大学受験で補欠合格になった!追加合格の連絡はいつまで待つべき?
大学受験で合格が決まらなくても、補欠合格になることがあります。
しかし、補欠合格者が追加合格の連絡をもらうまでには、かなり時間がかかります。
では、追加合格の連絡はいつまで待つべきなのでしょうか?
そこで本記事では、補欠合格の通知をもらった場合、いつまで待つべきなのかケース別にご紹介します。
補欠合格の通知をもらった際に気をつけるべきことにも触れているため、補欠合格の通知をもらった方はぜひ参考にしてください。
このページの目次
大学受験の補欠合格とは?
大学受験における補欠合格とは、入学の辞退によって定員数が満たない場合に入学を認められることを指します。
補欠合格の連絡をもらった時点では合格が保留していることになり、辞退者がいれば追加合格となります。
補欠合格者へ通知するタイミングは大学によって異なりますが、3月半ばに連絡が来ることもあるようです。
そのため、ほかの大学への入学準備を進めているときに、追加合格の通知がギリギリになって来ることもあります。
大学受験で補欠合格になる可能性はどのくらいあるか?
補欠合格は、入学辞退者がいれば代わりに合格できる権利です。
つまり、入学を辞退する人がいなければ補欠合格になったとしても追加合格はありません。
そのため、第一志望になりやすい国公立ではほとんどないといってもよいでしょう。
また、国立大学で補欠合格となっても、追加合格の通知が来るのは3月28日~31日です。
かなりギリギリになってしまうため、すでにほかの大学へ進学するために引っ越しをしてしまっているケースも少なくはありません。
補欠合格は、私立大学で多い傾向がありますが、大学によって割合は異なります。
3人に1人が補欠合格になる大学もあれば、15人に1人しか補欠合格できないこともあります。
人気の高い大学はあまり辞退者がいないため、そのような場合は望みが薄いかもしれません。
【ケース別】大学受験で補欠合格の通知をもらったらいつまで待つべき?
大学によっては、補欠合格者への連絡が3月半ばになることもあります。
ギリギリで合格の知らせを受けて「もうほかの大学に入学するために賃貸契約を結んで引越してしまった!」と後悔しないためにも、いつまで待つか決めておくのがおすすめです。
浪人することを視野に入れているケース
「この大学に入るためなら浪人も覚悟している」
このように、不合格の場合は浪人することを視野に入れているのであれば、入学式の前日まで待つのがおすすめです。
志望大学の入学式の日程を調べておきましょう。
現役での合格を目指しているケース
現役での合格を目指しているのであれば、ほかの大学への準備を進めつつ、3月半ばまで待つのがおすすめです。
ほかの大学への入学準備を進めつつ連絡を待つことも可能ですが、賃貸契約を結んでしまったあとや引っ越しの前日に合格がわかると忙しくなってしまう点に注意しましょう。
なお、入学式の日程は大学によって異なります。
例えば2023年度は、早稲田・慶應義塾・青山学院・関西学院などは4月1日に行われましたが、京都産業大学・早稲田の一部の学部・一橋・立命館などは4月2日でした。
そのほかの日程でも入学式が行われており、4月9日に入学式が行われた大学もあるようです。
第2志望の大学の入学式が補欠合格となった第1志望の大学の入学式よりも早い場合、入学式が終わってから追加合格の連絡が来る可能性もあります。
そのため、追加合格の連絡を待つのは、ギリギリでも第2志望の大学の入学式までとなるでしょう。
補欠合格の通知をもらったら何に気をつけるべき?
補欠合格になった場合、以下の3点に注意して行動してください。
確認不足や注意不足があると、合格できなかったり余分なお金をかけてしまったりすることがあります。
補欠合格者の順位を確認しておく
まずは、補欠合格者の中で自分がどのくらいの順位にいるかを確認してください。
追加合格者は順位が高い人から決まっていきます。
順位が低すぎる場合は、追加合格の連絡が来ないことも考えておくべきでしょう。
なお、補欠合格者の順位を公開している大学もあれば、公開していない大学もあります。
絶対に順位がわかるわけではないため、その点も注意してください。
いつでも電話に出られるよう準備しておく
大学からの連絡を本人が必ず取れるよう、電話に出る準備をしてください。
追加合格の連絡は、受験時に登録した電話番号にかかります。
内容は受験生本人のみに伝えられるため、いつでも本人が電話に出られるよう準備しておくことが必要です。
また、追加合格の連絡をもらった際に受験番号を聞かれることがあります。
すぐに答えられるよう、外出先でもバッグに受験票を入れたりスマートフォンで撮影したりするなどして、手元に準備しておきましょう。
ほかの大学へ支払った入学金が返還されないケースがある
追加合格の連絡がないだろうと思い、すでにほかの大学への入学準備を進めていることも少なくありません。
しかし、ほかの大学に入学金を支払ったあとに追加合格の連絡が来ると、入学金が無駄になってしまうこともあります。
ほかの私立大学と比べてあまりにも高額の場合は返還請求できることもありますが、ほとんどないと考えてよいでしょう。
また、賃貸契約を結んで引っ越しの準備を進めている場合、キャンセル料などが発生する可能性があります。
まとめ
大学受験で補欠合格となっても、まだ油断はできません。
いつ追加合格の連絡が来るかわからないからです。
追加合格の連絡は3月半ばに来ることもあれば、入学式の前日に連絡が来ることもあります。
できればギリギリまで待ちたいところですが、現役での合格を目指している場合はそうはいきません。
合格したほかの大学の入学式が先に来てしまうこともあるからです。
もし補欠合格となったら、追加合格の連絡をいつまで待つか順位などを見て決めておきましょう。
合格になることを信じて入学式の前日まで待っていると、現役で進学することさえできなくなってしまうこともあります。
自分の選択に後悔しないためにも、いろいろなケースを想定したうえで行動してください。
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