【大学受験】文系の受験科目と選択科目選びのコツを詳しく解説!


「文系だけど数学が得意だから、受験科目にしたいができるだろうか?」
「文系の選択科目はどれを選べばよいだろう?」

大学受験を一般選抜で受験する文系の人で、このようなお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?

大学受験では、科目の選び方によって受験勉強の方法が変わるうえに、試験結果にも影響を与えます。

この記事では、文系の人が大学受験で受験する科目と、選択科目の特徴や選び方についてご紹介します。

文系で大学受験にどの科目を選択しようかお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

【国公立・私立別】文系の大学受験の科目は?

国公立大学と私立大学とでは、受験する科目数が異なります。
受験科目の数や選択科目によっては対策に時間がかかることもあり、受験科目は十分吟味する必要があります。

まずは大学受験に必要な文系の科目について、確認しておきましょう。

国公立大学

国公立大学の入試は、共通テストと各大学が行う二次試験で合否が決まります。

共通テストでは5教科7科目の受験が一般的で、国語・外国語(英語)の2科目のほかに、大学側が指定した科目を受験することになります。

【国公立大学文系の共通テスト受験科目】

教科 科目 受験科目
国語 ・国語 国語
地理歴史 ・世界史A
・世界史B
・日本史A
・日本史B
・地理A
・地理B
・現代社会
・倫理
・政治、経済
・倫理、政治、経済
2科目選択
公民
数学 ・数学I
・数学I数学A(数学IA)
3科目選択
・数学II
・数学II数学B(数学IIB)
・簿記、会計
・情報関係基礎
理科 ・物理基礎
・化学基礎
・生物基礎
・地学基礎
・物理
・化学
・生物
・地学
外国語 ・外国語(主に英語) 主に英語

二次試験は通常前期日程と後期日程があり、それぞれ試験内容を変えている大学がほとんどです。

前期日程では2~3科目を科す大学が多く「英語」「国語」のほかに、「数学IA・ⅡB」「地歴・公民」の選択科目から1科目選んで受験します。

一方で後期日程では、教科数を1~2教科のみにする大学や学科試験は行わず小論文や面接などを科す大学、共通テストのみで受験できる大学もあります。

私立大学

私立大学の入試は、バラエティー豊かな受験内容が特徴です。
大学ごとに複数の受験方式を採用しており、その中から自分に合った方式を選択することになります。

通常の「個別学力検査」では、3科目受験が一般的です。
「英語」「国語」のほかに「地歴・公民」「数学」から1科目選択します。

また、近年増えてきているのが「共通テスト利用方式」です。
募集人数は少なめですが、遠方の大学を志望する場合や複数の大学を受験する場合は、共通テストを受験するのみで受験できる大学もあるため非常に便利です。

【私立大学文系の共通テスト受験科目】

受験方法 共通テスト 個別学力検査
個別学力検査 なし 通常3科目
共通テスト利用 1教科1科目~5教科7科目 なし
共通テスト+個別学力検査 個別試験もしくは面接・小論文など大学によって異なる

選択科目は大学によって異なり、選択できない科目があるケースもあります。

【大学受験】文系の選択科目ごとの特徴

国公立・私立ともに、国語と英語のほかに、選択科目を受験しなければなりません。
もちろん、高校で習っている科目から選択する人がほとんどでしょうが、それにしてもどの科目を選択すればよいか悩んでしまうのではないでしょうか?

文系志望の場合、次にご紹介する5つの科目から選択する受験生が多い傾向です。
それぞれの特徴を確認してみましょう。

日本史

「日本史」は、世界史とは異なり国内の歴史が基本のため、狭く深く学べることが特徴です。
暗記量が多いもののストーリーがつながっており、世界史よりも覚えやすいと感じる人も多いでしょう。

ただし難易度の高い大学では、深い知識が必要になることも。
志望校の過去問で、どのような問題が出題されるか確認してみましょう。

世界史とともに、ほとんどの大学で受験できることは大きなメリットです。

世界史

「世界史」は、日本史以上に暗記量が多く、成績が伸びるまでに時間がかかります。
それぞれの国についてバラバラに学ぶため、整理して覚えることがポイントです。

暗記量が多く広く浅く学ぶため、比較的難解な問題は出にくい傾向があります。

とはいえ日本史や世界史といった暗記科目は、比較的安定して得点しやすい科目なので、歴史好きな人におすすめです。

地理

「地理」は、日本史や世界史と異なり、単なる暗記科目ではありません。
暗記だけではなく、知識を総動員して分析し答えを導き出す科目で、論理的思考力が問われます。

暗記だけでは乗り切れないため、一定の点以上は取りにくい科目といえます。

暗記量の少なさから、ほかの科目に時間をかけたい人や暗記が苦手な人、短期間である程度得点できるようにしたい人におすすめですが、受験できない大学もあるため注意が必要です。

政治・経済

「政治・経済」は、日本史・世界史と比べ暗記量は約1/3と少なめです。
勉強量も少なく短期間で伸びやすい科目で、コスパのよさだけで考えるとおすすめの科目です。

ただし範囲が狭い分、難しい問題が出題されることがあります。
また時事問題が出ることもあり、ニュースはひととおり押さえておいた方がよいでしょう。

扱っている大学がほかの科目よりもかなり少なめなので注意が必要です。

数学

「数学」の場合、暗記の日本史や世界史と比べ暗記量は少なめです。
また、理系数学ほど難易度の高い問題は出題されにくい傾向があります。

文系数学は平均点が低く出やすい科目で、高得点が取れれば得点調整で有利になることがあります。
しかし知識の蓄積が必要な科目で、学習時間が長くとられるため、逆転合格狙いの人にはおすすめできません。

もともと数学の成績がよい人や、受験までまだ日数に余裕がある人におすすめです。

まとめ

文系の場合、国公立の二次試験や私立大学の入試では、国語・英語は必須科目です。
そのほかに、「地歴・公民」「数学」から1科目選択する大学が多い傾向です。

ただし大学によって、選択できる科目が異なります。
志望校の試験科目をしっかり確認し、ご自身の得意な科目や取り組みやすい科目を選びましょう。

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