令和３年度早稲田中学校３年生英語GRAMMER １学期期末テスト分析

2021年11月23日 2021年12月24日

定期テスト

こんにちは、個別指導塾WAYS飯田橋教室の石井です。
皆さんは定期テストが終わった後にしっかり分析をしていますか。
次のテストで良い点数を取るために、出題傾向を把握して今後に活かせるようにしていきましょう。
今回は早稲田中学校の３年生１学期期末テストの分析をしていきましょう。

このページの目次

1 試験範囲
2 問題構成
3
4
5 問題数と出題傾向
6 大問ごとの分析
7 傾向と対策

試験範囲

今回の試験範囲は以下のようになっています。
『NEW TREASURE STAGE3』 Lesson1　完了形
『NEW TREASURE STAGE3』 Lesson2　助動詞の発展的用法
『NEW TREASURE STAGE3』 Lesson3　不定詞を含む様々な表現

問題構成

基礎・標準・応用	合計問題数
基礎	37
標準	10
応用	1

出題元	合計問題数
教科書	20
問題集	3
プリント	21
初見	4
単語帳	0

問題数と出題傾向

最後の英作文まで完答することを考えると問題数が多く、文法問題確認プリントで解いたことのある問題は瞬時に回答できるようになることが望ましいです。
また、文法に関する問題は文法確認問題プリントから何かしらの形で出題されており、確認問題プリントをしっかりと仕上げることが必要となります。

大問ごとの分析

リスニング問題１　KEY POINTS

リスニング問題１は、『NEW TREASURE』のKEY POINTSが３度流れ、それを英文として書き取る問題になっています。

英文を正確に聞き取れるのはもちろん、KEY POINTSの小テスト対策としてしっかり英文を覚えることで正確な英文を書くことができるようになります。

リスニング問題２　『基礎英語』

リスニング問題２は『NHK基礎英語』から出題されます。対話文、内容に関する質問を聞き、その答えをテストに記載された選択肢から選ぶ問題になっています。

学校の課題として『NHK基礎英語』を聞くように指示が出ていると思いますので、しっかりと課題に取り組み対策を行いましょう。

リスニング問題３　『NEW TREASURE』本文

リスニング問題３は『NEW TREASURE』の本文とその内容に関する質問を聞いて、最も適切な答えをテストに記載された選択肢から選ぶ問題になっています。

『NEW TREASURE』の内容を事前に理解しておくことで、問題を解きやすくなります。質問の内容を聞き逃すことのないように気を付けましょう。

語彙問題　空欄補充

語彙問題は、『NEW TREASURE』の試験範囲の新出単語から出題されます。

単純に単語を聞くだけではなく和文と英文が書かれており、英文の中で１語、イニシャルだけが記載されている状態での出題です。
イニシャルが記載されていることもあり、新出単語の意味や使い方を理解していれば答えやすいかと思います。

文法問題１　選択問題

文法問題１は、適切な文法表現を４択の中から選ぶ選択問題になっています。

(１)は完了形、(２),(３),(４),(５)は助動詞の内容が問われています。
(３),(４)は配布されている文法確認問題プリントと問題がほとんど変わっておらず、文法確認問題プリントを理解していれば解くことができる問題になっています。

(１)は過去完了形がしっかりわかっていること、(２)は文の内容をしっかり理解したうえで適切な助動詞の表現を、(５)はwas/were able to とcould の違いをしっかり理解する必要があります。

文法問題２　誤文訂正

文法問題２は、英文内の１か所の誤りを正しく訂正する問題になっています。

(１)は完了形、(２),(３),(４)は不定詞の表現が問われています。
文法問題１と同じく、(１),(２),(３)は配布されている文法確認問題プリントとほとんど変わっておらず、文法確認問題プリントを理解していれば解くことができる問題になっています。

(１)は英文の時制と過去完了形がしっかりわかっていること、(２),(３)は「for 人」と「of 人」の違いをしっかり理解すること、(４)は不定詞の副詞的用法の目的を否定する際はin order not to V’の形にしなければならないということを把握することが必要です。

文法問題３　空欄補充

文法問題３は、空欄に3~5語の英語を書き入れる問題になっています。

(１),(２)は完了形、(３),(４),(５)は助動詞、(６),(７)は不定詞の表現が問われています。
この問題はすべての問題が、文法確認問題プリントで出題されています。ただ、文法確認問題プリントでは１語に対して空欄が１つと設定されているのに対し、今回の問題は語数指定が3~5語になっているため、文法問題確認プリントより難易度が上がっています。

各文法事項の基本の表現を押さえられていればそこまで難しくはない問題なので、字数や細かい表現に気を付けて確実に点数を取りたい問題です。

文法問題４　整序作文

文法問題４は、指定された箇所の英文を並び替え、不足している１語を補う問題になっています。
この問題の(３)は文法確認問題プリントからほとんどそのまま、(４),(６)は文法確認問題プリントの英作文の問題から形式を変えて出題されています。

(１),(２)は過去完了の形を、(３),(４),(５)は助動詞、(６)は不定詞の表現が問われています。
また、(４)はSomething 形容詞の形を、(６)は不可算名詞に関する知識も問われており、注意が必要です。

リーディング問題　整序作文

リーディング問題は、『NEW TREASURE 文法問題集』の問題で記載されていた長文と同じものが記載されており、難易度を上げた問題が出題されています。

(１)は下線部に関する内容を日本語で解答する形式、(２)は下線部が指す内容を英文で解答する形式、(３)は英文を正しい形に訂正する誤文訂正の形式で出題されます。
(１)は直後の文を、(２)は直前の文をしっかり訳せていれば解くことはできるはずです。
(３)は不定詞の表現が正確に整理できているかが問われます。want 人 to V’とIt is 形容詞 for 人 to V’の形は当たり前にできるようになりましょう。

英作文問題１　語彙指定英訳

英作文問題１は、和文が与えられており(４)以外は指定された語を必ず使い英訳する問題になっています。

全ての英文が『NEW TREASURE』のKEY POINTSの英文が問題の答えになっています。
リスニング問題１と同様にKEY POINTSの小テスト対策として英文を覚えることで、正確な英文を書くことができます。

英作文問題２　自由英作文

英作文問題２は、「部活動は必要だと思うか？」という質問に対して自分の意見を英文で書く問題になっています。
条件として以下が指定されており、下記の内容を満たさないものは採点対象外となっているとのことです。

・「あなたの意見」とその「理由」を２つ含め、50~60字以内のまとまりのある英文で答えること。
・英文の書き出しは、I think または I don’t thinkで始めること。

点数配分は以下のようになっています。

・構成(主張－理由２つ－結論の構成になっていること) ２点
・内容(説得力があるかどうか) ３点
・文法(文法ミスで減点) ３点

夏期講習に課された『さくさくWRITING』を演習するなどして、英作文を正しい構成、文法で書く習慣を身につけましょう。

……

傾向と対策

ここまで１学期期末試験のGRAMMERの試験について分析をしてきましたが、学校で取り扱っている文法確認問題プリントや『NEW TREASURE』のKEY POINTSから出題される傾向が高く、問題形式がほとんど変わらないものも出題されています。

昨年度のGRAMMERの平均点が57~69点だったのに対して、今回の試験は平均点が64.9点と高かったことから分かる通り、文法確認問題プリントを理解することで解くことができる問題が多かったと思います。

テスト対策として『NEW TREASURE』のKEY POINTSで説明されている文法事項をしっかり理解したうえで、和文を見て英文が正しく書けるかの確認を行い、学校のKEY POINTS小テストが行われる前に全文しっかり書けるように繰り返し確認をしましょう。

また、『NEW TREASURE文法問題集』は定期テスト２週間前には終わらせ、文法問題確認プリントは一度解いた際に間違っている問題にチェックを入れ、定期テストが始まる前に必ず見直し、自力で全問解けるように何度も解き直しをして、どの問題が定期テストに出題されても解答できるようにしましょう。

投稿者プロフィール

石井健太: 個別指導塾WAYS飯田橋校教室長。学習成果が表れるためには何が必要か、効率良く勉強法するためには何が必要かを、日々模索し続けている。趣味は音楽鑑賞とカフェ巡り。

令和３年度早稲田中学校３年生英語GRAMMER １学期期末テスト分析

試験範囲

問題構成

問題数と出題傾向