理科が苦手な中高一貫校生の塾選び|家庭学習が苦手でも対応できる個別指導塾が最適
「理科の成績が伸び悩んでいて、授業についていけない」
「学校の進度が速く、基礎が分からないまま進んでしまう」
と悩む中高一貫校生、私立中学生にとって、塾選びは大きな決断です。
数学・英語の影に隠れがちですが、理科は日頃の家庭学習が必要な科目なのです。
また、理系への進学を考えている場合、中学時点で理科の苦手意識を払拭できれば、大学入試の大きな武器になります。
本記事では、中高一貫校で理科の成績向上を目指すために必要な理科の学習法や、塾選びのコツについて詳しく解説します。
成績アップに繋がる塾を見つけるためのヒントを、現役の中高一貫校の教師がお届けします。
このページの目次
中高一貫校の理科は、家庭学習が前提の授業
「授業を受けてさえいれば大丈夫では?」
と考える保護者の方がいらっしゃいますが、それは大きな間違いです。
実は中高一貫校の理科の授業は、家庭学習が行われることを前提に授業が進んでいくのです。
授業進度が速く、中2までに中学内容が終わる学校も
中高一貫校は授業進度が速く、中学2年までに中学3年の内容が終わる学校もあります。
このような速い進度に対応するためには、家庭学習でしっかりと復習を行うことが求められます。
専門の先生が授業を担当し、実験も多く行われる
公立中学では、1人の先生が物理・化学・生物・地学を全て担当することが一般的です。
一方、中高一貫校では、物理・化学・生物・地学の各分野ごとに、専門の先生が担当するケースが多いです。
そのため、実験を積極的に行い、内容によっては高校レベルの授業が行われることもあります。
例えば、中学3年で学ぶ「力と運動の関係」や「エネルギー」の分野では、高校で扱う公式を紹介する場合もあります。
知識の暗記や問題演習は家庭学習に任される
授業の進度が速く、実験が多いと、授業時間が足りず、補えない部分は家庭学習に任されます。
例えば、化学分野では、元素記号・化学式などの知識の習得は必須です。
しかし、授業内で覚えきるのは不可能なので、家庭学習で知識を定着させることが求められます。
また、数学のように、授業内で多くの問題演習を行う機会が少ないため、問題演習も家庭学習に頼る必要があります。
しかも、中高一貫校で使われる問題集には、ハイレベルな問題も掲載されており、定期テストでもハイレベルな問題が出題されることが多いのです。
中高一貫校の理科対策には、個別指導塾を選ぶべき!
そんな中高一貫校の理科の苦手克服には、個別指導塾が適しています。
それは、理科の定期テストで点数が取れない原因と、理科特有の勉強法が関係しています。
理科が苦手になる原因は、家庭での勉強時間が足りていないことが多い
理科を苦手としている生徒の多くは、家庭での勉強時間が足りてないケースが多いです。
先述したように、理科は家庭学習が必要です。
【ポイント】
特に、学年が上がるほどに、複雑な自然現象を扱うようになり、覚えるべきことが増えます。
例えば、中1の化学分野では、比較的馴染みのある気体の名前を、数個覚えるに過ぎません。
しかし、中2からは、目に見えない原子や分子を扱い、数多くの元素記号・化学式・化学反応式の暗記が必須となります。
どうしても英語や数学に、家庭学習の時間を割きがちですが、これらを覚えるには、多くの家庭学習の時間を確保する必要があります。
時間の確保ができなければ、いつの間にか理科が苦手となっていくのです。
勉強時間を確保するには、個別指導塾が最適
塾を選ぶ際には、勉強時間が確保できる塾を選ぶことが重要です。
特に、理科で必要なのは、授業以外の時間で、授業で習った知識定着や問題演習を行う時間の確保です。
この点を考慮すれば、個別指導塾がおすすめです。
おそらく、理科を苦手としているお子さんは家庭学習が苦手である場合が多いでしょう。
家庭学習が苦手なお子さんでも、個別指導塾を利用すれば、お子さんの学習ペースに合わせた勉強時間の確保が可能です。
個別指導塾でやるべき、理科の苦手克服のステップ
理科の苦手克服のためには、定期考査で成績をアップさせて、自信をつけることがカギです。
そのためには、2つのステップを意識しましょう。
理科の苦手克服のステップ①:授業の復習をする。予習は不要。
中学理科は、1分野(物理・化学)と2分野(生物・地学)に分かれています。
1分野では、さまざまな公式、元素記号・化学式・化学反応式の暗記が必要です。
これらを覚えていないと授業内容が理解できません。
さらに、2分野は暗記中心の科目であり、知識の定着が必要なのは言うまでもありません。
しかし、理科を苦手とするお子さんは、知識が定着していない場合が多いのです。
そのため、毎回の復習をきちんと行い、知識を着実に身につけることが必須です。
ただし、復習はそこまで時間をかける必要がありません。
毎回の授業後に5〜10分程度、授業ノートを見直すだけでも十分です。
復習一回に多く時間をかけるより、復習する回数を増やすことを意識しましょう。
なお、理科は実験を通じて得られる知識も多いので、予習は不要です。
理科の苦手克服のステップ②:テストまでに問題演習を2〜3周解く
中高一貫校の定期テストでは、高校入試レベルの思考力を問う問題が出題されます。
いかにハイレベルな問題といえど、学校で使用している問題集を繰り返し解くことで、十分に対応可能です。
高校入試レベルの思考力を問う問題は、ある程度パターンが決まっています。
そのため、問題集を2〜3周解くことで対応可能なのです。
また、問題集を解くことは、暗記した知識をアウトプットすることにも繋がります。
アウトプットすることによって、知識がより定着するのです。
このように、問題集を2〜3周解くことが理科の成績向上のカギとなります。
しかし、残念ながら理科が苦手なお子さんは、問題集を1周もやりきれていないことが多いです。
自宅での学習や集団指導塾が不向きな理由
中高一貫校生が理科の苦手を克服する場合、自宅での学習や、集団指導塾は、向かないケースがほとんです。
その理由について詳しく見ていきます。
自宅での学習ではモチベーションを維持できない
自宅で理科の勉強をしようとしても、苦手意識があると集中力が続きません。
得意科目や、好きな科目なら、自宅でも勉強が進みますが、苦手な科目に対してはモチベーションを保つのが大変です。
また、他のことに気を取られ、理科の勉強に取り組むのが億劫になりがちです。
リラックスできる自宅では、苦手克服のための勉強は難しいでしょう。
集団指導塾はインプット中心で、中高一貫校のペースに合わない
集団指導塾では、学習内容を塾側で決めているため、中高一貫校の授業進度や、カリキュラムに、合わないことがあります。
また、集団授業はオリジナル教材を用いたインプットが中心です。
結局、理科の苦手克服に必要なアウトプットの時間は、家庭で確保することが必要です。
そのため、集団指導塾は、理科が苦手な中高一貫校の生徒には向いていません。
個別指導塾が最適だが、中高一貫校に対応している塾を選ぶ
集中して学習に取り組めて、復習や、学校教材を用いた問題演習を行うためには、個別指導塾が最適です。
ただし、中高一貫校生の場合は、中高一貫校専門の個別指導塾を選択すべきです。
中高一貫校は授業進度が速く、思考力を問うハイレベルな問題がテストで出題されます。
また、学校によって特徴があるので、中高一貫校に精通したプロによって、お子さんに合った独自のカリキュラムを作った方が、学習効果が高くなります。
500校以上の指導実績。中高一貫校専門の個別指導塾「WAYS」成績UP事例
中高一貫校専門の個別指導塾なら、「WAYS」がオススメです。
WAYSは、500校以上の中高一貫校生の指導実績があり、システムで学校情報を一元管理しています。
お子さんが通う中高一貫校のカリキュラム・使用教材に合わせた指導計画を立てることが可能で、実際に数多くの成績不振脱出の事例があります。
鎌倉学園中学3年生の成績アップ事例:理科62点→89点
まず、入塾後6ヶ月で理科1の点数が62点から89点、理科2の点数が77点から93点に上昇した生徒をご紹介します。
この生徒は、家での勉強習慣がなく、課題もほとんど提出できていませんでした。
部活が忙しく、勉強時間を確保できなかったため、WAYSでは、まず数学と理科に集中して学習する戦略を取りました。
科目を絞ったことで、3周ルール(問題集を3回解く)を徹底し、高得点を獲得することにつながりました。
自信とモチベーションが高まり、部活が忙しい日でも最低限の課題を終わらせるよう、毎日一定の勉強量を確保できるようになりました。
聖心女子学院中等科1年生の成績アップ事例:理科32点→84点
次に、入塾後6ヶ月で理科1の点数が32点から84点、理科2の点数が22点から64点に上昇した生徒をご紹介します。
この生徒は、計算ミスやケアレスミスが多かったものの、ミスを大きな問題として捉えていませんでした。
そこで、WAYSでは、ミスを振り返ることを習慣化させ、毎回の授業で制限時間を設定し、緊張感を持って計算練習に取り組ませました。
その結果、計算に対する意識が変わり、ミスが大幅に減りました。
さらに、夏期講習や冬期講習に加え、定期テスト直前期の「日曜開講特訓」にも積極的に参加することで、学習習慣をしっかりと身につけるようになりました。
家庭学習ができなくてもOK!中高一貫校生が理科の苦手を克服するなら「WAYS」へ
理科の苦手克服のためには、知識を定着させたり、問題演習をしたりするために、勉強時間を確保する必要があります。
WAYSの指導時間は、1コマ120分です。
一般的な個別指導塾では、80〜90分指導が中心であり、十分な演習の時間を確保できませんので、宿題を出してカバーせざるを得ません。これは、ただでさえ勉強量が多い中高一貫校生にとって大きな負担です。
しかしながら、WAYSでは、塾からの宿題は基本的にありません。なぜなら、120分の長い指導時間の中で、十分な演習が可能だからです。
また、指導時間内で、学校の宿題に取り組むこともできます。きちんとこなすだけではなく、内容もしっかり理解・定着させることができます。
WAYSならば、家庭学習ができないお子さんでも、理科の苦手を克服し、定期テストの点数を伸ばすことが可能です。
まずは学習のお悩みや、お子さんの勉強の状況について、お気軽にご相談ください。無料学習相談は、Webで今すぐ予約できます。
投稿者プロフィール
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中高一貫校で15年間指導してきました。10年間は高校3年生の大学受験指導を、次の5年間は主に中学で指導してきましたので、大学受験を見据えた中学からの学力形成に知見があります。私自身も中高一貫校を卒業しました。
せっかく努力されて入学した学校なので、充実した時間を過ごせるよう情報発信という形でサポートしていきます。
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