【中高一貫校】成績が上がらないたった一つの理由「家庭学習」の不足!挽回方法を解説
中学受験を突破している中高一貫校生は、本来の実力に問題はありません。
成績が上がらない理由は、進学系中高一貫校では絶対に欠かせない、学校外での勉強(家庭学習)が足りていないか、やっていないことが、圧倒的大多数の原因です。
進みが早く、難易度も高い授業に対応し、定期テストで好成績を取るためにやるべきこと、挽回方法を、500校以上の中高一貫校の生徒を指導してきた専門塾が解説します。
このページの目次
進学系中高一貫校では「学校の授業を真面目に受ける」だけでは、好成績を取るのはほぼ不可能
授業の難易度が高く、進みも早い
中高一貫校に通うお子さんも、保護者のみなさんも、小学校までの勉強から、頭を切り替えなければならない点が、一つあります。
進学に強みを持つ中高一貫校では、ただ「学校の授業を真面目に受ける」だけでは、好成績は望めない仕組みとなっているという事実を、理解しておく必要があるのです。
なぜなら、中学の最初から、大学受験を意識した授業が展開され、難易度が高くなっています。
また、高校3年生の1年間、大学入試対策に専念できるよう、通常は中高6年間で学ぶ内容を、高校2年生までの5年間で終わらせる必要があり、英語・数学を中心に、授業スピードが早くなっています。
知識を定着させ、実力をつけるための演習は、生徒の自学に委ねられている
ただ英文法を理解する、数学の公式を理解するだけであれば、授業の場のみで十分です。
しかし、習った知識で実際に問題を解き、テストで点が取れるようになるためには、演習(=実際に問題を解くこと)が絶対に必要です。
一度覚えた知識も、脳は自然に何割かを忘れるようにできています。ですから繰り返しの演習が不可欠なのです。
授業をどんどん進める必要のある中高一貫校では、授業内で十分な演習を行う時間を確保することが、物理的にできません。
知識を定着させ、実力をつけるための演習は、宿題・課題や、家庭での生徒の自学に委ねられているわけです。
これが、学校の授業を真面目に受けるだけでは、好成績を取るのはほぼ不可能である仕組みです。
「家庭学習が不可欠である」という頭がなかった場合は、早急に状況を変える必要があります。
中高一貫校で成績を上げるために具体的にやるべき4つの行動
予習
授業の進みが早いため、要点を明確にして効率よく学ぶための準備です。それほど多くの時間をかける必要はありません。
たとえば、事前に教科書に目を通しておき、読んでも理解が十分でないと感じる部分にしるしをつけておきます。
実際の授業では、しるしを付けたポイントに重点をおいて教師の解説を聞き、必要に応じて質問を織り交ぜ、しっかり理解できるようにします。
復習
非常に重要です。
エビングハウスの忘却曲線という概念があります。人間の脳は、20分経過すると、覚えたことの約40%を忘れ、1ヶ月後には、ほとんど忘れてしまうのです。
そのため、復習が必要です。1日後、1週間後、1ヶ月後など、タイミングよく復習を重ねることで、覚えている割合を高められ、テストでも通用する「実力」へと変わっていきます。
画像の出典:エビングハウスの忘却曲線を自作してみた – さくら個別ができるまで
必要性がわかっても、実際にこなすためには、綿密な学習計画が必要です。家庭でのサポート、または個別指導塾や家庭教師などプロに頼る選択が現実的です。
宿題・課題
学校から出される宿題・課題も、とても重要です。「教師がなぜ宿題を出すのか?」という意図を考えれば、それがテストに出る重要な内容だからであることが明白です。
知識を定着させる「復習」の意味もありますし、実際に問題を解く「演習」を重ね、テストで得点できる実力をつける意味もあります。
進学系中高一貫校では、宿題・課題の量が多く、内容も濃いため、ただこなすだけでも苦労するというケースが少なくありません。
また、授業にしっかりついていけていない場合は、宿題をやらなければいけないとわかっていても、手も足も出ない場合もあります。
演習
お子さんの自主的な勉強です。
予習、復習、宿題・課題にしっかり取り組んだ上で、自学まで必要なのが進学系中高一貫校です。
定期テスト対策として、習った単元の理解度・完成度を高める意識で取り組むと効果的です。
具体的には、学校から配布されている問題集や、市販の問題集を周回します。
まずテスト範囲を1周します。解けなかった・間違えた問題にしるしをつけておきます。
解けなかった問題を2周、3周して潰していき、完璧にします。
大学受験を意識しているため、定期テストの内容も難しく、問題集の周回が不可欠です。
点数が低迷してしまっている生徒は、1周もできていないケースが大半。泥臭くどれだけ努力できたかどうかで、目に見えて点数が変わってきます。
【成績トップへ大逆転するための勉強法の詳細解説記事】
思春期ならではの親子関係の難しさがネックに。保護者の介入は困難なケースが多い
誰しも多かれ少なかれ経験する、正常な発達の段階である事実を理解する
しかしながら、家庭学習の必要性がわかり、いざ自宅で勉強をさせようとしても、お子さんが素直に従わないケースも、十分に考えられます。
中学生、高校生の年代は、自立心が大きく育つ思春期であるためです。
親をはじめ大人の過干渉を嫌がり、反抗的態度をとったり、問題行動をしたり、というケースも珍しくありません。
お子さんの個性や、親子関係のあり方次第では、家庭学習の必要性を理解し、素直に勉強に取り組むようになる子もいるかもしれません。
しかし、反発するようであれば、頭ごなしに押さえつけようとするのではなく、人として当然の正常な発達段階であることを理解し、寄り添った対応をする必要があります。
参考:思春期のこころの発達と問題行動の理解 – eヘルスネット 厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト
【反抗期の中学生に対する効果的な接し方の解説】
「勉強しなさい」と言うよりも、子どもを応援し理解者であることが重要
反発する子を押さえつけようとすると、親子関係がこじれて大きな亀裂となり、大人になって以降もギクシャクとした関係が続いてしまうなど、致命的な問題へ発展する可能性があります。
そもそも、親子関係がうまくいっていなければ、学業に集中するどころではなくなってしまいます。
中には、この年代の子どもに対し、親が出来ることはほとんどないと考えるべき、という見解もあります。
【中高一貫校での指導歴約30年の教師の見解】
親の役割は「勉強しなさい」と言うことではなく、子供が何かに熱中していれば応援し、外食やお出かけなど家族で行動する機会を大事にするなど、良好な親子関係を築くことであると説明します。
なぜなら、子供は、親から愛されている実感がなければ「自分をもっと成長させたい」とは思えないためです。
「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」で家庭学習の不足を完全解決
予習、復習、宿題・課題に、自主的な演習まで、進学に強みがある中高一貫校では、勉強漬けの日々が求められます。
これだけのボリュームの学習をこなすには、計画性が不可欠です。
限られた時間内で、優先順位をつけ、なにをやるのか。定期テストの日程から逆算して、いつ・どのような学習をするのか。
中学生、高校生のお子さんが単独でマネジメントするのは、実際、難しい場合も多いでしょう。しかし家庭のサポートも限界があり、思春期特有の親子関係の難しさから、スムーズにはいかない状況もあります。
だからこそ、私たち「中高一貫校専門 個別指導塾WAYS」が解決策になるケースがあります。
WAYSでは、中高一貫校それぞれで異なる学校の授業や教材に、完全対応。次のテストまでに問題集を3周できるように指導計画を立てます。
学校の宿題・課題も、指導時間内で取り組むことができます。
詳細や、料金体系は、無料でダウンロードできるWebパンフレットでご確認ください。
投稿者プロフィール
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中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。
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