【大学受験対策】偏差値って何?志望校を射程圏内に入れる勉強法
大学受験の勉強をしていると、どうしても気になるのが「偏差値」です。
自分の模試の結果が思わしくなく、志望校との偏差値に差があればショックを受け、自分の偏差値の方が高ければ安堵するというように、受験生は「偏差値」に左右されがちです。
そもそも偏差値の意味を知っていますか?
偏差値の意味を知れば、模試の偏差値にそこまで一喜一憂することはなくなります。
そこで今回は、「偏差値」の意味と、効果的に上げる方法をご紹介します。
模試の結果が出るたびに、偏差値を見て青くなっている人はぜひ最後まで読んでみてください。
このページの目次
大学受験で重視される「偏差値」とは
そもそも「偏差値」について、正しく理解できていますか?
まずは、偏差値についてご説明します。
偏差値とは、基準となる試験の平均点がもとになりつけられる数値です。
偏差値は50を中心にしており、「偏差値50=その試験の平均点」となります。
75点が平均点のテストで75点をとれば、偏差値は50になります。
試験によって平均点は異なるため、同じ点を取ったとしても、平均点の違いで偏差値も異なるということです。
そのため、全国模試を受けると、自分自身が模試を受けた学生全体の中でどの程度のレベルにいるかを確認できます。
大学の偏差値は、模試を行う塾や予備校が独自の調査で決めています。
模試を受けた学生がどの大学に合格・不合格だったのかを調査し、模試の結果と照らし合わせて決定しているのです。
大学受験で志望校の偏差値を過信しないほうがよい理由
偏差値は、自身の学力が全体でどのあたりにあるのかをチェックしたり、志望校と自身の偏差値の差を確認したりすることに役立ちます。
大手の塾や予備校が発表している各大学の偏差値を見て、一喜一憂している方もいるのではないでしょうか?
しかし、偏差値を重視しすぎるのはおすすめしません。
その理由は2つあります。
塾や予備校によって数値が異なる
同じ大学の学部でも、塾や予備校によって、偏差値が異なることがあります。
A塾は偏差値60と書かれているのに、B予備校では65と書かれていることもありうるのです。
これは、それぞれの数値の計算方法が異なるためです。
大学・学部ごとに発表されている偏差値は、次のような意味があります。
○○大学△学部:偏差値65
→模試の偏差値が65以上の受験生の60%が○○大学△学部に合格した
この60%という数字は、塾・予備校によっては50%や80%のこともあり、一定ではありません。
もちろん、模試の受験者数や大学の受験者数の差でも、偏差値は変わります。
だからこそ、信用しすぎないことが重要です。
絶対に合格できると保証できるものではない
たとえば自分の偏差値が60で、志望校の偏差値も60だとしても、決して安心はできません。
前述のように偏差値は、その数値以上で合格する割合が50~80%程度あることを証明するだけのものです。
ひとつの目安にはなりますが、合格確定ではないのです。
「必ず合格できる」と、太鼓判を押されたような気になりがちですが、受験は結果が出るまではどうなるか分かりません。
模試の結果は、偏差値を見るだけでなく「間違った問題を解き直す」「弱点を克服する」など、学力向上のために役立てましょう。
大学受験本番までに偏差値を上げる方法
偏差値が絶対ではないとはいうものの、できれば模試では志望校の偏差値を超え、A判定をもらいたいものです。
そこでここからは、大学受験までに偏差値を効率よく上げる方法をご紹介します。
紹介するのは学習の基本ですが、できていない人も多いようです。
しっかりスケジュールを立てて、学習を進めていきましょう。
受験科目の基礎固めをする
大学受験で志望校に合格するための最短ルートで、まずしなければならないのは、応用問題でも過去問でもありません。
「基礎固め」です。
どんなに偏差値の高い大学でも、まずは基礎から始めるのが重要です。
それができて初めて、応用問題や過去問が解けるようになります。
とくに、偏差値が50未満の科目がある場合は重点的に行いましょう。
苦手科目をなくす
全科目の合計で出される偏差値を上げるためには、苦手科目をなくすことが最短のルートです。
もともと、ある程度点を取れる科目は、ほんの数点上げるのも難しいでしょう。
その点、苦手科目はまだまだ伸びしろがあり、努力が結果として表れやすいものです。
苦手科目はどうしても後回しにしがちですが、苦手科目こそ時間をとって学習してみましょう。
得意科目の苦手分野をなくす
得意科目の中でも、苦手な分野がありませんか?
現代文は得意でも、漢文は苦手といったことです。
これらも、苦手科目をなくすのと同様、できないものから手を付けていきましょう。
弱点を克服することで、満遍なく点が取れるようになります。
過去問を解く
どんなに苦手や弱点を克服しても、志望校のテストで点が取れなければ意味がありません。
問題集を解いて、ある程度力が付いたところで、志望校の過去問を少なくとも5年ほどさかのぼって解いてみましょう。
最終的には、すべての過去問で満点をとることを目指しましょう。
受験で必要なだけ点が取れればよいのだから、過去問でも満点を取る必要はないという人もいるかもしれません。
しかし、その間違えた箇所が試験で出題される場合があります。
「やった気がするけれど、答えられない」のは避けたいミスでしょう。
自分に合った塾や予備校に通って偏差値を上げる
ご紹介した学習を一人ですべて行えればよいですが、大学受験は長丁場なため、どこかで中だるみをしたり、自分の学習方法が合っているか不安を感じたりすることがあります。
学校の先生に学習方法を相談したり、入塾してプロに学習方法を教わったりするのがおすすめです。
大学受験のプロである塾の講師なら、本人に合った学習方法や、重点的に勉強すべき箇所を教えてもらえるでしょう。
相談に乗ってくれる相手がいることで精神的にも安定し、モチベーションの維持にも役立ちます。
まとめ
大学受験の勉強をしていると、どうしても偏差値に左右されがちです。
しかし、大学の偏差値は発表する媒体により異なるうえに、その偏差値なら必ず受かると保障するものでもありません。
模試のたびに一喜一憂せず、冷静に判断することが重要です。
とはいえやはり、偏差値は気になってしまう人もいるでしょう。
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もちろん志望校も視野に入ってくるでしょう。
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