高2の冬休みに勉強時間はどれぐらいとるべき?必要な時間を確保する方法
大学受験を意識して勉強する人もいる高2の冬休み。
1日何時間程度勉強時間を確保すればよいのでしょうか?
大学のレベルにもよりますが、志望校に合格するために必要な勉強時間は、1,500~2,500時間といわれています。
難関私立大学や科目の多い国公立大学ともなると、3,000時間以上必要という説もあるほどです。
これだけの時間を捻出するためには、「早めに大学受験対策を始める」か「1日の勉強時間を増やす」しかありません。
そこで今回は、高2の冬休みに必要な勉強時間と、勉強時間を捻出するためにできることをご紹介します。
忙しい高2の冬を上手に活用して、志望校合格を勝ち取りましょう。
このページの目次
高2の冬休みに必要な勉強時間は人によって異なる
高2の冬休み、大学受験を意識して勉強時間を多めに取ろうと考えている人もいるでしょう。
そこで気になるのが、「何時間ぐらい勉強すればよいのか」です。
といっても、必要な勉強時間は、人によって異なります。
たとえば志望校のレベルやこれまでの学校の成績・大学受験対策用の勉強を始めたのはいつ頃かなど、さまざまな要因が関わってきます。
大学受験に必要な勉強時間は、およそ1,500~2,500時間といわれ、私立の難関大学や国公立大学では、さらに長い時間が必要です。
3,000時間ともいわれるその時間を捻出するのは、相当な努力がいるでしょう。
高2の冬休みに必要な勉強時間を計算してみよう
では、大学受験に2,000時間の勉強が必要だと仮定して、1日何時間勉強すればよいか、計算してみましょう。
高2の冬休みに必要な勉強時間
たとえば、高2の4月から受験勉強を始めていたとしましょう。
1月の大学入学共通テストに照準を合わせるとすると、2,000時間の学習をするのに20カ月猶予があります。
1カ月当たり、100時間の勉強時間が必要となり、1日はおよそ3時間です。
高2の冬休みから受験勉強を始めるとすると、大学入学共通テストまで約11カ月となります。
1ヶ月あたりおよそ180時間、1日6時間学習することになるでしょう。
ただしこれは、あくまでも毎月・毎日同じ時間勉強した場合の計算です。
平日、学校のある日に6時間勉強するのは難しいでしょう。
そのため冬休みの勉強時間は、冬休み後を見越して計画を立てる必要があります。
冬休み後を見越した学習計画
春休みや夏休みなどの長期の休み・日曜や祝日などは少し勉強時間を増やし、平日は減らすなど工夫して勉強時間を確保する必要があります。
そのために高2の冬から高3の1年間、どのように学習を続けるのかを計画しておくことも重要です。
学校のある日に1日何時間勉強ができるのかを考え、そこからさらに長期休みの勉強時間を算出してみましょう。
それが本当の高2の冬休みに必要な学習時間になります。
高2の冬休みにしっかりと学習できれば、自信にもつながります。
さらにその後、学習計画を継続することで志望校合格を手にできるでしょう。
忙しい高2の冬!勉強時間を確保する方法
とはいえ冬休みに限らず高2の冬といえば、まだまだ部活動も活発で、友達とも遊びたい時期。
勉強時間を確保する方法を身につけて、上手に乗り切りたいものです。
また、この時期に時間の使い方が上手になれば、3年生に上がって本格的に受験勉強を始める際にも、効率的に勉強を進められます。
ご紹介する3つの方法を試し、自分に合ったものを見つけましょう。
隙間時間を活用する
まず、1日の行動を振り返ってみましょう。
- 朝起きてから、ベッドの中で30分ほどだらだら過ごしていた
- 食事の後、2時間以上テレビを見た
- 寝る前にスマホを見ていたら1時間以上たっていた
などの時間が見つかるのではないでしょうか?
これらの時間を半分だけでも勉強の時間に充てれば、約2時間ほどを確保できます。
さらにお風呂やトイレの時間など、ほんの少しの時間でも勉強に充てることを検討してみましょう。
ほかにも、スマホやゲームを封印することもおすすめです。
1日のスケジュールを決める
冬休み、部活や予定があるのは構いません。
せっかくの学生生活は思う存分楽しみましょう。
しかし、学習時間を確保しなければならないことは、先ほどの計算で分かったはずです。
そこで、効率よく勉強時間を確保するために、スケジュールをたててみましょう。
予定のない日なら、午前中に2時間・午後に3時間・夜1時間頑張れば、6時間の勉強時間が確保できます。
予定のある日なら、「午後から出かけるから午前中は少し勉強を頑張ろう」といったように、メリハリのある生活を心がけましょう。
朝活をする
昼間に時間を確保しにくいのであれば、朝活がおすすめです。
脳科学者の茂木健一郎さんも朝目覚めた後の3時間はゴールデンタイムといって、脳がもっとも効率よく働く時間だと言っています。(※)
まずは普段より30分だけでもよいので、早く起きて勉強をしてみましょう。
夜、疲れ切った身体で勉強するよりも、よほど能率よく学習が進むことに気付くはずです。
習慣化すれば、学校が始まってからも一定時間の勉強時間を確保できます。
(※参考:「朝の3時間」は、最速で仕事がはかどるゴールデンタイム)
高2の冬休みに必要な勉強時間が確保できない場合の対処法
勉強時間を頑張って確保しても、必要な学習時間に満たない!と青ざめた人もいるのではないでしょうか?
高2の冬ならそれほど焦る必要はありませんが、もしも時間が足りないと感じる場合は、効率よく勉強する方法を考えましょう。
現状を把握し効率的な勉強法を考える
現状で自分自身の学力を把握できていますか?
現在の学力に合った勉強をすることが、効率的な勉強には重要です。
どんなに難関校を受験するとしても、基礎が身についていなければ太刀打ちできません。
基礎力が足りないのであれば、まずは基礎学習から始めましょう。
基礎が身についた時点で、標準問題・応用問題へと進んでいきます。
最終的に志望校の学力に達していればよいため、今すぐ志望校レベルの問題を解く必要はありません。
受験までのスケジュールを組む
現状の把握ができたら、今から受験日までのスケジュールを組みましょう。
スケジュールの流れとしては、以下のようなイメージです。
- 基礎の定着・弱点克服
- 標準問題・応用問題
- 志望校の過去問
問題集を解く際は、たくさんの問題集に手を出すのではなく1冊を何回か繰り返し、知識を定着させましょう。
それが終わったら、新しい問題集に取り組みます。
過去問も、何年分かさかのぼって、繰り返し解いていくと、出題傾向も分かりやすくなります。
自分に合った塾に通う
自分の勉強が、効率的にできているか不安な場合や、なかなか自宅では集中して勉強できない場合は、塾へ通うのもひとつの方法です。
この際、注意しなければならないのは、自分に合った塾を選ぶことです。
塾は、大人数が同じ内容を講義形式で学ぶ予備校や集団塾と、個人個人で別のことを学ぶ個別指導塾があります。
予備校や集団塾は、すでに基礎力は万全で、応用力を身につけたい場合に通います。
個別指導塾は、じっくり自分に合った学習を進めたい場合におすすめです。
個別指導塾では本人にあったカリキュラムを組み、勉強法も指導してもらえるため、自分の勉強法に不安を感じている人にも合うでしょう。
まとめ
今回、1日の勉強時間を計算して、まだまだ大丈夫と感じた人もいれば、ちょっとヤバいかも…と感じた人もいるでしょう。
どのような場合でも、ご紹介した方法で無駄な時間を省き、冬休みを有効に活用してください。
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投稿者プロフィール
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英語、数学をメインに指導を行っています。
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