個別指導と集団指導の違いは?各特徴とメリット・デメリットもご紹介


中学生になると塾に通うお子さんが増える傾向にあります。
中でも「個別指導」と「集団指導」では、どちらの塾がよいのか迷ってしまう方も多いでしょう。
マンツーマン・少人数で指導が受けられる個別指導と、10〜30人の生徒が受講する集団指導には、それぞれメリット・デメリットがあります。

この記事では、個別指導・集団指導それぞれの特徴とメリット・デメリットをご紹介します。
お子さんの塾を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

個別指導・集団指導塾の違いは?それぞれの塾に通う生徒の割合

個別指導と集団指導の一番の違いは、講師1人あたりが指導する人数です。
個別指導では、マンツーマンまたは2~6人程度の少人数制で指導しますが、集団塾では講師1人に対し10~30人程度の大人数を指導します。
ここで、中学・高校生が通う塾の形態に関する割合を見ていきましょう。

「ママスタ まなび」では、小学生・中学生の保護者を対象に「通う塾の形態について」のアンケートを実施しました。
すると、中学生において、個別指導塾に通う生徒が53.0%、集団指導塾に通う生徒が41.1%という結果になりました。
この結果から、中学生になると個別指導を選ぶ生徒の割合が多い傾向です。

また、経済産業省「2020年経済構造実態調査」によると、高校生が集団指導塾に通う割合は36%、個別指導塾に通う割合が64%と、全学年を通して個別指導塾を選ぶ生徒が多い傾向です。

個別指導の特徴とメリット

個別指導の特徴

・講師1人に対して生徒1人、または少人数である
・基本的には生徒一人・数人を一人の講師が担当する
・生徒の学力や成績状況に合った学習カリキュラムを作成する

基本的には講師1人に対し、生徒1人または少人数で授業が進められます。
生徒の学力や成績状況に合わせた勉強プランを作成することも個別指導塾の大きな特徴です。
各生徒の学習カリキュラムをもとに、生徒の理解度に合わせて授業が進められます。

個別指導のメリット

一人ひとりに合わせた学習カリキュラムのため自分のペースで学べる

個別指導では生徒の特徴や傾向、得意・不得意に合わせ、一人ひとりに合わせた学習カリキュラムを作成されることが多いです。
自分のペースで学べることや質問しやすいことから、苦手分野も理解できるまで教わることが可能です。
また、講師と生徒がコミュニケーションを取りながら進められるため、生徒の学力・理解度に合わせた指導が受けられます。

生徒に合わせた授業日の変更が可能なためスケジュールが組みやすい

生徒によっては部活・学校行事・習い事などで、予定通りに塾へ通えないこともあるでしょう。
個別指導であれば、生徒の予定に合わせたスケジュール作成が可能なため、急な用事にも対応できます。

集団指導塾の特徴とメリット

集団指導塾の特徴

・講師1人が10~30人の生徒を授業形式で指導する
・教科ごとに講師が変わるところが多い
・あらかじめ決められたカリキュラムで勉強していく

集団指導塾は、学校のように1人の講師が大人数を指導するスタイルです。
教科ごとに講師が変わることが多いため、個別指導より多くの人と関われる環境といえます。
また、あらかじめ決められたカリキュラムをもとに授業が進むため、勉強スピードが速いことも特徴でしょう。

集団塾のメリット

個別指導に比べ費用が安い

集団指導は、講師が一人で同時に複数の生徒を指導するため、費用が安くなります。

個別指導の費用相場(1対1・週1回の受講/月)は、中学生が2万円~3万5,000円、高校生が2万2,000円~3万7,000円です。

一方、集団指導の費用相場(生徒10〜30名・週1回の受講/月)は、中学生が1万2,000円~2万1,000円、高校生が1万2,000~2万2,000円となっています。
特に、個別指導におけるマンツーマンのコースと比較した場合、集団指導の方が安く受講できます。

競争意識が芽生えモチベーションアップする

学力を向上させるうえで、ライバルの存在は大きいものです。
周囲が努力する姿を間近に見ることで、競争意識を高めやすい環境といえるでしょう。
また、出会いが増えることで、会話の中から「将来の夢」「進学先」など新しい知見を増やす効果も期待できます。

個人指導・集団指導塾のデメリット

個別指導のデメリット

個別指導塾で注意が必要なのは以下の2点です。

・学習スピードがペースダウンする恐れがある
・集団の中で力を発揮する訓練の機会が少ない

生徒一人ひとりに合わせたカリキュラムは魅力ですが、これはデメリットともいえます。
学習ペースがダウンしたとしても、目標範囲まで学べるよう自分自身で学習スケジュールを組むことや、講師に目標到達点について相談しながら学習を進めるなどの工夫が必要です。

また、集団の中で力を発揮する機会が少ないことから、入試などの大事な場面でケアレスミスを起こさないよう「集団学習に慣れる」機会も作っておくとよいでしょう。

集団指導のデメリット

集団指導塾で注意が必要なのは以下の2点です。

・授業が高レベルでついていけない恐れがある
・分からなくても質問できないことが多い

入塾前の段階で「学校の授業についていけないレベル」だと、集団指導塾の授業についていくのが難しい恐れがあります。
入塾の際、学力基準として学校の成績がオール4以上を推奨している塾もあるほどです。
集団指導塾をご検討の際は、塾や生徒のレベルもある程度把握しておかなければなりません。

また、大人数での授業になることから、生徒によっては分からない部分を質問しづらい場合があるでしょう。
しかし、集団学習の機会として成長できる環境と考えられるなら、集団指導塾も検討してみましょう。

まとめ

生徒に合わせたカリキュラムと指導が受けられる個別指導と、固定カリキュラムで常に安定した緊張感が保てる集団指導は、それぞれに大きなメリットがあります。
あわせてデメリットも考慮しながら、個人の性格や求める成長過程に合わせて選ぶことが大切です。

投稿者プロフィール

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中高一貫校専門 個別指導塾WAYS 編集部
中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。

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