勉強しない中学生の末路|放っておくのはNG!大事なのは親の対応!
「子どもが家で全然勉強しない」
「全然勉強していないから定期テストも平均点以下だらけだった」
「このままだと子どもの将来が不安」
中学生の子どもをもつ親御さんの中には、このように悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
中学生の勉強は高校受験だけでなく、大学受験の土台にもなるため、勉強をしないと、将来に様々な悪影響を及ぼします。
親として何とかしたいからといって、諦めて放っておいたり、イライラして叱ったりしてはいけません。
本記事では勉強しない中学生の末路を知っていただき、親ができる対処法を紹介します。
子どもの現状を変えたいと考えている方はぜひご覧ください。
このページの目次
勉強しない中学生の末路|将来に様々な悪影響が及ぼされる
勉強しない中学生は以下のような末路を辿る可能性があるので注意が必要です。
- 基礎学力が身につかず、高校や大学で挫折する
- 高校や大学を留年・中退するリスクが高まる
- 将来の収入が低くなるリスクが高まる。
基礎学力が身につかず、高校受験や大学受験で挫折する
中学校の勉強は、高校や大学での学習の土台となるので極めて重要です。
この時期に勉強を疎かにすると、高校入学後も授業に付いていくことが難しくなり、学力の面で大きな差がついてしまいます。
特に、数学や英語などの積み重ね式の科目では、中学校の学習内容が理解できていないと、高校以降の学習に大きな支障をきたします。
基礎が身についていないために、授業の内容が理解できず、どんどん勉強がわからなくなっていくのです。
結果、受験で挫折してしまう可能性が高まります。
また、勉強が分からなくなると、授業に対する意欲を失い、学校に行きたくなくなるなどの問題が生じる可能性も。
最悪の場合、不登校になってしまい、学業から完全に遠ざかってしまうこともあり得ます。
高校や大学を留年・中退するリスクが高まる
中学時代に学習習慣を身につけていないと、高校や大学の授業についていくことが難しくなります。
テストの点数が伸びず、赤点を取ってしまう可能性もあるでしょう。
特に高校では、一定の成績を維持できないと留年してしまいます。
実際に、勉強不足による成績不振が原因で高校や大学を留年したり、中退したりするケースは少なくありません。
留年や中退を経験すると、就職活動に不利に働いてしまう可能性も。
単に怠惰であることが理由で将来的な損失を負うのは絶対に避けるべきでしょう。
将来の収入が低くなるリスクが高まる
教育水準と収入には密接な関係があります。
中学校で勉強をおろそかにすると、必要な学力が養成されないまま高校や大学に進学することになり、最終的な学歴も低くなる可能性が高まります。
就職先の選択肢も限られ、満足な収入を得られない仕事に就かざるを得なくなるかもしれません。
また、社会人になってからも勉強する癖がついていない場合、知識やスキルの習得をする機会が減るため、仕事のパフォーマンスにも影響します。
昇進や昇給のチャンスを逃し、生涯収入が低くなるリスクもあるでしょう。
経済的な自立が難しくなり、ゆとりのない生活を強いられる可能性があるのです。
中学生が勉強しない6つの理由
勉強しないのには、以下のような理由が考えられます。
- 何から手をつければよいかわからない
- 学校の授業についていけていない
- 勉強する目的が腹落ちしていない
- 誘惑が多く集中できる環境にいない
- 学校生活で疲弊している
- 反抗期で反発している
何から手をつければよいかわからない
中学校の学習内容は小学校に比べて格段に難しくなり、学ぶべき範囲も広がります。
そのため、どの教科から始めればよいのか、どのように勉強を進めていけばよいのか、多くの中学生が戸惑いを感じるのです。
特に、成績が振るわない生徒は、自分の理解度や弱点を把握できておらず、効果的な学習方法が分からないことが多いでしょう。
さらに、つまずきを放置していると、学習内容が積み重なっていき、ますます勉強に手をつけられなくなってしまいます。
まずは、理解度や苦手分野を把握し、優先順位をつけて学習計画を立てるのがおすすめです。
学習塾や家庭教師など、専門家のアドバイスを求めるのも効果的です。
学校の授業についていけていない
授業の内容が理解できないと、学習が進まず、わからないところがどんどん積み重なっていきます。
そのため、勉強に対するモチベーションが下がり、勉強から逃避してしまうのです。
授業がわからなくなると、定期テストでも良い点数が取れません。
成績が低迷すると、さらに勉強に対する意欲が低下し、「自分には勉強ができない」と思い込んでしまう可能性があります。
こうして、勉強から遠ざかってしまう悪循環に陥るのです。
放置せずに、わからないところを明確にし、先生や友達に質問するなどして、状況を改善する必要があります。
勉強する目的が腹落ちしていない
勉強する目的や将来の夢が分からないことも、勉強しない理由の1つです。
勉強することの必要性や意味、目的を教えてもらう機会が少ないことが背景として考えられます。
勉強する目的を見いだせないと、やる気はなかなか出ません。
学校で指導してくれることもありますが、そうでない場合は、親が勉強の重要性を説明する必要があるでしょう。
例えば、勉強が将来の選択肢を広げることや、知識が問題解決能力を高めることなどを伝えることで、子ども供の勉強へのモチベーションを高められることもあります。
誘惑が多く集中できる環境にいない
そもそも、集中できる環境が整っていないと勉強に取り組めません。
特に、スマホやゲームなどの誘惑が多い環境では、勉強に集中するのが難しいでしょう。
また、生活習慣が乱れていると、日中眠気に襲われ思うように勉強できないこともあります。
子どもの学習環境が整っているか確認し、必要であればスマホやゲームの時間のルールを決めるなどの対処が必要です。
例えば、勉強スペースを整理整頓し、勉強時間中はスマートフォンを別の部屋に置くなどで、集中力を高められるでしょう。
学校生活で疲弊している
中学生は学校生活で疲弊し、勉強がおろそかになってしまうこともあります。
部活動や人間関係などに時間とエネルギーを費やし、勉強する体力や気力が残っていないのです。
例えば、中学1年生は新しい環境に適応するのに苦労することが多く、人間関係のストレスを抱えがちです。
学校生活での疲れが勉強に影響しているようであれば、生活のバランスを見直す必要があります。
休息時間を十分に取り、メリハリをつけて部活動に取り組むことが大切です。
反抗期で反発している
中学生の時期は反抗期でもあるので、親や教師の言うことに反発する傾向があります。
勉強しなさいと言われれば言われるほど、勉強に対する反発心が強まり、やる気が失せてしまうのです。
このような場合、対話が必要でしょう。
子どもの気持ちに寄り添い、勉強することの意味を一緒に考えていくことが大切です。
例えば、子どもの将来の夢や目標を聞き、そのために必要な勉強は何かを一緒に探ってみるのも良いでしょう。
子どもの自主性を尊重しながら、勉強への興味を引き出していくことが、反抗期の子どもへの効果的なアプローチです。
反抗期の中学生への効果的な接し方を詳しく知りたい方は以下の記事もチェックしてみてください。
勉強しない子どもをほっとくのも叱るのもNG
勉強しない中学生に対して、放っておいたり叱ったりするのは効果的ではありません。
放っておけば、子どもは「自分は親から大切に思われていない」と考えてしまい、自己肯定感も低くなってしまいます。
「勉強しなさい!」と頭ごなしに叱っても、子どものやる気を減退させてしまうだけです。
勉強に対する興味や意欲を引き出すには、子どもの気持ちに寄り添い、適切な動機付けをすることが重要です。
例えば、子どもの好きなことや得意なことを一緒に見つけ、それを勉強に活かす方法を考えてみましょう。
子どもが興味を持っている分野の本を読んだり、関連する動画を一緒に見たりするのも良いでしょう。
また、ほめることを意識してみてください。頑張りを認め、ほめることで、子どもは小さな成功体験を積み重ねていきます。
子どもは自分に自信をもてるようになり、勉強に前向きになれるはずです。
過度な干渉は控え、子どもが安心して過ごせる居心地の良い家庭環境を作ることを心がけましょう。
勉強しない中学生に効果的な親の対応5選
中学生のお子さんが勉強しないようであれば、以下の対応を行ってみましょう。
- 勉強する意義を伝える
- 生活習慣・学習環境を改善する
- 子どもの勉強を見てあげる
- 親も勉強する姿勢を見せる
- 学校や塾のサポートを活用する
勉強する意義を伝える
中学生が勉強する意義を理解していないと、勉強へのモチベーションが上がりません。
親は子ども供と一緒に将来の夢や目標について話し合い、その実現のために勉強が必要であることを具体的に伝えましょう。
例えば、「医者になるには生物や化学の知識が必要だよ」「プログラマーになるなら数学や英語が大切だね」など、子どもの興味関心に合わせて説明するのがおすすめです。
新聞記事やニュースなどを一緒に見ながら、知識の大切さを実感できる機会を作ることも効果的です。
子どもが納得する形で勉強の意義を伝えることが、勉強への取り組みを促す鍵となります。
生活習慣・学習環境を改善する
規則正しい生活習慣と集中できる学習環境は、勉強への取り組みを支える土台となります。
まずは、子供と一緒に生活リズムを見直し、改善点を話し合いましょう。
例えば、毎日決まった時間に起きる、夜は一定の時間までにスマホを置く、などのルールを決めます。
また、子供の勉強スペースを一緒に整理整頓し、必要な文房具や参考書を揃えておくことも大切です。
親子で協力して生活習慣と学習環境の改善に取り組むことが、子供の勉強への意欲を高めます。
子どもの勉強を見てあげる
子供の勉強を見てあげることで、つまずきを早期に発見し、事態の悪化を防げます。
まずは、子供の宿題や課題を一緒に確認し、進捗状況を把握しましょう。
わからないところがあれば、一緒に教科書や参考書で調べたり、考えたりします。
また、子供が勉強している様子を見守り、ほめることも大切です。
例えば、「集中して勉強できたね」「難しい問題が解けてすごいね」など、具体的に言葉をかけましょう。
子供の小さな進歩や努力を認めることで、勉強への意欲を引き出すことができます。
勉強でつまずいているときは、一緒に解決策を考え、子供の頑張りを応援する姿勢を示しましょう。
親も勉強する姿勢を見せる
子供に勉強を促すには、親自身が勉強に向き合う姿勢を示すことが大切です。
「勉強しなさい」と言いながら、親が一日中スマホをいじったりテレビを見たりしていては、説得力がありません。
「子どもは親の写し鏡」と言われるように、子は親の行動を見て学ぶものです。
親が資格試験の勉強をしたり、専門書を読んだりする姿を見せることで、子供に学ぶことの大切さを伝えられます。
親子で図書館に行き、それぞれ興味のある本を借りるのもよいでしょう。
読書の習慣は、子供の知的好奇心を育み、学ぶ意欲を高めます。
学校や塾のサポートを活用する
学校や塾のサポートを活用することで、子供は自分に合った学習方法を身につけられます。
学校の先生に相談し、子供の理解度や学習状況について情報を共有してもらいましょう。
放課後の補習など、学校で受けられるサポートがないかもヒアリングしてみてください。
塾に通わせる場合は、子供の目標や学習スタイルに合った塾を選ぶことが大切です。
体験授業や説明会に参加し、指導方針やカリキュラムを確認しましょう。
学習習慣がない、勉強が苦手なお子さんであれば一人ひとり丁寧に指導してもらえる個別指導塾がよいでしょう。
特に、反抗期で会話さえ困難な場合は、勉強は塾に任せるのがおすすめです。
親も子どもの勉強に対するストレスが軽減されて関係性も改善される可能性もあります。
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まとめ|家庭内で解決するのが難しいなら塾の活用するのがおすすめ
勉強しない中学生の背景には様々な理由があり、親の対応次第で状況を改善できる可能性があります。
しかし、反抗期で親子関係が悪化している場合や、家庭での解決が難しい場合は、専門家の力を借りるのが賢明です。
中高一貫校に特化した個別指導塾WAYSでは、生徒一人ひとりに合わせた丁寧な指導で、勉強への意欲を引き出し、成績アップをサポートしています。
生徒の多くは中だるみで家で勉強しないお子さんです。
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投稿者プロフィール
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中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
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英語、数学をメインに指導を行っています。
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