大学受験の英文法は基礎固めに必須!勉強法とおすすめ問題集4選
「英文法は、問題集を解いていれば身につく」
「英文法は学校で習ったから、大学受験ではあえて勉強しないつもりでいる」
このようにお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
英語の勉強をするうえで英文法は、英単語と並び基礎中の基礎です。
英文解釈や長文読解を勉強するうえで、英文法の習得は欠かせません。
英単語の暗記と並行して、英文法専用の参考書や問題集を進めていきましょう。
この記事では、英文法の必要性と勉強法、おすすめの参考書・問題集を4冊ご紹介します。
英文法を確実に身に付けるためにも、正しい勉強法で効率よく進めていきましょう。
このページの目次
大学受験に英文法の勉強が必要な理由
「英語の勉強をするのに、英文法は覚える必要はない」と聞いたことがあるでしょうか?
「英語圏の人は、文法を意識して話したりしないし、文法を気にしていては、いつまでも話せるようにならない。」ということが理由のようですが、大学受験において英文法の勉強は必須です。
大学受験で見られるのは、正しい文法が使えているかどうか。
得点力をつけるためには、英文法の勉強は欠かせません。
また文法を覚えることで、次のような力も身に付きます。
長文読解を解きやすくなる
英文法を覚えることで、長文読解を解きやすくなります。
大学受験の長文読解問題では、難解な内容の英文を解く必要があります。
文章の意味を一文ごとに正しく読み解くために、英文法は必須です。
また文法の知識があることで読解スピードも上がり、結果的に試験の得点アップにつながります。
自分で英文が作れるようになる
英作文が出題される大学の場合は、英文法の知識が役立ちます。
どんなに内容の優れた文章を書いていても、文法の間違いがあれば基本的に減点です。
英文法がスムーズに出てくるようになれば、英作文も書きやすく、減点されにくくなるでしょう。
このようなことからも、大学受験で英文法は、なくてはならない知識なのです。
なお、大学受験に対応できる学力を養成するためには、定期テスト対策に注力しましょう。
中高一貫校生であれば、志望校の合否を左右するのは定期テストと言っても過言ではありません。
詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
大学受験の英文法を勉強する流れ
このように、英文法は大学受験対策には必須の知識といえます。
では、具体的にどのように勉強すればよいでしょうか?
英文法の勉強の流れは、次のようになります。
【➀インプット型の参考書を一通り読む】
まずは英文法を理解し、インプットする作業です。
なぜその英文法を使うのか、正しく理解しましょう。
時間に余裕があれば、その英文法を使って自分で文章を作ってみます。
実際に文章を作ることで、理解が深まることでしょう。
【②基礎問題集を解く】
次に、基礎問題集を解きます。
解法を見ても理解できなかった問題は、インプット型の参考書に戻って、論理的に理解できるようにしましょう。
【③標準・応用問題集を数多く解く】
基礎が身に付いたら、アウトプットを数多くこなしていきます。
覚えた英文法は、何度も使っていかなければ覚えられません。
インプットとアウトプットの割合は、3:7を意識しましょう。
大学受験の英文法の学び方のポイント
英文法の勉強は、やみくもに解いているだけでは身に付きません。
上記の流れに沿って覚えながら、同時に次のことを意識すると定着しやすくなります。
基礎固めとして最初のうちに勉強する
英文法は、英単語と並ぶ英語の基礎です。
英語学習を行う際、英単語の暗記とともに最初に取り組むようにしましょう。
基礎固めが早く終われば、その分長文読解や過去問演習に多くの時間を割くことができます。
基礎固めはできれば高2の終わりまで、遅くとも高3の夏までには終わらせられるよう、逆算していつから始めればよいか考えましょう。
問題集は1冊を何周も解く
問題集は一気に何冊も買う必要はありません。
間違えたときに復習を行うことで、知識はより定着します。
そのため、1冊を何周もこなし、分からない問題をなくすようにしましょう。
基礎問題ができるようになったら、標準・応用問題へ進みます。
なぜそうなるのか根拠を説明できるようにする
問題集を解く際は、なぜその答えになるのか、根拠を説明できるようにしましょう。
実際に誰かに説明するという方法もよいです。
勘で解いた問題はそのままにせず、インプット系の参考書に戻って確認し、理解しましょう。
【大学受験】英文法の勉強におすすめの参考書・問題集
最後に、大学受験用の英文法学習におすすめの参考書・問題集を4冊ご紹介します。
ご自身のレベルに合わせて、活用してください。
高校英文法をひとつひとつわかりやすく。(Gakken)
Gakkenの「高校英文法をひとつひとつわかりやすく。」は、高校英文法を超基礎から学べる1冊です。
左側に解説、右側に練習問題と、見開き1ページで1回分の演習ができます。
絵を使った説明も豊富に掲載されているため、英語が苦手な人でも取り組みやすい参考書です。
中学英語から不安な場合は「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」で中学の総復習から始めるのもおすすめです。
総合英語Evergreen(いいずな書店)
いいずな書店の「総合英語Evergreen」は、英文法を理論的に学べる参考書です。
英文法の基本から応用まで網羅しており、インプット系の参考書としてはこれ1冊あれば十分でしょう。
いいずな書店のホームページには各章ごとの解説動画もあるため、分かりにくい箇所は合わせて見ることで、理解度も上がります。
問題集を解く際に分からないところは、これに戻って理解し直すのもおすすめです。
基礎英文法問題精講(旺文社)
入試問題約720問をまとめた「問題編」、英文法の要点をまとめた別冊の「精講編」からなるのが、旺文社の「基礎英文法問題精講」です。
左が問題、右が解答となっているため、すぐに答え合わせができます。
標準問題から発展問題を解きたい人向けの問題集です。
Next Stage 英文法・語法問題(桐原書店)
「基礎英文法問題精講」より、もう少し難易度の高い問題集を解きたい人におすすめなのが桐原書店「Next Stage 英文法・語法問題」です。
英文法だけでなく英作文・英文読解問題も収録されており、総合的に学べます。
問題数も多く、すべて解くには時間がかかりますが、これ1冊完璧にできれば難関大学の合格ラインを目指せる力が身に付くでしょう。
まとめ
英文法は、英単語と並んで英語の基礎です。
身に付けることで長文読解もスムーズに解けるようになり、英作文も作れるようになります。
問題演習を繰り返し、答えの根拠を説明できるくらい知識を定着させましょう。
「英語が苦手で、なかなか文法が覚えられない」
「英文法ができたら次は何を勉強すればよいの?」
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