「東京一工」とは?偏差値や合格するのに必要な勉強時間を解説!

東京大学の赤門

早慶上智やMARCH、日東駒専、関関同立など、数ある大学群の中で、最もレベルが高いのが「東京一工」です。

東京一工とは、「東京大学・京都大学・一橋大学・東京工業大学」の4校を指す大学群のことです。

受験を検討している方の中には、「どのような学部があるのか」「合格するためのポイントを知りたい」という方もいるのではないでしょうか。

最難関大学であるため、合格するために必要な勉強時間は、3,500~5,000時間が目安です。

本記事では東京一工の各大学について、学部ごとの偏差値や合格する生徒の特徴、1日のスケジュール例を紹介します。

東京一工とは?

「東京一工」とは、最難関の国立大学「東京大学・京都大学・一橋大学・東京工業大学」の4校を指す総称です。

偏差値はおおむね60台後半から70台前半で、共通テストでは80%以上の得点率が求められ、東京大学と京都大学の場合は90%以上を獲得しなければ二次試験(大学の独自試験)にたどり着けません。

東京一工の学部・偏差値一覧

東京一工の学部を大学ごとに紹介します。

東京大学

東京大学では、他の大学のように、学部・学科に分けた入試を行っていません。
文系は文科一類~三類、理系は理科一類~三類と「類」ごとに募集されます。

1・2年では、全員が教養学部に所属し、1年半は一般的な基礎知識、残り半年は進学予定の学部の基礎を身につける講義が行われます。

【東京大学の学部・偏差値】

主な学部 偏差値
文科一類 法学部
76
教養学部
文科二類 経済学部 75
教養学部
文科三類 文学部 74
教養学部
教育学部
理科一類 工学部 73
理学部
農学部
教養学部
薬学部
医学部
理科二類 理学部 72
農学部
工学部
教養学部
薬学部
理科三類 医学部 77
教養学部

※偏差値は株式会社ベネッセコーポレーション「マナビジョン」を参照

成績上位者から、希望学部が決められるため、第一志望の学部に行くためには、1年時から好成績を修めていかなければなりません。

京都大学

「東の東大」の対とされるのが「西の京大」です。
京都大学には、全部で10の学部があります。

【京都大学の学部・偏差値】

学部 偏差値
総合人間学部 69~74
文学部 73
教育学部 69~72
法学部 74~78
経済学部 69~74
理学部 71
医学部 66~76
薬学部 70
工学部 68~71
農学部 67~69

※偏差値は株式会社ベネッセコーポレーション「マナビジョン」を参照

京都大学の特徴は「自由の学風」です。

中には、ほかの学部の講義を受講し、単位認定される場合もあり、学部間の壁が薄いことも特徴的です。

学生は、自分自身で勉強を進めていくか自由に選択でき、やる気のある生徒に対しては手厚いフォローが期待できます。

自然科学分野のノーベル賞受賞者を、日本の大学で最も多く輩出しています。

一橋大学

一橋大学は、商学部・経済学部・法学部・社会学部・ソーシャル・データサイエンス学部からなる社会科学系の国立大学です。

他学部の科目を履修できるのがメリットで、将来の進路が定まっていない生徒におすすめです。

また、少数精鋭のゼミも特徴の1つで、教授1人が担当する生徒の数が少なく、より深く指導を受けられます。

【一橋大学の学部・偏差値】

学部 偏差値
法学部 73
経済学部 71~77
商学部 72
社会学部 72
ソーシャル・データサイエンス学部 71~76

※偏差値は株式会社ベネッセコーポレーション「マナビジョン」を参照

東京工業大学

一橋大学とは対照的に、理工系総合大学として有名なのが「東京工業大学」です。

東京工業大学の最大の特徴は、学部と大学院が統一され「学院」と呼ばれる教育カリキュラムが組まれていることです。

学院は「理学院、工学院、物質理工学院、情報理工学院、生命理工学院、環境・社会理工学院」と全部で6つ。

学士課程の2年目からは、さらに細分化され、専門知識を身につけていきます。

2024年10月1日に東京工業大学は、東京医科歯科大学と統合し「東京科学大学」となる予定です。

【東京工業大学の学部・偏差値】

学部 偏差値
理学院 68
工学院 68
物質工学院 67
情報理工学院 69
生命理工学院 66
環境・社会理工学院 67

※偏差値は株式会社ベネッセコーポレーション「マナビジョン」を参照

東京一工に合格する生徒の特徴

東京一工の合格者に共通する特徴は以下の通りです。

  • 中学時代に基礎を身につけており、高校入学時から継続して勉強している
  • 自分で計画を立てて、いつ、何を勉強すべきかを把握している
  • 塾に通ってハイレベルの指導を受けたいr、受験情報を収集したりしている

東京一工の合格者を輩出する高校は、偏差値が高いとされる中高一貫校が多い傾向があります。

中学時代から、大学受験を見据えて真剣に勉強に取り組んでいる生徒が多いのです。

もちろん、公立高校からの合格者もいますが、地方であれば、トップ校の上位10番以内程度の成績の持ち主です。

「東京一工の大学に行きたい」と思ったときに、十分な学力が備わっていなければ時間が足りずに諦めざるを得ないケースもあります。

受験は時間との戦いでもあるので、何事も早め早めに決めて対処していかなければなりません。

なお、中高一貫専門塾WAYSは中高一貫校生に特化して指導を行っています。

これまでに首都圏・関西圏にて500校以上の中高一貫校の指導実績があり、多くの生徒を第1志望合格に導いています。

自分の学校に合った、自分だけのカリキュラムで勉強したい方はぜひお気軽にお問い合わせください。

指導料金や指導システムについて詳しく知りたい方は、Webパンフレットをご覧ください。

WAYS生の保護者の声を知りたい方は、ぜひインタビュー記事もご覧ください。

東京一工の合格に必要な勉強時間は3,500~5,000時間程度

東京一工の合格に必要な勉強時間は生徒ごとに異なります。

偏差値60の生徒の場合と偏差値65の生徒の場合は、もともとの学力が違うので、必要な勉強も違ってくるでしょう。

以下は3年間で4400時間ほど勉強する際の、1日の勉強時間の目安です。

高校1年生 高校2年生 高校3年生
※12月までの9か月間
平日(月~金) 2~3時間 3~4時間 5~6時間
土日祝日 3~4時間 4~5時間 7~8時間
年間の合計時間 約1000時間 約1400時間 約2000時間

※月〜金曜日の平日が約245日、土日祝日が120日の場合

全く勉強しない日があることを考慮すると、ときには目安の時間以上の勉強時間を確保する必要があります。

高校3年生の1日のスケジュール例

【平日に5.5時間勉強するスケジュール例】

高校3年生平日のスケジュール例

【土日祝日に7.5時間勉強するスケジュール例】

土日祝日のスケジュール例

まとめ

東京一工(東京大学・京都大学・一橋大学・東京工業大学)は、日本の最難関国立大学群です。

合格には3,500~5,000時間の学習が必要とされ、多くの合格者は中高一貫校の出身です。

東京一工の学部は多岐にわたり、それぞれ高い学力を要求されるため、中学での基礎の定着に加えて、高校での計画的な学習が不可欠です。

中高一貫校に通う生徒のための専門塾WAYSでは、500校以上の指導実績を誇ります。

高校2年生までは定期テスト対策に注力し、高いレベルが求められる中高一貫教育で確かな学力を養成します。

高校3年生からは大学受験対策を本格的に開始し、一人ひとりに合わせたカリキュラムで、志望校合格へと導きます。

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