勉強の仕方がわからない中学生がすべきこと5選!科目別勉強法も解説
成績を上げたいと考えている中学生の中には、勉強の仕方がわからなくて困っている方もいるのではないでしょうか。
本記事では勉強の仕方がわからない中学生がやるべきことに加えて、5教科の勉強法を解説します。次の定期テストで良い点数を取るために、ぜひお役立てください。
このページの目次
勉強の仕方がわからない中学生の特徴
まずは、勉強の仕方がわからない中学生の特徴を紹介します。以下に当てはまっていないか確認してみてください。
- 勉強に対するモチベーションが低い
- 勉強した気になっている
- 苦手分野の勉強を避けている
順番に解説します。
勉強に対するモチベーションが低い
1つ目の特徴として、勉強に対するモチベーションが低いことが挙げられます。「なぜ勉強しないといけないのか」「何のために勉強するのか」が明確でないため、勉強が後回しになりがちです。
また、勉強に対して真剣に向き合うことをしないため、テスト前だけ何となく勉強することを繰り返してしまいます。
何をすればいいかわからないからやる気も出ないという場合は、本記事を最後まで読んで参考にしてみてください。
勉強した気になっている
2つ目の特徴は「勉強した気になっている」です。「知識を吸収し、自分で問題を解ける状態にするのが勉強です。
問題集の回答欄を埋めたり、ノートにまとめたりするだけで満足していては成績も上がりません。勉強した内容が身になっているかが重要なのです。
また、長時間の勉強で、やった気になっているのも要注意です。量だけでなく質も大事なので、間違えた問題をもう一度解いたときに正解できるのか、暗記した内容は定着しているか、などを意識して取り組む必要があります。
苦手分野の勉強を避けている
3つ目の特徴は「苦手分野の勉強を避けている」です。得意分野の方が勉強に取り掛かりやすいのはもちろんですが、中学生の場合5教科を満遍なく勉強しなければなりません。
特に、英語や数学といった積み上げ科目の場合、以前習った知識が備わっていることを前提に、新しい内容を勉強します。
苦手分野を放置していると、どんどんわからなくなり、成績がさらに低下するおそれがあるので注意が必要です。
勉強の仕方がわからない中学生がやるべきこと3選
次に、勉強の仕方がわからない中学生がやるべきことを3つ紹介します。
- 勉強する目的を明確にする
- 授業の予習と復習を行う
- 学習計画を立てる
勉強する目的を明確にする
まずは勉強する目的を明確にしましょう。「なぜ勉強するのか」がわかれば、勉強に対する意欲を高めやすくなります。
勉強する目的は、人によって様々です。以下を参考に自分なりに考えてみてください。
- 夢を叶えるため
- 憧れの職業に就くため
- 第1志望の高校・大学に入学するため
- 友人に負けたくないから
- 自信をつけるため
勉強する代表的なメリットは、将来の選択肢を広げられることです。将来やりたいことが決まってない中学生の場合、勉強しておくことで、いざというときに役立ちます。
例えば、海外で働きたいと思ったときに、英語を勉強していれば、実現できる可能性が高まります。ゲームを作りたいとなれば、数学やプログラミングの知識が役立つでしょう。
やりたいことにチャレンジできる状態にしておくためにも、勉強は大事なのです。
授業の予習と復習を行う
勉強の土台となるのが学校の授業です。文部科学省の学習指導要領では、中学1〜3年生の年間授業時間は1015時間に定められています。何となく授業を受けていては、時間を無駄にしてしまいます。
そこで大事なのが授業の予習と復習です。習慣化できれば、日に日に知識が溜まっていくので、テスト前に1から勉強する必要もなくなります。
まずは次の日に勉強する範囲の教科書に目を通すことから始めてみてください。わからなかった部分をメモしておき、授業中に理解するようにしましょう。
復習する際は、教科書やノートを見返して知識を定着させながら、問題演習を行い、理解度を確認するのがおすすめです。
学習計画を立てる
学習計画を立てれば、何をいつ勉強すればいいかが明確になります。計画に沿って勉強することで、学習習慣が身につくのもメリットです。
ポイントは、達成しやすい計画を立てることです。小さな成功体験の積み重ねは、モチベーション維持にも役立ちます。意気込んで無理な計画を立ててしまうと、途中で挫折してしまうおそれがあるので注意しましょう。
まずは、授業の予習・復習から始めて、慣れてきたら少しずつ勉強時間を増やしていくのがおすすめです。
勉強の仕方がわからない中学生におすすめの教科別勉強法
勉強の仕方がわからない中学生におすすめの勉強法を教科別に解説します。
国語
国語は、授業で扱った内容を中心に勉強するのがおすすめです。漢字や古語などの暗記分野は、音読しながら繰り返し書けば、定着しやすくなります。
読解は、1つ1つの文章の意味を理解できるようになるまで教科書を読み込んでください。授業中にとったノートを見返しながら、要点を把握した上で問題演習に取り組みましょう。
教科書の内容を中心に勉強を行い、読解問題に慣れてきたら市販の問題集で演習を重ねる流れが理想です。
英語
英語は、教科書で習った単語と文法を覚えてから、読解の勉強をする流れがおすすめです。
単語を暗記する際は、音読しながら書いて覚えましょう。文法は型を覚えた後で、問題演習を行い、理解度をチェックします。間違えた問題に印をつけておき、後日勉強する際に解き直すと定着率を高められます。
長文読解では、文章を前から区切って読むスラッシュリーディングを身につけられれば、早く読めるようになるでしょう。学校の授業だけで理解するのが難しい場合は、市販の教科書ガイドを活用するのも効果的です。
数学
数学は公式を覚えてから問題演習に取り組みましょう。単純な計算問題も数をこなせば解くスピードも速められます。
わからなかった問題は、解答を読んでからその場で解き直すのがおすすめです。頭で理解できても、実際に正解を導き出せるかどうかわからないからです。
なお、解答を読んでも理解できなかった際は、以前に習った単元の知識が不足している可能性があります。例えば、一次方程式でつまづいた場合、比例の知識が定着していないことが考えられます。
その都度、該当の単元に戻って復習すれば、効率的に勉強することが可能です。
理科
理科はまず、勉強する範囲の教科書を読んで、全体像をつかみましょう。暗記すべき用語は英単語と同じように読み上げながら書いて覚えるのがおすすめです。
その後、ワークや問題集、学校で配布されたプリントの問題を解いて理解度を確認します。間違えた問題や正解したものの、次に解いたときに間違えそうだと思った問題に印をつけて復習に備えましょう。
社会
社会は暗記科目なので、勉強時間に比例して点数を上げやすい科目です。
暗記の定着率を高めるコツは、流れや背景を理解することです。教科書を読んで全体像を把握した上で暗記に取り組みましょう。
エビングハウスの忘却曲線によると、1日後の記憶保持率はわずか26パーセントです。24時間経てば、人は7割程度の内容を忘れてしまうため、定期的に復習して、定着率を高めましょう。
まとめ|勉強の仕方がわからない中学生がやるべきことを解説しました
勉強の土台となるのが学校の授業です。予習・復習を行って授業中にできるだけ多くの知識を吸収できるようにしましょう。
勉強する際は目標を立てるのがおすすめです。モチベーション維持に役立つだけでなく、やるべきことを明確にできます。
なお、一刻も早く現状から抜け出したい場合は、塾の利用を検討するとよいでしょう。450校以上の指導実績をもつ「中高一貫専門塾WAYS」では、定期テストや内部進学の対策コースを設置して、一人ひとりに合ったカリキュラムで指導を行っています。
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