【大学受験・英語】正しい音読のやり方!速読力を伸ばす最強の勉強法
音読は誰もが一度はやったことがある英語勉強法ですが、あなたは正しい方法で音読できていますか?
そこで今回は効果抜群の音読のやり方を紹介します!
学校の授業でもよく行われる音読ですが、「音読は意味がない」や「自分には必要ない」と思っている方、また「続けても効果が出ない」という方が多いのではないでしょうか。
そんな方々は、音読の本来の力を理解できていないのでしょう。音読は、正しい方法で行えば、絶大な効果を発揮します。
本記事では音読をすべき理由、やった方がいい人から効果的な音読のやり方まで、全てまとめてご紹介します。
このページの目次
英語の勉強法
みなさんは、どんな方法で英語を勉強していますか?
数ある英語の勉強法の中でも、特におすすめしたいのが「音読」です。
しかし、「音読」にネガティブなイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。「音読は意味がない」、「声に出すのは恥ずかしい」、「自分にはもう必要ない」、「なかなか効果が出ない」、、、このように考えている人は、非常にもったいないです!
中学校や高校の英語の授業でも、よく音読をしますよね。ではなぜ授業で音読をするのか?その理由は、「音読は効果的だから」これに尽きます。
それでは、音読が効果的な理由をしっかりと理解していきましょう。
音読をすべき理由
音読は効果的と述べましたが、その理由はいくつかあります。
理由①:英語の「スペル」、「音」、「意味」を結びつけることができる
英文を読んでいるときに、「ただ文字を目で追っているだけ」の状態になってしまうことはありませんか?リスニングのときに、「音は聞こえるが、何を言ってるかわからない」と思ったことはありませんか?このような問題は、音読を重ねることで解決できます。
「ただ文字を目で追っているだけ」になってしまうのは、英語の「スペル」と「意味」が結びついていないからです。また、英語の「音」と「意味」が結びついていないから、「音は聞こえるが、何を言ってるかわからない」という状態に陥ってしまうのです。
音読では、英語を発音し、意味を解釈していきます。逆に言えば、「スペルを見て、発音できる」、「読んだ部分の意味が分かる」といった力がないと、音読はできません。そのため、音読は「スペル」、「音」、「意味」を結びつけるトレーニングになるのです。この3つを結びつけることで、「読んで理解する」、「聞いて理解する」ことができるようになるのです。
理由②:英語を英語の語順で解釈する力がつく
日本人は英語を日本語の語順に直して解釈する傾向にあります。これが、英語を読むのに時間がかかる理由です。英文と和訳の語順を見比べると語順の違いがよくわかると思います。
英文:I / broke up / with my boyfriend / because he / cheated on me.
和訳:彼が / 浮気をしたので、/ 私は / 彼氏と / 別れました。
音読では、途中で止まることなく英文を読んでいきます。意味をとるために、日本語の語順にあわせて返り読みすることはできません。つまり、音読をしているときの解釈は次のようになります。
英文:I / broke up / with my boyfriend / because he / cheated on me.
解釈:私は / 別れたんだ / 彼氏と / だって彼が / 浮気をしたから。
したがって、音読を繰り返し行うことで、英語を英語の語順のまま解釈する力がつき、速読につながるでしょう。
理由③:Reading だけでなく、Speaking、Listening にも効果がある
音読はReading の勉強だと思われがちですが、そうではありません。音読をするということは、「英語を読む(=Reading)」だけでなく、「英語を声に出す(=Speaking)」、「声に出した英語が耳に入る(=Listening)」ことを意味します。つまり、音読は、Reading、Speaking、Listening のトレーニングであるのです。
このように効果的な音読をやらない手はありませんよね?
音読をやった方がいい人
ここまで読んでも、まだ音読をやる気になれない人のために、音読をやった方がいい人はどんな人か説明していきます。
英語を勉強していく中で、次のような悩みを持つ人は多いのではないでしょうか?
- 長文が読めない
- 英語を読むのが遅い
- リスニングが苦手
- 発音が苦手
次のような悩みを持つ人は、毎日音読をするようにしましょう。
とはいえ、音読はとても効果的ですから、全員に取り組んでほしい勉強法です。大学受験の新傾向に対応する速読力をつけるには、音読は欠かせません。正しい方法で音読をして、英語の力を伸ばしていきましょう。
効果的な音読の方法
さて、ここまで読んだ人は、音読したくなってきたのではないでしょうか?
いよいよ効果的な音読の方法の説明に入っていきます。正しいやり方で音読して、効率よく英語力UPを目指しましょう!
STEP 1 :長文の内容理解
音読をする上でとても大切なことは、意味をしっかりと理解している長文を読むことです。
そのため、音読を始める前に、単語帳、文法書、辞書を使って、丁寧に内容理解を進めましょう。そのときに、意味のまとまりごとにスラッシュで区切るのがおすすめです。下の例を参考にしてください。
例
I / broke up / with my boyfriend / because he / cheated on me.
解釈:私は / 別れたんだ / 彼氏と / だって彼が / 浮気をしたから。
和訳:彼が / 浮気をしたので、/ 私は / 彼氏と / 別れました。
日本語の文節で区切るようなイメージです。このスラッシュごとに解釈することで、英語を英語の語順で理解する練習になります。英語が苦手な人はスラッシュを多めに、慣れてきたら少なめにして、だんだんとまとまりを大きくしていきましょう。解釈できるまとまりが大きいほど、読むのが速くなっていきます。
STEP 2 :英語を聞く
理由でも書きましたが、音読では英語の「音」が非常に重要です。音声を聞いて、発音を確認しましょう。
また、このときにスラッシュを意識して聞くと、意味のまとまりごとに短いポーズ(間)があることに気づくはずです。このような細かい部分にまで気を配りながら、集中して繰り返し音声を聞くようにしてください。
STEP 3 :英語をマネる
ここでいよいよ声を出していきます。
まずは、音声を聞きながら、同時に音声のマネをしていきましょう。
マネをすることで、英語の発音とスピードに慣れることができます。ここでも、スラッシュごとの意味のまとまりを意識するようにしてください。意味を考えずに、音をマネするだけになってしまうと、英語の「スペル」、「音」、「意味」の3つをを結びつける練習になりません。
STEP 4 :繰り返し音読する
最後のステップ、音読です。
ここでは、誰かに伝えることを意識して音読をしていきましょう。こうすることで、自然と意味のまとまりを意識することにつながります。
慣れてきたら、だんだんと読むスピードを速くして、最終的には、付属の音声よりも速く読めるようになるまで繰り返すようにしましょう。
ポイント
それでは音読のポイントを確認してやり方を振り返りましょう。
ポイント①:単語、文法、意味を理解した長文を読む
ポイント②:意味のまとまりを意識する
ポイント③:音声のマネをする
ポイント④:繰り返し練習する
以上の4つを守って音読すれば、英語の得点UP間違いなしです!
まとめ
音読は非常に効果的なので、英語の勉強法としておすすめです。
正しいやり方で音読をして、英語の得点UP、さらには志望校合格を目指して頑張りましょう!
投稿者プロフィール
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英語、数学をメインに指導を行っています。
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