中高一貫校の落ちこぼれ「深海魚」からの復活には自己肯定感アップが大切

深海魚になってしまった女子中学生

中高一貫校に入ってから成績が低迷し、学年下位から上がってこれなくなってしまった生徒を「深海魚」と比喩することがあります。

厳しい中学受験を乗り越えたお子様が「深海魚」化してしまうなんて、親御さんには受け入れがたい事態かもしれません。

しかし、「落ちこぼれ」ではなく「深海魚」と呼ぶ背景には、もう一度成績を伸ばして浮上できるはず、といった意味も込められています。

本記事では、成績不振に陥った中高一貫校生の成績アップ率92.9%の個別指導塾の立場から、「深海魚」になってしまう理由や復活方法を詳しく解説します。

中高一貫の子どもが深海魚になってしまう6つの原因

中高一貫校の授業スピードや中学受験後の燃え尽きなどを原因として、「深海魚」になってしまう生徒は、どの学校にも存在します。

この章では、中高一貫校生が「深海魚」化してしまう6つの原因を解説します。

中高一貫校の授業は進度が早く難易度も高い

中高一貫校の授業は公立で6年かけて扱う内容を5年間で終わらせるため、授業スピードは約1.2倍です。

スピードの速い授業の中で、小学校よりも難しい内容を定着させていかなければならないので、ついていけなくなってしまうのです。

また、中高一貫校は難易度の高い教科書や独自のカリキュラムの中で授業が進むことも、「深海魚化」の原因と言えるでしょう。

燃え尽き症候群に陥っている

中学受験を乗り越えたことで燃え尽き症候群になり、勉強へのやる気を失ってしまうのも、「深海魚」になってしまう原因の1つです。

文部科学省の「令和5年度学校基本調査」では、私立中学に通う生徒は中学生全体の約7.8%。

小学校の1クラスに中学受験する子どもは2、3人しかいないのです。

中高一貫校に通う生徒は、小学校時代みんなが遊んでいる中で、自分も遊びたい気持ちを抑えて受験勉強に取り組んだ反動で燃え尽きてしまいます。

この場合、受験勉強で辛かった時の気持ちの聞き取りや、今後の目標を一緒に設定するといった親御さんのフォローがあると、立ち直れることがあります。

親が管理できる年頃ではなくなってしまった

中学生になると子どもが思春期に差し掛かり、親御さんが勉強するように言っても聞かなくなり、成績が下がってしまう場合もあります。

特に自立心の強いお子様に対して「勉強しなさい」と強く言うほど、反発心から余計に勉強しなくなり、「深海魚」化してしまうことも少なくありません。

周りの生徒のレベルが高く自信を失ってしまった

中高一貫校には、受験によって高い学力の生徒が集まります。

小学校時代のように成績上位でいることが当たり前ではなくなり、勉強への自信を失って成績不振になる。結果、「深海魚」になってしまうケースも多いです。

「自分は勉強ができないんだ」と思うようになり、自己肯定感が下がってしまうと、モチベーションも下がるでしょう。

テスト勉強にも身が入らなくなり、良い点が取れず、負のループに陥ってしまいます。

成績が悪い自分を受け入れている

「成績が悪い」というイメージを周囲が持ち、自分でも受け入れてしまっていると徐々に「深海魚化」してしまうおそれがあります。

学校生活が始まってしばらく経つと、クラスや学年内で成績順位が固まり、なんとなく成績が近い子と友達付き合いをするようになります。

周囲も成績が良くないので、危機意識が次第に薄れ、勉強に対して諦めモードになってしまうのです。

この場合、いきなり成績向上に向けた勉強に取り組もうとしてはいけません。

まずは宿題を遅れずに提出することや、テスト範囲の狭い小テストで高得点を取るなど、小さなことから「勝ち癖」をつけてセルフイメージを変えていくことが大切です。

宿題以外の勉強をしない

学校から出された宿題しかやらない、あるいは宿題さえやらない場合、「深海魚」になってしまうリスクがあります。

勉強していたとしても、終わらせることだけが目的になってしまい、内容を理解し、知識を定着させることを置き去りにしているのです。

このタイプの生徒には、自発的な学習をしなければ成績アップはできないことを理解させ、やる気を引き出す必要があります。

中高一貫校の深海魚から復活させる3つの方法

「深海魚」状態を放置して成績不振の状態が続くと、高校段階で退学や転校を視野に入れる必要も出てきます。

中高一貫校で「深海魚」になってしまったら、自己肯定感を高めて学習意欲をアップさせることが復活の鍵です。

自己肯定感を高めるには、得意科目を作ることや、親御さんのフォローや塾の利用といった方法が挙げられます。

文部科学省が実施した令和4年度問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」では、学業不振を理由に私立高校を退学した生徒は約4.9%に上ります。

そうならないためにも、この章で紹介する復活方法を試してみてください。

1つだけでもいいので得意科目を作る

まずは1つだけでもいいので得意科目を作って勉強に対する自信を取り戻し、クラスや学年の中で「勉強ができる」という立ち位置を取れるようにしましょう。

学校の中でのポジションが変わると自己肯定感も高まり、自信を持って勉強に取り組めるようになります。

数学や英語など前の単元で習った内容が次の単元を理解するための土台となる科目では、短期間で成績を伸ばすのは難しいです。

そのため、比較的短期間で点数を伸ばしやすい理科や社会などの暗記を中心とした科目から取り組むようにしましょう。

出題範囲が狭い小テストなどで、好成績を修める方法も有効です。

子どもの勉強を見てあげる

親御さんが子どもの勉強を見てあげるのも、「深海魚」から復活するのに良い方法です。

一緒に机に向かい、子どもが勉強に取り組めたことを褒めてあげることで、モチベーションを引き出せます。

忙しくて勉強を見てあげる時間が取れない場合は、子どもが解いた問題の答え合わせをしてあげるだけでも十分です。

親御さんのサポートが、「深海魚」からの復活のための大きな支えになります。

塾に通って学習態度を見直す

勉強方法や学習計画の立て方がわからない場合や、苦手分野が多すぎてどこから手を付けていいかわからない場合は、塾を利用して学習態度を見直すのがよいでしょう。

すでに「深海魚」になっているお子様の場合、自分で何とかしようとすればするほど、悩み苦しむおそれがあります。

塾を利用すれば、勉強はプロに任せられるので、「わからないことが多すぎて、ますます勉強が嫌になる」ような事態を避けられます。

勉強に苦手意識を持っているお子様であれば、個別指導塾がおすすめです。

集団塾は大学受験に向け、授業よりハイレベルな学習をしたい生徒向けで、個別のサポート体制が充実していない場合が多いです。

個別指導塾では、生徒の状況や学習習慣に合わせたカリキュラムを組み、先生が伴走しながらサポートしてくれます。

中高一貫校生であれば、中高一貫校専門の個別指導塾が最も効果的です。

一般の個別指導塾では、生徒の大半が公立生で、先生が中高一貫の独自カリキュラムに対応できず、「深海魚」から復活できない可能性があるからです。

中高一貫専門塾WAYSは500校以上の中高一貫校生を指導してきた専門塾です。

学校カリキュラムに沿って、学校の教材を使って指導を行うので、効率的に勉強を進められます。

WAYSの料金や指導システムを詳しく知りたい場合は、無料のWebパンフレットご覧ください。

オンラインで今すぐダウンロードできます。

中高一貫校で深海魚だった生徒の成績アップ事例

中高一貫校生専門の個別指導を行っているWAYSに通って、「深海魚」から復活した成績アップ事例を3つ紹介します。

成績だけでなく学習意欲も大きく向上しているので、子どもの勉強方法を改善したい方は参考にしてみてください。

城北中学3年生:物理10点→85点で深海魚から復活!

1学期の期末テストで物理10点、英語A25点、英語B30点から、2学期中間テストで物理85点、英語A47点、英語B50点と「深海魚」から復活を果たした事例です。

この生徒は入塾前、学校の授業を聞かず、物理の宿題はほぼ未提出。学習計画は立てずに、思い付きで勉強し、定期テストに臨んでいました。

中学3年の8月にWAYSに入塾し、先生から勉強をこなすだけの「作業」ではなく、「理解すること」が大切であると指導を受け、1日ごとの学習ペースを管理し始めました。

これによって、3ヶ月後の2学期中間テストで成績を大幅に向上させました。

物理を得意科目にできたことで、英語と数学も80点以上を目指したいと学習へのモチベーションも上がり「深海魚」からの復活に成功しています。

暁星中学3年生:成績が大幅アップで深海魚から完全復活

WAYS入塾から4ヶ月間で代数が18点から74点、英語が29点から56点と大きく成績を伸ばし、学習意欲もアップした中学3年生の事例です。

入塾前は机の前に向かっても集中が途切れ、長時間勉強することができず、成績も伸び悩んでいました。

WAYSの指導時間は1コマ120分で、他の個別指導塾の平均的な指導時間(90分)の約1.3倍です。指導時間が長いため、集中力が自然と続くようになりました。

テストの1週間前には出題範囲の問題集を3周できるスケジュールを立てて勉強に取り組んだ結果、点数の大幅アップを実現。

その後、学年で一番レベルの高いクラスに入ることを目標に設定し、数学で満点を目指すなど学習意欲も高まり、「深海魚」から完全に復活しました。

大麦中野中学1年生:入塾2ヶ月で深海魚から復活

2学期の中間テストでは数学が22点だった生徒が、WAYS入塾2ヶ月後の2学期期末テストで67点まで大きく点数を伸ばした事例です。

この生徒は学習方法が定まっておらず、学校の授業でわからない点をそのままにしていて、授業についていけなくなり「深海魚」化していました。

WAYSでは、「わかったつもり」で授業を終えないように学習を進めていきます。

講師が「なぜその答えになるのか」質問をして、きちんと理解しているかどうかを確認しながら進めているのです。

生徒も、「わかったつもり」では良くないことに気づき、勉強に対する姿勢を改善できるようになり、数学の成績を大きく伸ばすことに成功しました。

中学1年生の早い段階で学習方法を改善できたので、積み上げ方式の科目である数学も短期間で成績を伸ばせました。

【まとめ】子どもを深海魚から復活させるには中高一貫校専門の個別指導塾が近道

中高一貫校では、レベルの高い授業についていけず、モチベーションが下がり、「深海魚」になってしまうこともよくあります。

親御さんは「落ちこぼれてしまった」と悲観するのではなく、子どもに寄り添って勉強をサポートしてあげたり、「1科目だけでも頑張ろう」とアドバイスをしてあげたりすると復活の兆しが見えます。

しかし、仕事が忙しくて一緒に勉強するなどのサポートができない親御さんも少なくないでしょう。

その場合は、中高一貫校専門の個別指導塾WAYSにご相談ください。

WAYSでは学力が低迷している生徒の成績を90日程度で伸ばし、「深海魚」からの復活を果たした実績が数多くあります。

中高一貫専門塾WAYSの成績アップ事例

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中高一貫校専門 個別指導塾WAYS 編集部
中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。

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