中高一貫校は子どもの目標に合わせて選ぶのがベスト!親子で一緒に考えるコツもご紹介
中高一貫校への入学を決めるには、子どもの目標に合っていることが大切です。
もし、目標にずれや、目標がないまま入学してしまうと、学校生活が有意義に過ごせないかもしれません。
そこでこの記事では、子どもの目標に合わせた進路別の中高一貫校をご紹介します。
また、子どもと一緒に目標を立てるコツ、中高一貫校のメリット・デメリットなども併せて説明しています。
中高一貫校への入学を検討している方は、参考にしてください。
このページの目次
【進路別】子どもの目標に合わせた中高一貫校を選ぼう
子どもの進学先を決めるとき、中高一貫校に関わらず子どもの目標に合わせた学校を選ぶことが大切です。
ここでは、中高一貫校の種類についてご紹介します。
国立中高一貫校
国立の中高一貫校は、限られた都道府県にのみ設置されており、小中一貫校が多いです。
国立大学に付属した学校で、国の研究のための最新教育が受けられるのが特徴です。
公立中高一貫校
公立の中高一貫校は、「完全型」「併設型」「連携型」の3つに分けられます。
「完全型」は、高校入試がない、6年間の一貫教育です。
「併設型」は、6年間の一貫教育ですが、高校入試があります。内部生は、併設の高校へ進学できるのが特徴です。
「連携型」は、名前のとおり複数の学校が連携しており、高校入試は選抜制です。
私立中高一貫校
私立の中高一貫校は、「大学付属校」「準大学付属校」「進学校」の3つに分けられます。
「大学付属校」では、ほとんどの生徒が併設の大学に進学できるのが特徴です。
「準大学付属校」は、進学先に併設大学または、ほかの大学を生徒が選ぶことができます。
「進学校」は、併設の大学がないので、大学に進学する場合は自分で受験をすることが必要です。
中高一貫校に入学する前が大切!子どもと一緒に目標を立てるコツ
中高一貫校に入学を決めている場合は、入学前に子どもの目標について親子でよく話し合っておくことが必要です。
入学してから「本当は入りたくなかった」「思っていたものと違っていた」とならないよう、子どもの目標に合った進学先を選ぶことが大切でしょう。
目標を立てるときは、子どもが一人で立てるのではなく、親子で一緒に納得しながら立てることがおすすめです。
ここでは、子どもと一緒に目標を立てるコツをご紹介します。
具体的な目標を立てる
子どもの目標を具体的に立てることで、目標に合った進学先が選びやすくなります。
目標がはっきりしていると、中高一貫校に入学してからも有意義に過ごすことができるでしょう。
また、目標を立てるときは、親子で一緒に考えたり共有したりすることで、後々ずれが生じません。
「中高一貫校に行って英語が得意になりたい」「こんな自分になりたい」など具体的な目標を立てておくことがおすすめです。
達成できそうな目標を立てる
目標を立てるときは、高いものより、子どものレベルに合わせた達成できそうなものを立てることが大切です。
達成できそうな目標であればモチベーションにつながり、毎日の学校生活にも気合いが入ります。
目標を達成するために、必要なことを具体的に書き出してみると、より身近になりがんばれるでしょう。
子どもが主体的に目標を立てる
目標は、子どもが主体的に立てることが大切です。
もちろん、親にも経済面や進路先の希望があるでしょう。
しかし、実際に中高一貫校に入学するのは子どもであり、そもそも子どもが将来幸せになるために進路を決めるということを忘れてはいけません。
子どもの立てた目標が的確ではないと感じても、最初から否定せず、親子で話し合ったうえで親はサポート役にまわるのが理想的でしょう。
子どもの目標を立てたあとは中高一貫校のメリットを確認しよう
目標を立てたら、中高一貫校が本当によいのか確認しましょう。
ここでは、中高一貫校のメリットをご紹介します。
早期から大学受験に備えられる
中高一貫校では、ほとんど高校入試がないため、早い時期から大学受験に備えられます。
大学受験を意識している中高一貫校は複数あります。
中高一貫校は、大学受験の対策を行っていたり指定校推薦が充実していたりと特色があるため、進学への道は幅広いでしょう。
大学への進学を考えている場合、早い時期から大学受験の対策ができる中高一貫校は安心ですね。
6年間環境を変えずのびのびと過ごせる
中高一貫校のよさは、何といっても6年間環境を変えずのびのびと過ごせることです。
ほとんど同じメンバーで6年間過ごすことができ、絆も深まるでしょう。
大体同じ学力のメンバーがそろっているので、居心地がよいかもしれません。
高校入試がない
中高一貫校のほとんどは、高校入試が必要ないこともメリットの一つです。
高校入試が必要ない分、その時間を大学受験への対策にあてられます。
将来に向かって一歩先に対策ができることは強みですよね。
特色ある校風で学べる
中高一貫校は、グローバル教育やワークショップなど特色ある学習を行っていることも魅力です。
中には、卒業生によるセミナーを行ったり、留学制度を取り入れたりしている学校があり、バラエティ豊かです。
中高一貫校は、校内だけでなく外部とも積極的に関わりがあるので、世界が広がり新鮮な気持ちで学べるでしょう。
子どもの目標を立てたあとは中高一貫校のデメリットを確認しよう
中高一貫校では、目標があることで達成するための学習が受けられ、さらに自主性をもった行動ができるようになります。
中高一貫校のメリットだけでなく、デメリットもよく理解しておくことで、入学後にギャップが生まれにくくなるでしょう。
ここでは、中高一貫校のデメリットについてご紹介します。
中だるみの可能性がある
中高一貫校では、6年間同じ環境にいるので中だるみの可能性があります。
授業のスピードについていけなかったり、慣れから緊張が薄れることで気がゆるんだりしやすいでしょう。
中だるみの状態になると、モチベーションが低下し、成績ダウンになるなど負のスパイラルに陥ることがあります。
常に同じメンバーのため世界が広がりにくい
中高一貫校は、常に同じメンバーで6年間過ごすことで、新しい世界が広がりにくいともいえます。
小学校時代の友人と疎遠になるかもしれません。
学校以外の関わりを自分で積極的にとらない限り、人脈が広がりにくいこともデメリットのひとつです。
通学時間が長い
中高一貫校は、公立のように学区内とは限らないため、通学時間がかかる可能性があります。
通学時間がかかりすぎると、勉強や睡眠の時間が削られ、生活リズムが乱れる原因にもなります。
目標がある子どもは中高一貫校に向いている
子どもに明確な目標があれば中高一貫校に向いているといえるでしょう。
目標があることで、自然に自主性が生まれてきます。
授業スピードの早い中高一貫校では、目標を立て、自主性をもって実行できる子どもが伸びていく傾向があります。
「野球が上手くなりたい」「芸術系に進みたい」など、何のために入りたいのか目標がはっきりしていると、それに向かって自主的に努力できます
まとめ
中高一貫校には、メリットもデメリットもあります。
入学を考えている場合は、メリットとデメリットをよく理解したうえで、子どもの目標に合わせた選択をするとよいでしょう。
小学校の時期に進路を決めなければいけませんが、目標が明確であれば中高一貫校はおすすめです。
子どもの主体性を尊重し、親子で目標を確認してから中高一貫校を選ぶことで、入学してから楽しい学校生活が送れることでしょう。

中高一貫校専門 個別指導塾WAYS 編集部

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