英語教科書・ニュートレジャーの勉強法
中高一貫校に在籍する生徒さん、いきなりですが、あなたの学校で使っている教科書はなんでしょうか。
中高一貫校となりますと、学校によって使っている教材は様々であると思います。中には先生オリジナルの教科書を使っている学校もあるのではないでしょうか。
今回は、多くの中高一貫校が、英語教科書として採用しております、「NEW TREASURE」の勉強法について、お話しさせていただきます。
「NEW TREASURE」の構成
「NEW TREASURE」はレッスンで一つのまとまりになっており、それぞれのレッスンに、イラスト付き本文、キーポイント(例文5~10個と文法事項)、新出単語の見出し、Read(とても長い英文)で構成されております。他にもクリティカルシンキング、コミュニケーション、ファーザーリーディングなどがありますが、こちらの三項目は、やらずに終わる学校がほとんどですので、割愛させていただきます。
①予習するにあたって
まず、予習に際してなにより欠かせないのが、全文和訳です。
和訳はその文章を理解する上での基盤です、完璧な和訳をできるところからスタートしてください。
その際に、新出単語は一通り意味を記憶しておいて下さい。和訳ができるようになる以上、その文章の中に出てきている単語はすべて習得していなければなりません。
次に、キーポイントの例文についてですが、こちらに関しては、できれば「和訳できるようになる」だけではなく、「自分で和訳したものを英訳して、例文とまったく同じものにできる」というところまでステップアップしていってください。
キーポイントの例文は、基本的に「そのレッスンで習得すべき文法事項」をピックアップして文章として載せております。
つまり、とてつもなく重要な文章、ということなんですね。
学校によっては、丸暗記して小テストとして課す学校もあるのではないか、と思います。英訳までできるようになる、となると相当労力が伴うかと思われますが、是非頑張っていただきたいです。
予習に関しましては、ここまでやっていただければ十分です。
キーポイントの文法事項の解説の部分は、そこまで重要視しなくてもよいと思われます。
というのも、文法の全容を捉えるには少し解説が不十分なんです。独学で理解するのは不可能な内容の薄さになっております。ですので、文法事項に関しては、学校や塾での指導でしっかりと身につけて下さい。
ただ、例文を和訳、英訳する際に、少し文法の知識が必要になることもあると思いますが、その際は文法事項の解説の箇所を確認して、和訳できる範囲で和訳をし、それではすこし情報不足になる場合は、文法書などを活用して取り組んでいただければ、と思います。
②復習の際に
さて、文法事項も本文も学校でしっかり教えてもらったら、次は復習に関してです。
とりあえず、教えてもらった日の夜にでも、すぐに「和訳」に取り掛かって下さい。
やることは予習と一緒です。ただ、予習と授業を経ても、まだ、和訳出来ない部分が出てきた場合には、そこに下線を引いて、苦手な箇所だとわかるようにしておいてください。
そして、和訳できなかったところのみ、もう一度和訳をして、確実に意味を抑えられるようにしてください。
キーポイントの例文も同じです。和訳、そして、そこから英訳をする際に、間違えたところには下線を引いておいてください。
それが自分の苦手な部分、覚えられない部分として「見える化」できますので、テスト前などに役立ちます。
文法事項に関しては、学校での授業が肝になります。ぜひしっかりノートを取り、そちらを取りこぼしの無いように熟読して、キーポイントの例文和訳・英訳で確認していってください。
ニュートレジャーは少しレベルの高い教科書ですが、やり方を間違えなければ、大学受験にも通用する優秀な教科書とも言えます。是非ニュートレジャーで英語力を身につけていってください。
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