指定校推薦の対策は高校1年生から!5つの対策と受験までの流れを解説


指定校推薦で進学したいけれど

「いつから準備したらよいの?」
「具体的な対策方法が分からない」

と不安を抱いている方もいらっしゃるでしょう。

指定校推薦を狙ううえでもっとも大切なのは「成績」です。
そのため、高校1年生の早い時期からの対策が必要です

そこで今回は、指定校推薦を狙うための5つの対策方法と、具体的な対策開始時期や指定校推薦を受けるまでの流れについて解説します。
さらに指定校推薦を狙う際の注意点もまとめました。

指定校推薦で進学を考えている方は、ぜひ最後までお読みください。

指定校推薦で合格するための5つの対策

はじめに、指定校推薦で合格するための5つの対策をご紹介します。

合格に必要な要素について理解して、早いうちから対策することがポイントです。

評定平均(成績)を上げる

指定校推薦の評価に大きく関わるのが「評定平均」です。
そのため、高校1年生の時から成績を上げる努力が必要です。

評定平均とは、成績の平均点のことを指します。
5段階評価のうち、大体3.5以上、高い所で4.0以上を条件として掲げている学校もあります。
成績を上げるには、以下を意識しましょう。

  • 定期テストでの高得点
  • 課題やレポートの質
  • 提出物の期限の厳守
  • 授業態度

とくに定期テストで高得点をとるには、毎日の学習の積み重ねが大切です。
そして評定平均を高くするには、全教科まんべんなく成績を上げなければなりません。
そのため、苦手科目がある場合は克服できるよう重点的に学習しましょう。

また、実技教科(体育・美術・家庭科など)の成績も関係するため、授業態度などにも注意が必要です。

欠席・遅刻・早退を減らす

大学によっては、指定校推薦の条件に「出席日数」を指定している場合があります。

また、評定平均が同じ生徒が同じ大学の指定校推薦を希望した場合、出席日数が多い生徒が選抜される傾向にあります。
そのため、授業は欠席しないように心がけ、遅刻や早退も極力少なくするようにしましょう。

しかし病気などやむを得ない理由の場合は考慮されるため、体調が悪いなか無理して通学する必要はありません。

課外活動に注力する

指定校推薦の評価には、部活動や委員会活動、ボランティア活動などの課外活動も含まれます。

協調性や社会性の有無などの人間性は、指定校推薦を受ける際のプラス要素になります。
そのため、課外活動による好成績や、リーダーシップがとれるなどの強みは積極的にアピールしましょう。

面接の練習を行う

指定校推薦の入試で行われる面接は、担任の先生や進路担当の先生と練習しておくとよいでしょう。
面接当日はただでさえ緊張してしまうため、事前に考えや思いをまとめ、備えておくことがポイントです。
面接時に聞かれる可能性が高い質問を、以下にまとめました。

  • 志望理由
  • 自己PR
  • 高校生活で頑張ったこと
  • 入学後に力を入れたいこと
  • 将来の夢

何度も練習することで、正しい言葉遣いや話し方が身につき、落ち着いて質問に答えられるようになります。
質問に対しての答えを丸暗記するのではなく、しっかりと面接官と対話できるようになると、予想外の質問がきても落ち着いて対応できるでしょう。

また、学校によって面接形式が異なります。
個人面接・集団面接・オンライン面接などがあるため、過去にどのような形式で面接が行われていたか調べてから練習しましょう。

小論文の添削をしてもらう

小論文も面接と同様に実施している学校が多く、対策は必須です。

小論文を書くには、文章力や語彙力、時事に関する知識が必要です。
さらに、書き方や構成の作り方にもコツがいるため、国語の先生や塾などで添削してもらうとよいでしょう。

また、日頃から志望校に関しての情報を収集したり、ニュースを見たりして、気になったことをまとめておくのも有効です。
小論文のテーマも学校によって傾向があるため、過去の出題テーマなどを調べておきましょう。

指定校推薦を受ける流れ|いつから対策が必要?

指定校推薦の対策はいつから始めればよいのでしょうか?
結論からいうと、高校1年生の時から意識することが大切です。

前述した通り、指定校推薦を狙うために重要な要素は、成績や出席日数、課外活動です。
これらは、毎日の学習の積み重ねや生活態度が影響します。
とくに成績は、高校3年生だけ頑張っても評定平均は上がりません。
そのため、指定校推薦を狙うには、早い時期から対策することがポイントです。

実際の指定校推薦を受ける流れは、以下の通りです。

  • 大学から指定校推薦枠や募集要項が配布される(6~8月)
  • 希望の大学から指定校推薦枠があるかを確認する
  • 高校の先生に「指定校推薦を受けたい」と意思を伝える
  • 校内選考を受ける(7~10月)
  • 大学に出願・指定校推薦を受ける(9~11月)
  • 合格発表(12月頃)

指定校推薦は一般選抜に比べて、合否が早く決まるのが特徴です。
そのため、小論文や面接の対策も夏休みなどを利用して、早いうちから始めましょう。

指定校推薦を狙う際の注意点

指定校推薦を狙う際には、注意すべきことがあります。

これからご紹介する注意点を意識することで、失敗のリスクを減らせます。

他の受験方法も視野に入れておく

指定校推薦を狙う場合は、他の受験方法も視野に入れておく必要があります。

指定校推薦では、校内選考を通過して推薦枠を確保できれば、ほとんど不合格になることはないとされています。
しかし100%合格できるわけではなく、万が一不合格になった場合は他の選抜方法を受けなければなりません。

その際何も対策していないと、合格が厳しくなってしまうことも。
そのため、総合選抜(AO入試)なども視野に入れて対策しておきましょう。

他の選抜方法でも、評定平均や面接の練習は十分に活かせるため、決して無駄にはなりません。

指定校推薦で合格したら原則進学する

指定校推薦は、合格したら原則その大学に進学する必要があります。
後から他の大学に進学したくなっても、諦めざるを得ません。

指定校推薦は、高校と大学の信頼関係で成り立っており、万が一合格したのち入学しないことがあれば、次年度からの指定校推薦に選ばれなくなる可能性があります。

また、複数の学校を同時に受験することはできないため、指定校推薦を受ける大学は慎重に選びましょう。

まとめ

指定校推薦では「好成績の維持」がもっとも大切な要素です。
そして成績アップを目指すには、定期テスト対策や毎日の学習の積み重ねがカギとなります。

そのため指定校推薦を狙う場合は、高校1年生の早い時期から対策しましょう。

しかし、 自宅学習だけでは思うように学習が進まず、定期テストの点数に伸び悩んでいる方もいるかもしれません。
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