大学受験で英語のリスニング対策は必須?重要性と高得点を取る本番対策


近年、大学受験の英語において、リスニングが重視されるようになってきました。

とはいえ、普通に問題集を解くことに比べ、リスニング対策はどうしても後回しになりがちです。
どのように対策すればよいか分からない人もいるでしょう。

この記事では、大学受験における英語のリスニングの重要性と、リスニング試験本番への対策についてご紹介します。

「大学受験でリスニング試験があるのは、どのような大学?」
「リスニングの試験ではどのようなことに気を付ければよいだろう」

など、大学受験のリスニング対策でお悩みの方は、参考にしてください。

大学受験で英語のリスニングはどれくらい重視される?

近年は英語の4技能を重視する流れにあり、それは大学受験にも影響を及ぼしています。

共通テストのリスニングの得点比率は増え、リスニングのある外部試験を入試で活用する大学も増えてきました。
大学受験において、リスニングがどの程度重視されているのか、確認しておきましょう。

共通テストのリスニング

かつて行っていたセンター試験では、リスニングとリーディングの配点は「リスニング:リーディング=50点:200点」でした。

しかし共通テストに代わった現在は「リスニング:リーディング=100点:100点」と、リーディングと同じ割合に設定されています。
共通テストが、いかにリスニングに力を入れているかがよく分かります。

内容自体もセンター試験と比べ難化しており、オーソドックスな問題だけでなく、多種多様な問題を取り入れるようになりました。
音声が一度しか読まれない問題もあり、集中して聞き取る訓練をしておく必要があります。

外部試験利用入試

個別試験でリスニングを利用せず、外部試験を利用する大学も増えています。

外部試験とは英検やTOEICなどのことです。
外部試験の利用方法は、書類審査や加点方式などさまざまです。

【外部試験利用方法】
・決められたスコアや得点を満たした場合のみ出願可能
・学内の試験に加点
・合否判定時に参考となる
・個別試験の代わりに外部試験の結果を採用 など

このような場合は、大学受験の個別試験用のリスニング対策は不要ですが、各外部試験用にリスニング対策が必要です。

【国立・私立別】個別試験でリスニングが出題される大学

国公立・私立ともに個別試験でリスニングが出題される大学はそれほど多くありません。
リスニング用の機械を準備することも大変ですし、機械トラブルなども心配されるためです。

しかし、一部の大学ではリスニング試験を実施しています。
どのような大学で実施されているか一部をご紹介します。

国公立大学

二次試験でリスニングを導入している大学で有名なのは、東京大学でしょう。
一橋大学でも実施されていますが令和7年度から廃止されることが決まっています。

ほかに、神戸市外国語大学や東京外国語大学といった外国語大学でも、リスニングが取り入れられています。

私立大学

私立大学でリスニングを採用している大学は、青山学院大学や津田塾大学、昭和女子大学などがあります。
しかし、それほど数は多くありません。

入試でリスニングを課す代わりに、英検・TEAP・TOEICといった外部試験を活用する大学が増えています。

【大学受験】リスニング本番対策

このように、リスニングは大学受験において比重が重くなってきているので、しっかりと対策したうえで臨みたいものです。
どのように対策するべきか以下の記事で詳しくご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてください。

ここでは、リスニング本番でどのようなことに気を付けるべきかご紹介します。

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文章ではなく映像でイメージする

リスニングで長文を聞く際、文章で理解しようとせず、映像で理解しましょう。
文章で理解しようとすると脳内での変換に時間がかかってしまい、文章の続きを聞きとれなくなってしまいます。

例えば、I’m studying about history.という英文ならば、自分が歴史について勉強している「映像」を思い浮かべてください。

ここで気を付けてほしいのは「私は歴史について勉強しています」と、日本語に訳さないことです。
日本語に訳している間に、音声は先へ進んでしまいます。

リスニング開始前に問題を下読みしておく

よくいわれることですが、リスニングが開始される前に問題文を下読みしておきましょう。

目を通すことで、どのような内容の英文が流れるのかある程度予想ができるうえに、どのようなことに注目しながら聞けばよいかが分かります。

全て聞き取れなくても気にしない

英文を聞いていると、何を言っているのか聞き取れないこともあるでしょう。
しかしそこで焦ってはいけません。

一連の流れをある程度理解できていれば、何となく何を言ったのか予想できるでしょう。

英文は流れで理解するようにし、落ち着いて取り組みましょう。

重要なポイントはメモを取る

問題文を読んでおくと、英文を聞きながら何が重要なポイントなのか分かります。

何かの個数や人数、金額などはメモをしましょう。
回答する際に、自信をもって回答できます。

ただし、何でもメモを取っていると、メモを取ることだけに意識が行き、リスニングがおろそかになってしまいます。
本当に重要そうなことや覚えておきたいことだけを、メモするようにしましょう。

まとめ

大学受験において、英語のリスニングが重視されるようになってきました。
実際共通テストでは、リーディングとの比率が1:1となり、センター試験の頃から大きく変化しました。

国公立・私立ともに、個別試験でリスニングを行う大学はそれほど多くありません。
しかし、個別試験の代わりに英検やTOEICのような外部試験を取り入れる大学が増えており、そのような意味でもリスニング対策は重要なポイントです。

ほかの受験対策でなかなかリスニング対策に時間を取れないかもしれませんが、効率的に勉強を進め、少しでも耳慣れできるようリスニングの練習を行いましょう。

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