定期テスト当日に子どもが体調不良!休んだらどうなる?無理にでも行かせるべき?
「定期テスト当日なのに、子どもが風邪をひいてしまった」
「体調が悪そうだから定期テストを休ませたいけれど、休んだらどうなるの?」
定期テストを休むことで、どのような影響があるのか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで本記事では、定期テストを休んだ場合、どのような影響があるのか、学校側はどのような対応をしてくれるのかについてご紹介します。
体調不良のお子さんを学校へ行かせた方がよいのかお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
このページの目次
定期テストの日に体調不良!休んだ場合の影響は?
定期テスト当日に体調不良になってしまった場合、本来は休ませたいところです。
しかし気になるのは、休んだことで「何か不都合があるのではないか?」ということでしょう。
定期テストを受けないことで、中学・高校ともに次のことで支障が出る恐れがあります。
成績表や内申点に響く可能性がある
定期テストの結果は、高校受験をする際、調査書(内申書)の評価にも深く関わってきます。
調査書の内容が、成績表をもとに作られているためです。
現在の成績表は「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つの観点に基づいて評価されています。
とくに「知識・技能」と「思考・判断・表現」の項目において定期テストの結果が重視されるため、休んだことで評価が変わる可能性が大きいでしょう。
進級に響く可能性がある
高校や私立の中高一貫校では、進級に響くことがあります。
一度定期テストを休んだ程度であれば、いきなり留年とはなりません。
しかし、それまでも赤点スレスレだった場合や何度も定期テストを休んでいる場合は、進級できない可能性も出てくるでしょう。
大学受験に響く可能性がある
高校生の場合は、定期テストを受けなかったり、点数が悪かったりした場合は大学受験に響く可能性があります。
一般選抜の場合は学校の成績は関係ありませんが、「学校推薦型選抜(公募制・指定校制)」や「総合型選抜」の場合、受験の際にある程度の水準の成績であることが指定されることがあります。
定期テストの結果が響き、成績が悪かった場合、評定平均値が満たせず受験できない可能性もあるでしょう。
このように、定期テストの結果はさまざまなことに関連しています。
しかし、定期テストを受けられなかったらすぐに、これらに影響を与えるとは限りません。
定期テストを体調不良で休んだ場合の救済措置
定期テストを体調不良で休んだ場合の学校側の対応は、市町村や学校単位で変わります。
お子さんが通っている学校でどのような対応をしているかは、確認しなければ分かりません。
救済措置を設けている学校でも、何度も繰り返して休むと救済措置がなくなってしまう可能性もあります。
ただし、たまたま体調不良で1回だけ定期テストを休んでしまった生徒に対しては、ある程度の救済措置を取ってくれる学校が多いようです。
救済措置の内容は、主に次の3つです。
追試を受ける
学校によっては、休んだ生徒に対し追試を行ってくれることがあります。
ただし定期テストに比べ、勉強する時間が長く取れることや、すでにテストを受けた生徒からどのような内容が出題されたかを確認できるため、テストの難易度は上がるものと考えておいた方がよいでしょう。
見込み点で判断される
「見込み点」で判断する学校もあります。
「見込み点」とは、これまでのテストの成績をもとに定期テストの得点を算出するものです。
例えば、1学期の中間・期末のテストの平均点が70点だった場合、70点の50%~70%をかけた数字を得点とするものです。
学校によってこの割合は異なり、中には100%の評価をしてくれる学校もあるかもしれません。
課題を提出する
テストの代わりに課題を提出させる学校もあるでしょう。
高校でこれまで赤点ばかり取っており、留年がかかった試験だったような場合です。
ただしこれは留年を回避するためのものであって、成績が上がるわけではありません。
一般選抜以外の方法で大学受験を検討している場合は、かなり厳しくなるでしょう。
定期テストを体調不良で休んだ場合の対処法
定期テストを体調不良で休んでしまった場合、どのような救済措置をしてもらったとしても、不利になることの方が多くなりそうです。
ただし、無理して定期テストを受けることは推奨できません。
体調が悪い状態で定期テストを受けたとしても、いつもどおりの成果が得られない可能性もあるため「休む」という選択肢はもちろん持つべきです。
休む場合は、成績や受験で足を引っ張らないようにするためにも、一度先生に相談し、どのように対応してもらえるのか確認しましょう。
そのうえで、授業態度に気を付ける、提出物は必ず期限内に提出するなど、定期テスト以外に成績表に反映される評価材料に力を入れます。
定期テストを体調不良で休まないためにできること
せっかく頑張って定期テストの勉強をしていても、当日体調不良になってしまっては元も子もありません。
体調不良にならないよう、お子さん自身が気を付けるべきこと、親御さんも協力できることについてご紹介します。
睡眠時間を確保する
睡眠時間の確保は必須です。
中学・高校生に必要な睡眠時間は8時間~10時間といわれています。
しかし、これだけ睡眠時間を確保できているお子さんは少ないのではないでしょうか?
睡眠不足になると、疲れが取れず風邪をひきやすくなるだけでなく、集中力や記憶力の低下などが起こりやすくなります。
テスト前はとくに無理をせず、早く寝ることを心がけましょう。
手洗いうがい・マスクを欠かさない
コロナ禍により手洗い・うがいの重要性が再注目されました。
風邪をひきたくないテスト前にはマスクも活用しつつ、うがい手洗いも徹底しましょう。
もちろんテスト前だけではなく、普段から徹底できているに越したことはありません。
テスト前には、人混みを避けることもおすすめです。
栄養のある食事をとる
親御さんが協力できることのひとつに、食生活を整えることがあります。
1日3食作ることや栄養バランスの取れた食事を心がける、冬場であれば体を温める食事を取らせるなど、免疫力を上げられるように手助けしてあげましょう。
まとめ
定期テストを体調不良で休んだ場合、学校によって追試や見込み点をつけるといった救済措置が取られることがあります。
ただし、学校によっては救済措置がない学校もあるかもしれません。
救済措置があったとしても、成績表や内申点・大学受験に影響を与える可能性もあります。
せっかくの努力が無駄にならないよう体調管理を万全にし、定期テスト当日を迎えましょう。
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