高2から対策を始めた人に比べ、勉強できる時間が少ないのは確かです。
だからこそ効率よく勉強しなければなりません。
ご紹介する勉強法で、志望校合格をつかみましょう!
このページの目次
高3から大学受験対策を始めても大丈夫?
部活動や学校の課外活動などで忙しく、受験対策を始めるのが3年生になってしまった……と焦っている人も中にはいるのではないでしょうか?
たしかに、高1・高2から大学受験の勉強をしてきた人と比べ、現時点では圧倒的に積み上げてきた知識では勝てないでしょう。
だからといって、あきらめる必要はありません。
大学受験に必要な勉強時間
大学受験で志望校に合格するためには、高校3年間で3,000時間、難関大学では4,000時間の勉強が必要だと言われています。
高校3年生の共通テストまでの9カ月間で、これだけの勉強をするのはかなり厳しいですよね。
だからこそ、大学受験の勉強は早めに始めるのがおすすめです。
しかし今、勉強してこなかったことを後悔している暇はありません。
隙間時間やスマホやゲームに費やしていた時間を勉強時間に変え、1分でも長く勉強時間を捻出しましょう。
受験日までは、受験勉強を生活の中心にして、先に始めていた人に少しでも近づく努力をしてください。
質×量を意識する
「時間」以外に、大学受験の勉強で意識しなければならないのが「質」と「量」です。
「時間×質×量」で合否が決まります。
時間が足りないのであれば、質と量で勝負しましょう。
志望校に合格するために、必要な内容に絞って量をこなすのです。
具体的に何をどのように勉強すべきか判断するために、問題集に手を付ける前に次のことを行いましょう。
高3から大学受験対策を始める人がやるべきこと
高3から大学受験対策を始める人が、勉強の前に行うべきことは3つあります。
効率よく勉強するために必要なことですので、必ず行いましょう。
志望校の過去問を分析する
志望校の過去問分析を行いましょう。
過去問でチェックするのは、出題形式や難易度です。
合格最低点が発表されていることもあるため、確認しましょう。
大学受験で必要なのは、すべての科目で高得点を取ることではありません。
すべての科目の合計点が、合格最低点を上回るように得点することが必要なのです。
そのためには、弱点を克服するのか得意科目をさらに磨くのか、どのように勉強すれば合格点に近づけるか戦略を立てる必要があります。
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自分自身の現状のレベルを把握する
必要な勉強を見極めるためには、現状の自分自身のレベルを把握することも必要です。
過去問を解いたり模試を受けたりして、それぞれの科目の今の学力と志望校に合格できる学力はどの程度差があるのか把握しましょう。
これが分かれば、どの科目に力を入れるべきか分かります。
スケジュールを立てる
科目ごとにどの程度力を入れるか分かった時点で、受験日までのスケジュールを立てましょう。
科目別に具体的にどの問題集を何回勉強するのかといったことを書き出し、月・週・日単位に配分します。
多少ゆとりをもってスケジュールを組み立てるようにすると、予定通りに進めやすくなるでしょう。
最終的な目標は志望校合格ですが、「模試でA判定をとる」「学校の小テストで満点を取る」など小さな目標をいくつか立てると、モチベーションの低下を防ぐことができます。
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大学受験対策を高3から始める人の勉強法
高3から大学受験対策を始める人も、それより前から始めていた人も、大学受験の勉強の流れは基本的に変わりません。
スケジュールを立てる際も、この流れは崩さないようにしましょう。
基礎知識を身につける
どんなに時間が足りなくても、基礎知識を身につけることだけは省かずにしっかり取り組みましょう。
基礎がしっかり身についていれば偏差値は60くらいまで上がります。
基礎とは英語なら英単語と文法の暗記、国語なら漢字や古文単語の暗記、数学なら公式や定理……といったことです。
どの科目から手をつければよいか悩むかもしれませんが、まず取り組むべきは、身につけるのに時間がかかる「数学・英語」です。
これらの基礎が身についた時点で、ほかの科目の基礎固めを始めましょう。
問題演習を繰り返す
基礎固めが終わったら次はひたすら問題演習を繰り返します。
問題集は1冊を3回は繰り返しましょう。
時間の有無によりますが、可能であれば2回目・3回目もすべての問題に取り組みます。
時間がなければ、前回できなかった問題のみ取り組みましょう。
基礎固めがインプットなら、問題演習はアウトプットです。
インプットとアウトプットの割合は3:7。
それだけアウトプットは重要なため、しっかり時間をとって取り組みましょう。
過去問対策を進める
受験が迫ってきたら、志望校対策を行います。
過去問を10年ほどさかのぼって解きましょう。
類似問題が出題される可能性もあるため、すべて解けるようにしておきます。
また過去問分析を行っている場合は、過去問以外に試験に出そうな問題に集中的に取り組むのもよいでしょう。
志望校の傾向や難易度に近い問題を扱っている問題集を探して取り組みます。
まとめ
高3から大学受験対策を始める人も多くいますが、早くからコツコツ勉強を続けてきた人と比べ圧倒的に勉強時間が足りません。
その差を埋めるためにも、高3から大学受験の勉強を始める人は「質」と「量」にこだわって勉強する必要があります。
いつから受験対策を始めても勉強法自体は変わりませんが、時間が限られる場合は、志望校や自分自身を分析し、効率的な勉強を行いましょう。
それでも「受験までの時間が足りない」「今の勉強法で大丈夫?」など、不安に感じることもあるでしょう。
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中高一貫校専門 個別指導塾WAYS 編集部

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