中学生や高校生の反抗期はいつまで?終わりのサインはある?
反抗期の子どもをもつ親御さんの中には「果たしていつまで続くのだろう」と気を病んでいる方も多いのではないでしょうか。
反抗期の影響で勉強しなくなってしまい不安に思っている方も少なくないでしょう。
結論、個人差はありますが、中高生の反抗期は11歳頃から始まり、17歳頃に終わると言われています。
本記事では、反抗期の概要や終わりのサイン、付き合い方などを解説します。
子どもとの接し方に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
このページの目次
反抗期とは
反抗期とは、親をはじめとする大人からの指示や意見に対して、反抗的な態度をとることの多い期間のことです。
中には、反抗期のない子どももいますが、成長の過程で多くの子どもに起きる自然な現象です。
反抗期に見られる言動
次に、反抗期の子どもに見られる主な言動を紹介します。
以下のような言動が増えたら反抗期かもしれません。
- 口答えする
- 言葉遣いが荒くなる
- 物に当たる
- 無視する
- 勉強しなくなる
反抗期の子どもの場合、友人とは楽しく過ごせていても、家庭内ではイライラしていることが多いのが特徴です。
例えば、塾では礼儀正しく、講師と楽しくコミュニケーションをとれているものの、保護者面談でヒアリングしてみると、家庭では別人というケースもよくあります。
反抗期はいつまで?
反抗期は、第1次反抗期、中間反抗期、第2次反抗期の3つに分類されます。
それぞれの始まりと終わりの年齢、特徴は以下の通りです。
始まりと終わりの年齢 ※個人差あり |
特徴 | |
第1次反抗期 | 1~3歳 | 自我が芽生えて、自己主張し始める時期(通称、イヤイヤ期) |
中間反抗期 | 5~10歳 | 親からの干渉を嫌い、口答えし始める時期 |
第2次反抗期 | 11~17歳 | 子ども扱いされるのを嫌い、大人を否定し始める時期 |
反抗期の始まりと終わりには個人差がありますが、一般的には高校2~3年生には終わるケースが多いと言われています。
中には、反抗期が来ない子どももいますが、反抗期を経験しないと大人に成長できないわけではないので、過度に心配する必要はありません。
反抗期の始まりのサイン
反抗期の子どもに誤った接し方をしないためには、子どもの異変に早く気づいてあげる必要があります。
以下のような兆候が見られたら、反抗期の始まりかもしれません。
- 言葉数が減り始める
- 返事をしなくなる
- 口答えする回数が増える
- 言葉遣いが乱暴になる
- 勉強しなくなる
- 遅刻・欠席が増える
- 自分の部屋にいる時間が増える
「以前はそんな態度をとったことなかったのに」と思うようなことが増えれば、反抗期を迎え始めている可能性が高いです。
成長の証だととらえて、慌てずに対応する必要があります。
反抗期の終わりのサイン
あることがきっかけで1日で反抗期が終わるようなことはほとんどありません。
子どもの言動が徐々に落ち着いていき、気づけば反抗期が終わっていたというのが一般的です。
具体的には、以下のような言動が見られたら、反抗期の終わりが近づいているでしょう。
- 会話する機会が増える
- 自分から話しかけるようになる
- 挨拶するようになる
- 感謝の言葉を言うようになる
- 勉強に集中し始める
- 家事を手伝うようになる
以前は文句を言っていたことでも、すんなり受け入れるようになったら、反抗期の終わりはもうすぐです。
始まりのサインも終わりのサインも、共通しているのは「以前との些細な変化」です。
細かな変化をすぐに察知するためにも、常に近くで見守ってあげる必要があります。
反抗期の中高生との付き合い方
子どもとの関係性を悪化させないためにも、正しい付き合い方を知っておきましょう。
おすすめの対処法は以下の4つです。
- 話を聴くことを重視する
- 過干渉にならない
- 感情的にならない
- 第三者にもサポートしてもらう
順番に解説します。
話を聴くことを重視する
指摘や指示はできるだけ避け、子供の話を聴くことを重視しましょう。
中高生にもなれば、子どもは自分なりの考えをもって行動しているはずです。
勉強しようと思っていた矢先、親から「早く勉強した方がいいんじゃない?」と言われれば反発するのも無理はありません。
勉強する意欲も削がれてしまいます。
子どもが話しかけてくれたときは、質問ばかりせず、話を聴いて共感してあげましょう。
いつまでも子ども扱いせず、1人の人間として尊重してあげることが大切です。
過干渉にならない
子どもの言動に干渉しすぎてはいけません。
子どもは反抗期を経て、今まさに大人になろうとしているので、自主性を尊重してあげる必要があります。
口出ししたくなったとしても我慢して、見守りましょう。
なお、子どもに対して無関心になるのは避けるべきです。
親が気にかけてくれていないと、子どもは愛情を感じられません。
「おはよう」や「お疲れさま」といった簡単な挨拶や声かけは必ず行いましょう。
感情的にならない
反抗期の子どもは言葉遣いが荒くなったり、物に当たったりすることもありますが、感情的になってはいけません。
お互いに熱くなってしまうと、関係が悪化し、親子の間に溝ができてしまうおそれがあるからです。
とはいえ、親も人間なので、ときには子どもを強い口調で叱ってしまうこともあるでしょう。
言い過ぎたと思った際は、どうすればよかったのかを振り返りつつ、次の日は何事もなかったかのように、普段通りに接するのがおすすめです。
親がもう気にしていないとわかれば、子どもも気持ちが楽になるでしょう。
第三者にサポートしてもらう
どうしても手に負えない場合は、第三者にサポートしてもらいましょう。
親が話しかけるとすぐにケンカになってしまう場合は、兄姉や祖父母を介して伝えるのも手です。
遅刻や欠席などで悩んでいる場合はスクールカウンセラーや自治体の教育相談室に相談できます。
あらゆる問題を親だけで解決しようと思ったら、ストレスで疲弊してしまいます。
気持ちに余裕がなくなり、子どもとも正しく向き合えなくなるので注意しましょう。
反抗期で成績が低迷しているなら塾に任せるのが手っ取り早い
反抗期の子どもは勉強に集中できず、成績が低迷してしまうことがよくあります。
反抗期は一時の現象に過ぎませんが、その間に勉強についていけなくなると、尾を引いてしまいます。
以下のような兆候が見られるようであれば、早めに手を打つ必要があります。
- 家庭学習の時間が減った
- 宿題や課題を提出できていない
- テストの点数が下がり始めた
- 遅刻や欠席が増えた
勉強面の課題を解決するなら、プロに任せるのがベストです。
反抗期の子どもは、親の言うことを素直に聞けないものですが、第三者の言葉なら意外と素直に聞けるものです。
学習塾の講師は子どもを指導するプロなので、反抗期の子どもともうまくコミュニケーションを取りながら、勉強に集中させられるでしょう。
親としては、子どもの将来のことを考え、勉強面でのサポートは惜しまないようにしましょう。
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まとめ|反抗期はいつまで続くのか解説しました
中高生の反抗期は第2次反抗期と呼ばれ、個人差はありますが、11歳頃に始まり、17歳頃まで続きます。
反抗期の始まりと終わりのサインは、いずれも「以前との変化」です。
「口答えするようになった」「言葉遣いが荒くなった」と感じたら反抗期の始まりかもしれません。
「素直に話を聞くようになった」「子供から話しかけてくれるようなった」と感じたら反抗期の終わりは近いでしょう。
なお、反抗期になると勉強しなくなる子どももいます。
授業についていけなくなり、成績も悪化するリスクがあるので、早めに対処する必要があります。
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