大学受験の対策は高1からでは早すぎる?今からでもできる勉強法5選!

大学受験の対策は高1からでは早すぎる?今からでもできる勉強法5選!
3年間の中学生活が終わり、いよいよ突入した高校。
お子さんが高校生になったということから、大学受験を意識する人もいるでしょう。
そうはいっても、高校1年生からいきなり受験対策に入るには、それなりの困難があります。

高1から受験対策は早すぎる?
やっぱり志望校は決めておいた方がいいの?
など、複数の疑問が生じることでしょう。

そこで今回は、高1の大学受験の対策方法について、5つのポイントに分けて紹介します。
高1から受験対策を初めて、お子さんを大学受験でリードさせたい方は、参考にしてください。

高1の大学受験に向けた勉強法①:情報収集

高1の大学受験対策のポイント1つ目は、「情報」を集めることです。
受験生に比べて、高1の子は受験に関する情報が足りていないことがあります。
そのギャップを埋めるため、早いうちから情報を集めておきましょう。

これらの情報をもとに、志望校を決めていきます。
高1の時点で明確な志望校を決める必要はありませんが、ある程度の目標は決めておきましょう。
「文系/理系」や「学部」など、志望校に幅を持たせられるようにします。

これは、志望校を高1で固めてしまうと、後に変更するのが難しくなるからです。
高校3年間で、状況はさまざまに変化し、それに伴って、志望校が変化する場合があります。
高1から志望校を決めて、そこだけの対策をしてしまうと、志望校が変化した際に苦労することになるでしょう。

一言に「情報」といっても、その種類は複数あります。
以下で、それぞれ詳しく説明していきます。

大学の情報

大学の情報とは、大学の特徴や受験科目、入学難易度などを指します。
これらの情報は、公式ホームページから確認が可能です。
できるだけ多く、お子さんが興味のある大学や学部を見つけて、その大学・学部の情報を集めます。

また、大学の特徴には、どのような教育を行っているか以外に、大学特有の雰囲気があります。
「どのような学生が在籍しているか」「どのような校風か」などは、公式サイトだけでは判別しづらい場合もあるでしょう。
そのような雰囲気は、オープンキャンパスに行くことで知ることができます。

受験の情報

個々の大学の情報とは別に、大学受験に関する情報についても知る必要があります。
たとえば、偏差値について理解していれば、入学難易度を判断する一つの基準がわかります
もし、あまり詳しく理解できていない場合、以下の記事を参考にしてください。
【大学受験対策】偏差値って何?志望校を射程圏内に入れる勉強法

偏差値以外にも、受験生や講師のおすすめの参考書、大学ごとの問題の出題傾向などが考えられます。
これらの情報は、受験勉強で有利に働くことがあります。
ネットの情報だけでなく、学校や塾の先生から聞いてみましょう

お子さんの情報

上記の2つは外部の情報だったのに対し、お子さんの情報は内部の情報です。
お子さんに直接、「将来やりたいこと」「今興味のあること」「勉強について」などを聞いてみましょう。

もちろん、客観的なデータからも、お子さんの情報の入手は可能です。
たとえば、テストの結果や成績から、得意科目・苦手科目を知ることができるでしょう

以上3つの情報は、志望校や今後の勉強方針を決めるうえで、重要になってきます。

高1の大学受験に向けた勉強法②:基礎固め

ある程度の目標や勉強の方針が決定できたら、いよいよ勉強に取り組んでいきます。
とはいっても、何から始めればいいかわからないという人もいるでしょう。

高1でやっておくべきなのは、5教科万遍なく「基礎」を固めておくことです。
基礎は、受験勉強において土台となります。
その土台を早い内に固めておくことで、今後、大学受験の対策を始めるに当たって有利になるでしょう。

以下では、それぞれの教科の基礎の勉強法を紹介していきます。

英語の基礎固め

英語の基礎は、教科書に載っている文法のほか、単語や熟語なども含まれます。
文法は授業で中心的に扱われるため、馴染み深いものかもしれません。
日々の授業を意識的に聞いて、授業後の復習を欠かさなければ、英文法の習得は可能です。

一方、単語・熟語は、学校では小テストだけで済まされることもあります。
そのため、自力での学習が不可欠です。
単語帳に載せられた単語や、教科書の文章で使用された単語を高1の内に覚えておきましょう。

数学の基礎固め

数学の基礎は、公式や定理です。
これらは、単に文字を見るだけでは覚えられません。
問題を解きながら、実際に使用するのが重要です。

問題は、複数解くことをおすすめします。
教科書の例題、練習問題に加えて、学校で使用している問題集の問題を解いておきましょう。
一回解いて終わりではなく、解答解説が再現できるようになるまで、何度も解き直します。

国語の基礎固め

現代文

現代文の基礎は、漢字用語です。
漢字は、教科書に載っている漢字のほか、大学受験頻出の漢字をまとめた参考書があります。
一方で、用語とは、評論文や小説でよく使われる言葉を指します。
用語についても、『現代文キーワード読解』(z会)などの専用の参考書があるので、それを読んでおきましょう。

関連

【大学受験対策】現代文キーワード読解の効果的な使い方を徹底解説

古文

古文の基礎は、>古文単語古典文法です。
古文単語は、単語帳に載っているものや、教科書の文章に出てくる単語を中心に覚えます。
古典文法は、学校の授業で習ったものを中心にします。
まだ授業で扱っていないという場合は、教科書や文法の参考書で予習しておきましょう。

漢文

漢文の基礎は、返り点句法です。
両方とも教科書に載っている文章を音読して覚えます。
音読によって、目と音で覚えることが可能です。

社会・理科の基礎固め

社会と理科の基礎は、用語の意味の理解です。
教科書に載っている定義を、可能な限り暗記しましょう。

用語の定義を覚えるトレーニングとして、「定義を見て用語を答える」と「用語を見て定義を答える」の2つが挙げられます。
前者は、用語を答えるクイズのような感覚で、友達と一緒にやることもできます。
後者は、リストアップした用語を、自分なりの言葉で説明してみましょう。

高1の大学受験に向けた勉強法③:復習、予習

基礎の習得は、「復習」と「予習」によって、さらに効率的になります。
しかし、単に今の授業の内容を復習、予習すればいいだけではありません。

復習は中学生の範囲から

まず、復習は、中学レベルの知識まで見直しましょう。
高校の勉強だからといって、中学校の範囲を無視して勉強を始める人がいます。
しかし、高校の範囲は、中学生で習ったことから地続きになっています

そのため、中学の範囲の理解は必須です。
復習をする際、中学の範囲まで理解できているかを確認しましょう。
復習には、中学の教科書、または問題集を使用します。

予習は高2・高3の範囲まで

復習を終え、今の授業の基礎も理解できたら、予習に入ります。
予習は、次の授業だけでなく、高2や高3の範囲まで目を通しておくことをおすすめします。
先取り学習をすることで、受験直前は志望校対策に集中できるようになるからです。

予習は、時間があるとき、たとえば、夏休みや冬休みに取り組むとよいでしょう。
高2・高3の内容は、高1よりも難しくなるため、学習するのに時間がかかります。
そこで、まとまった時間があり、授業もなくなる長期休みが、恰好のタイミングになるのです。

高1の時点では、次の学年の教科書は持っていないので、市販の参考書を使用します。
注意すべきなのは、高2・高3の範囲をやるからといって、レベルの高すぎるものを選んではいけないことです。
あくまで予習は、高2・高3の基礎を頭に入れるのが目的なので、高1でも理解できるレベルの参考書を購入しましょう。

高1の大学受験に向けた勉強法④:短期目標を立てる

高1からいきなり勉強を始めると、長続きせず後半何もしなくなるお子さんがいます。
そこで、勉強のモチベーションを作る必要があります。
定期的に、短期的な目標を達成できれば、モチベーションの持続が可能です。

重要なのは、「長期」ではなく「短期」ということです。
短期的な目標は、短期間で達成できるため、複数回モチベーションアップに繋げることができます。

以下では、具体的な短期目標について紹介していきます。

定期テストを目標にする

短期目標の代表として、「定期テストで〇点取る」という目標が挙げられます。
定期テストは、1年に5〜6回行われます。
そのため、1〜2ヶ月間で達成できる短期目標になるのです。

また、定期テストでは、範囲ごとの基礎が問われます。
定期テストの対策は、基礎の習得にもつながるのです。

模試を目標にする

高1向けの模試も存在しています。
年に4回ほど行われています。
模試での得点や偏差値を、目標としてみましょう。

模試の特徴は、全国の高1と学力を比較することができる点です。
これにより、お子さんの基礎の習得具合が、ほかの受験生と比べてどれくらいかがわかります。

高1の大学受験に向けた勉強法⑤:勉強の習慣をつける

高1の時点で、勉強を習慣にできれば、続く高2・高3でも、勉強時間を増やすことができます。
そのためにも、高1の1年間を、勉強する習慣づけに利用しましょう。

毎日学習机に向かわせる

毎日勉強するには、お子さんを勉強する姿勢にさせるのが最も効果的でしょう。
勉強する環境に身を置くことで、勉強せざるを得ない状態にします。

ただ、無理やり勉強させるのは、お子さんに反発される場合もあるでしょう。
とくに、いきなり長時間勉強させようともなると、抑圧感を感じて、心身の負担になるおそれもあります。

そこでおすすめなのが、「5分間」だけ机に向かわせることです。
一日5分だけなら、お子さんにも負担がかかりにくくなり、毎日続けることができるようになります。
この「5分」を段々増やしていけば、勉強時間も増え、習慣がつくのです。

また、塾に通うことは、新たな勉強場所を確保し、勉強をするきっかけにもなります。
また、塾にいるほかの生徒を見て、モチベーションが上がることもあり得ます。

長期休みは習慣づけのチャンス

夏休みや冬休みは授業がなく、勉強する環境が一つ減ります。
したがって、勉強時間を自主的に確保する必要性がでてきます。

逆に言えば、この長期間に自主的に勉強していれば、勉強習慣を身につけることが可能です。
上記で紹介した「5分間」勉強から始めてもよいので、長期休みには必ず毎日勉強させましょう。
高1だと、夏休みに毎日勉強していない子もいるので、ほかのお子さんと差をつけるチャンスです。

まとめ

高1から受験の対策をすることで、大学受験を有利に進めることが可能になります。
しかし、やり方を間違えてしまうと、かえってお子さんの負担になってしまう危険性もあります。
そうならないためにも、正しい勉強法を知っておく必要があるのです。

受験はお子さん一人の戦いではなく、保護者のサポートも重要な役割を果たします。
ぜひ、今回紹介した方法を、お子さんにも教えてあげましょう。

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