令和2年度 早稲田中学校 2年生 英語 2学期 中間テスト分析

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こんにちは。
2020年度学年末テストの結果はいかがだったでしょうか。
定期テストの結果ももちろん大事ですが、次回の定期テストに向けてどこができてどこができなかったのかを分析して、次の定期テストにいかしていくことができなければ次の定期テストでも同じ過ちを繰り返すことになります。

今回は早稲田中学2年生の英語の中間テストについて分析したいと思います。

試験範囲

今回の試験範囲は『NEW TREASURE Lesson4,5』、文法単元としては「名詞節を導く接続詞、第4,5文型、不定詞、動名詞」となっています。

問題構成

大問 内容 基礎・標準・応用 出題元 問題数 配点
1 リスニング問題 基礎 初見 4 8
2 リスニング問題 基礎 初見 2 4
3 空欄補充(語彙) 基礎 教科書 10 10
4 適語選択(不定詞、動名詞) 基礎 初見 6 12
5 適文変形、選択、整序、和訳(接続詞、文型) 応用 初見 4 14
6 選択問題(文型) 基礎 初見 4 4
7 同義文完成(接続詞、文型、動名詞) 基礎 初見 5 10
8 整序作文(文型、動名詞) 標準 問題集 4 8
9 空欄補充(接続詞、文型、動名詞) 標準 初見 5 10
10 和文英訳(接続詞、文型、動名詞) 応用 教科書 5 12
11 英文和訳(文型) 応用 初見 1 2
12 自由英作文(動名詞) 応用 初見 1 6

問題数と出題傾向

基礎・標準・応用
合計問題数 合計点数
基礎 31 48
標準 9 18
応用 11 34

 

出題元 合計問題数 合計点数
教科書 15 22
問題集 4 8
プリント 0 0
初見 32 70
単語帳 0 0

ライティングの問題が最後に控えていることを考慮すると、そこまで一問一問にじっくり時間をかけていられない構成となっています。動名詞の慣用表現などは当然のように出てくる必要があります。

ただし、『NEW TREASURE文法問題集』の問題演習だけでは解けない問題も多く、『NEW TREASURE』や『NEW TREASURE文法問題集』に出てきた熟語表現などもしっかり把握しておかないと解けない問題も出題されています。

 

大問ごとの分析

大問1 リスニング

リスニングの対策として、NHKの『基礎英語』を聞いてリスニング対策をしましょう。

大問2 リスニング

リスニングの対策として、NHKの『基礎英語』を聞いてリスニング対策をしましょう。

大問3 空欄補充(語彙)

大問3は語彙に関する問題で、『NEW TREASURE』の新出単語、熟語から出題されています。ただし、文章自体は本文とは異なる形となっておりますので訳文から問題文の空欄になっている単語が何かを正確に把握する必要があります。『NEW TREASURE』の新出単語、熟語はページの下部にまとめて書かれているので正確に書けるようにしましょう。

大問4 適語選択(不定詞、動名詞)

大問4は不定詞、動名詞の選択問題で、『NEW TREASURE文法問題集』のLesson5-3の動名詞、不定詞、どちらを目的語に取るかと動名詞の慣用表現を正確に理解しておけば正答できる問題です。

(2)と(6)の問題は、動名詞、不定詞だけでなく、後ろの動詞が前置詞を必要とするかどうかも問われています。listen to(× listen)やvisit(× visit to)といった動詞の形は迷わずに選択できるようになりましょう。

『NEW TREASURE 文法問題集』や学校で配布されている文法確認プリントなどを正確に解けるようにすることで初見の問題でも正確に解けるようにしましょう。

大問5  適文変形、選択、整序、和訳(接続詞、文型)

大問5は指示に従って英文を変形させる問題1題、英文和訳の問題3題、適語補充1題、選択問題1題、整序作文1題と様々な問題形式で出題されています。文法事項も今回の試験範囲が混同される形で出題されており、大問5にして文法事項を正確に把握できていないと間違える可能性が大いにあります。

(1)は文型SVOOの問題となっており。解答が「ぼくはその魚にその動物をあげた」という想像しづらい訳文になるという正確に訳す力があるか試そうとする先生の意図をひしひしと感じる問題です。

(2)はLesson4-1 の発展、時制の一致の例外の問題、(3)は接続詞のthatが2回使われいる和訳、(6)は命令文やitが用いられている整序問題と癖のある問題がそろっており、大問5にして応用力が試されているような難易度が高い問題が多くここで時間を取られすぎないように気を付けましょう。

大問6 選択問題(文型)

英文からSV、SVC、SVO、SVOO、SVOCを選択する問題になっています。

『NEW TREASURE』ではSVOOとSVOCしか取り扱っていなかったため、SVとSVO、SVCの違いなども正確に理解できている必要があります。助動詞や前置詞などに惑わされずに正確に分類できるようになりましょう。

 

大問7 同義文完成(接続詞、文型、動名詞)

大問7は接続詞、文型、動名詞の同義文完成問題で、『NEW TREASURE文法問題集』や文法確認プリントの類題となっています。

元の文の意味を理解したうえで、SVOOの書き換え、動名詞の慣用表現などしっかりと覚えていればそこまで難しくはないと思います。

(4)はbeforeを前置詞から接続詞に書き換える際に3単現のsをつけ忘れるといったミスが起こりやすいです。

常日頃から接続詞の文を作る際に、動詞の形を意識するようにしましょう。

 

大問8 整序作文(文型、動名詞)

文型、動名詞に関する並び替えの問題です。英文をほぼすべて並び替える問題のため時間はかかります。過不足といった指定はないです。

文法事項の正確な理解に加えて、(1)では「the way to 場所」、(3)では「on one’s way」、(4)では「put O back」といった熟語表現もわかっていないと正解に至りません。『NEW TREASURE』や『NEW TREASURE文法問題集』に出てきた熟語表現がどのような問題形式でも使いこなせるように正確に理解しましょう。

大問9 空欄補充(接続詞、文型、動名詞)

接続詞、文型、動名詞の空欄補充の問題です。

(1)「百聞は一見に如かず。」や(4)「その先生の言葉で僕は頭にきた。」、(2)のwouldなど、英訳が思いつきづらい問題となっています。

『NEW TREASURE』のKey Pointsや『NEW TREASURE文法問題集』の問題を和文を見ただけ英作文できるか確認し、英作文がしづらい問題を何度も解き直すことで対策を図りましょう。

 

大問10 和文英訳(接続詞、文型、動名詞)

接続詞、文型、動名詞に関する英訳問題です。(1)~(3)は2点、(4),(5)は3点は配点になっています。

(1)~(3)は『NEW TREASURE』のKey Pointsがそのままの形で出題されているため、Key Pointsの和文を英訳できるようにしておくことで対策を取ることができます。

(4)はbe interested in Vingに加え、take care of を、(5)は接続詞と動名詞の内容が問われており、どちらも難易度が高いです。文法事項を理解し、正確に英文を組み立てられる力が必要になります。

 

大問11 英文和訳(文型)

~, the witch made her daughter a new dress.を2通りの文章で和訳する問題です。

文型のSVOOとSVOCを正確に理解していれば、そこまで苦戦する問題ではありません。

「日本人がやりがちな英会話のミスとして、Please call me taxi. といったものがある」みたいな感じで文型の説明を自分でできるようになるといいですね。

 

大問12 自由英作文(動名詞)

「夏休み期間中にしたことで心に残っていることを40語程度の英語で表現する」といった内容で、「英文で必ず動名詞を使った英文を必ず1つ入れ、その動名詞に下線を入れること」が条件になっています。採点基準は6-4-2-0の4段階で、大きなミス一つ、もしくは小さなミス二つでマイナス一段階となっています。

時間配分を意識しつつ、正確に英作文を作る能力が求められます。正しいスペル、冠詞、複数形などの表現、時制などを常日頃から意識するようにし、減点要素を少なくできるようにしましょう。

傾向と対策

ここまで定期テストの分析をしていきましたが、いかがでしょうか。

文法の問題は基本的には初見の問題が多々出るため、文法事項を正確に把握する必要があります。
特に大問5番以降は、文法事項は当たり前にできることを前提としたうえで、熟語表現や発展的な内容も含まれており、単純に『NEW TREASURE 文法問題集』を解くだけでは対抗できないような問題も出題されています。

対策としては、『NEW TREASURE文法問題集』や文法確認プリントを解くことができるようになることは大前提としたうえで、『NEW TREASURE』のKey Pointsや『NEW TREASURE文法問題集』、プリントなどで分からなかった単語や熟語表現を正確に理解する必要があります。問題演習で分からなかった熟語表現や文法表現は、ノートにまとめたり、『NEW TREASURE文法問題集』にチェックを付けたりすることで、テスト前にその表現が分かっているか確認をするようにしましょう。

また、大問10の対策としてあげたKey Pointsの和文を英訳できるようにするといった勉強方法も大問3の語彙力の対策とそのほかの文法問題の対策にもなるのでお勧めです。Key Pointsのみならず、『NEW TREASURE文法問題集』や文法確認プリントで出てきた問題も和訳したから英訳してみるなどしてみることで、英作文の練習にもなります。上手く英作文することができたなかった文章はチェックをつけるようにして、どこが分からなかったを整理したうえで、解き直しで正確に書けるように繰り替えし演習していきましょう。

投稿者プロフィール

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石井健太
個別指導塾WAYS飯田橋校教室長。学習成果が表れるためには何が必要か、効率良く勉強法するためには何が必要かを、日々模索し続けている。趣味は音楽鑑賞とカフェ巡り。
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