大学受験をやめたい受験生へ!原因と5つの乗り越え方法をご紹介
「大学受験をやめたい」
「どうせ受からないし勉強なんてもう嫌だ」
受験生の大半の方は、このように思うのではないでしょうか。
しかし、現実では簡単に受験勉強をやめるわけにいかず、モヤモヤした気持ちを抱えて過ごしている方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、大学受験をやめたいと思っている方に向けて、以下の内容をご紹介します。
・大学受験をやめたい原因
・大学受験をやめた場合の主な進路
・大学受験をやめたいときの5つの乗り越え方法
・子どもから「大学受験をやめたい」といわれたときの親の対応
大学受験がつらく、悩んでいる受験生と保護者の方は、ぜひ参考にしてください。
このページの目次
大学受験をやめたい原因
受験勉強を続けていると大学受験をやめたくなる瞬間があるでしょう。
そんなときは自分がなぜ大学受験をやめたいのか、冷静に分析することが必要です。
目的を失っている
受験勉強を続けていくうちに目的を失うことで受験をやめたくなることがあります。
勉強を始めた頃は「絶対に大学に合格するぞ!」と強い目的があったものの、ふとした瞬間に「どうして勉強をしているのだろう」と思うこともあるでしょう。
高3の段階で「将来弁護士になりたいから○○大学に行く」といった具体的で明確な目的がある人はむしろ少ないものの、「大学合格」という目的を見失うとモチベーションが下がってしまいます。
成績が上がらない
がんばって勉強しても成績が上がらないと大学受験をやめたくなる場合があります。
どんなに優秀な人でもスランプはあり、勉強しても成績が上がらない時期があるのは当たり前ともいえます。
受験生は3回ほどスランプを経験するといわれていることから、「成長とスランプ」は繰り返していくものと知っておくことが必要です。
勉強のやり方が分からず成績が上がらない場合、一人で悩まず学校や塾の先生など専門家のアドバイスを受けることがおすすめです。
お金の心配がある
お金のことが心配で大学受験をやめたくなる場合もあるでしょう。
お金のことは一人で解決できないため、親子でよく話し合うことが大切です。
中には、奨学金制度や企業の学費支援を行っているところや成績上位で授業料が免除になる大学があります。
志望校にどのような制度があるのかよくリサーチしたうえで、親子で納得のいく方法を考えるとよいでしょう。
大学受験をやめた場合の主な進路
大学受験をやめたい原因はさまざまであることが分かりました。
ここでは、もし大学受験をやめてしまったら、どのような道に進むのかをご紹介します。
大学受験をやめて専門学校をめざす
大学受験をやめた場合、専門学校をめざす道があります。
専門学校は、製菓や理容美容など専門のスキルを身につけられるため就職に役立ちます。
「料理人になりたい」など明確な目的がある場合は専門学校がよいでしょう。
ただし、現状から逃れるためだけに目的がないまま専門学校に入学すると、いざ違う道に進みたいと思っても将来の選択肢が限定される可能性があるため注意が必要です。
専門学校は、将来の目的がはっきりしている人におすすめです。
海外に行くか就職する
大学受験をやめて海外に行くまたは就職するという選択肢があります。
「留学したい」「海外に移住したい」など、ますますグローバル化が進んでいく中で言語スキルや海外の文化に触れる経験をしておくことは、将来の強みになるといえます。
また、「すでに働きたい企業があり今がチャンス」など明確な目的がある場合は、就職を視野に入れてもよいでしょう。
しかし、海外は高額な費用がかかる可能性があるため、行き当たりばったりではなく、よくリサーチすることが必要です。
海外に行くまたは就職する場合は、将来の目的を再確認し、よく調べたうえで行動することが大切です。
大学受験をやめたいときの5つの乗り越え方法
大学受験をやめたくなったとき、すぐに「やめる」という結論を出さず一度立ち止まって考えることが大切です。
ここでは、大学受験をやめたいときの乗り越え方法を5つご紹介します。
とにかく気分転換をする
スランプに陥っている人におすすめなのは、気分転換をすることです。
遠くに遊びに出かける・ひたすら映画鑑賞をする・カラオケに行くなど自分が楽しめることがおすすめです。
雑踏から離れ森林浴で自然の音を聴く・普段なかなか食べられないおいしいものを堪能するということは五感を刺激し、身体によい働きかけをしてくれます。
勉強のことは一旦頭から離し、思い切って気分転換することも時には大切でしょう。
信頼できる人に相談する
大学受験をやめたい気持ちを人に相談することで楽になる場合があります。
家族や友人、先生など信頼できる人に相談するとよいでしょう。
特に塾の先生は、何人もの受験生を見てきているその道のプロです。
悩んでいる受験生や保護者の方とも関わってきた経験があるため、相談することで新たな発見や的確なアドバイスを受けることもあるかもしれません。
SNSが普及している現代では知人に相談するのに抵抗がある場合、Twitterや知恵袋などを活用するのも一つの方法です。
自分の思いをつぶやくことで、コメントやフォローをもらいモチベーションにつながることがあります。
信頼できる人や場所で、自分の悩みを話してみましょう。
苦しみを乗り越えた人の話を聞く
苦しみを乗り越えた人の話を聞くと、大学受験をやめたい気持ちが軽くなる場合があります。
悩んでいてつらいときは、同じ境遇の人の話を聞くことで苦しさに共感でき、話の内容がすんなりと心に入ってきやすいため効果的といえます。
話を聞く機会がない場合は、自己啓発本などの著書を読むことでも構いません。
環境を変える
大学受験をやめたいときは、環境を変えてみるのも効果的です。
たとえば普段家で勉強している人は図書館に行ってみるなど、できる範囲で違う環境に身を置いてみるとよいでしょう。
自分の部屋の机の配置を変える・アロマを焚いて雰囲気を変えるなども効果的です。
普段と環境を変えることで新鮮な気持ちで勉強ができる可能性があります。
大学で楽しんでいる自分を具体的にイメージする
大学受験がつらいとき、明確な目的がある人は「大学に入ったら物理の研究が思う存分できる」「フランス語を話せるようになり夏休みには旅行したい」など具体的にイメージでき、モチベーションを上げられるでしょう。
明確な目的がない人は「都会でおしゃれな大学生になりたい」「大学に入学したら一人暮らしがしたい」など漠然としたきっかけでよいので、楽しんでいる自分をイメージすることがおすすめです。
大学に行って楽しんいる自分をイメージすることでやりたいことを再認識でき、勉強のつらさから解放される可能性があります。
子どもから「大学受験をやめたい」といわれたときの親の対応
子どもが突然「大学受験をやめたい」といい出したら、今まで応援してきた親としては悲しく本人を責めたくなるかもしれません。
しかし、本人の気持ちが落ち着くまで責めずに寄り添い、とにかく話を聞くことが大切です。
やめたい理由が「ほかにやりたいことがある」など前向きなものであれば、大学受験をやめることを選択肢に入れてもよいでしょう。
親として、子どもがリラックスできる環境を整えてあげることが第一優先ですが、子どものいうことを何でも聞き甘やかすのではなく、サポートに徹する姿勢を見せることが大切です。
親の不安や心配は思っている以上に子どもに伝わるため、声がけの頻度に注意し、必要以上のプレッシャーをかけないよう配慮することも必要でしょう。
まとめ
大学受験をやめたくなったら、原因をよく分析することでその後の対応が変わります。
大学に行かないとどうなるのか具体的に知っておくと、簡単にやめる選択には至らないでしょう。
大学受験をやめたいと思いながらも本当は成功させたい気持ちがあるなら、ご紹介した乗り越え方法をぜひ取り入れてみてください。
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