大学受験の併願校もう決めた?失敗しない併願校選びの4つのポイント
大学受験において悩みがちなのが「併願校」です。
「何校ぐらい併願するか?」
「どれくらいのレベルの大学を受験するか?」
など、気になっている人も多いのではないでしょうか?
いざ併願校を決めても、受験日が重なっていたり、試験科目が本命校と違っていたりと何かと弊害も起こりやすいものです。
そこでこの記事では、大学受験の併願校の決め方や注意点についてご紹介します。
志望校は決まったものの、併願校選びで悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
このページの目次
大学受験の「併願校」とは
大学受験では、第一希望の大学が万が一不合格だった場合を想定して、大半の人が複数の大学を受験します。
第一志望以外に受験する大学のことを「併願校」といいます。
どの大学を併願校とするかによって、高校卒業後の進路が大きく変わる可能性があり、併願校選びは非常に重要です。
何校受験できるのか
実際に一般選抜では何校くらい大学受験できるかご存じでしょうか?
国公立大学の場合、多くの大学は前期と後期に分かれています。
一部の公立大学はその間に中期の試験があるため、国公立大学で受験できるのは最大3校です。
すべて同じ大学でも別の大学でも構いません。
私立大学の場合は、試験日さえ重ならなければ何校でも受験できます。
さらに近年は共通テストを利用した受験を実施している大学も増えてきました。
大学によっては、共通テストのみで受験できるため、わざわざ大学へ行って試験を受ける必要がなく、1シーズンに受験できる大学数はますます増えています。
何校受験するべきか
しかし、実際はそこまで多くの大学を受験する人は多くありません。
費用面や試験対策の負担が増えてしまうためです。
受験する大学の数の目安は、志望校1校、志望校より偏差値が低い併願校を2校、さらに偏差値の低い滑り止めを2校程度といわれています。
これ以上増やしてしまうと、受験対策が大変です。
もちろん志望校に合格する自信がある人や、ほかに行きたい大学がない人は併願校を減らしても問題はないでしょう。
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大学受験の併願校選びのポイント
では、どのように併願校を選べばよいでしょうか?
気になる大学が複数ある場合は、悩んでしまいますよね。
併願校選びは次の4つのポイントに注目しましょう。
学部・学科
最も重視しなければならないのは、自分自身が「何を学びたいのか」です。
興味のない勉強を4年間しても、大学生活は充実しないでしょう。
キャンパスに通う自分を想像して、ワクワクできる学部や学科を見つけることをおすすめします。
また学部選びによっては、将来の仕事に影響を与えます。
大学卒業後のことも視野に入れて考えるのも、選択肢の一つです。
偏差値・合格判定
大学の偏差値や模試を受けた際の合格判定も参考になります。
金銭的なこともあり、浪人は絶対できない人もいるでしょう。
そのような場合、模試の結果でA判定が出ている大学を1校受験する、自分自身の偏差値に見合う大学を選ぶなど、合格率の高い大学を1校選んでおくと安心材料になります。
受験科目
受験科目にも注目しましょう。
もし第一志望と異なる科目の併願校を選んだ場合、その分の勉強時間を確保しなければなりません。
第一志望の大学と同じ、もしくはそれより少ない科目で受験できる大学であれば、受験勉強は最低限大学ごとの対策を増やすだけで済みます。
私立大学であれば、受験方法も多岐にわたります。
それぞれの受験方法の倍率なども加味しながら、どの受験方法がベストか考えましょう。
試験日
試験日もポイントの一つです。
大学の立地によっては移動時間がかかったり、宿泊しなければならなかったりします。
試験日が第一志望校と重ならないことはもちろんですが、余裕をもって受験できるような日程が組めるとベストです。
ただし往復に時間がかかる地方の方は、逆に試験日の間が開かないように調整する方法もあります。
自宅と試験会場の距離をふまえて、体力的・金銭的に負担の少ない日程にしましょう。
また、第一志望の受験前に安全校を先に受けて、試験会場の空気に慣れておくのもおすすめです。
大学受験の併願校選びの注意点
4つのポイントを抑えたうえで志望校選びをしますが、ほかにも何点か注意すべきことがあります。
ご紹介する点にも注意しながら、自分自身の負担だけでなく親御さんの負担も考慮したうえで併願校を選びましょう。
入学金の支払日に注意する
併願校を先に受験して合格した場合、第一志望校の受検結果が出る前に、併願校の入学金を支払わなければならないことがあります。
もしも第一志望校に合格しても、基本的に併願校の入学金は戻ってきません。
入学金は少なくとも数十万円はします。
決して安くはありません。
このような場合はどうするか、親御さんとも相談して考えておきましょう。
受験校ごとに勉強の対策をしなければならない
前述のように、併願校を増やせばそれだけ勉強量を増やす必要があります。
過去問は受験するすべての大学で最低5年はさかのぼって勉強したいですし、第一志望の大学ともなれば10年分は完璧にできるようにしておきたいものです。
これらのことを考慮すると、受験勉強は早めに始めた方が有利に働くでしょう。
志望校・併願校の決定も早ければ早いほど対策しやすくなります。
受験校が多いほど金銭的な負担も増える
入学金のこともありますが、受験校が多ければ多いほど金銭的な負担も増えることを理解しておきましょう。
大学受験の受験料は国公立大学で1万7,000円(一部学部を除く)、私立大学で3万円~3万5,000円ほどかかります。
遠方の大学を受験すれば、移動や宿泊にもその都度お金がかかるでしょう。
それだけの出費があることを考えると、記念受験や何となくで受験校を選ぶことはできません。
まとめ
大学受験の悩みの一つが併願校選びです。
確実に志望校に合格できると確信がない以上、多くの人が何校か併願校を決めるでしょう。
併願校選びのポイントはまとめると、「学部・学科」「偏差値・合格判定」「受験科目」「試験日」の4つです。
これらのことや受験勉強の負担、親御さんにかかる金銭的な負担も考慮したうえで、後悔のない併願校選びをしましょう。
「浪人だけはできない。でも合格できるか不安」
「かなり偏差値を上げないと、今のままでは合格できそうにない」
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