【大学受験】数学の受験勉強のコツは質と量!ゼロから始める勉強法
「数学が苦手なのに志望校の必須科目になっている」
「苦手な数学の受験勉強をやりたくない」
大学受験の勉強をするうえで、苦手科目に取り組むことほどつらいことはありません。
中でも数学は、苦手意識をもつ人が多い科目です。
学研教育総合研究所の調査でも、「数学」を嫌いな科目として挙げた人の割合が最も高かったことが明らかになっています。(※)
教科書を開くのもイヤという人もいるのではないでしょうか?
そこで、この記事では数学の受験勉強の方法と、勉強するうえでのポイントをご紹介します。
「大学受験では数学で足を引っ張らないようにしたい」
「なぜ数学の成績が上がらない?」
と考える人は、ぜひ参考にしてください。
(※参考:高校生の日常生活・学習に関する調査|学研教育総合研究所)
このページの目次
数学の大学受験勉強のおすすめの流れ
大学受験の数学において、おすすめする勉強方法はいたってシンプルです。
「基礎→標準→応用→過去問」の流れで行います。
では、もう少し具体的に、どのように進めていけばよいのかご紹介します。
教科書を見返す
まずは、高校の教科書を見返して、すべての公式を覚えているか確認してみましょう。
教科書内の例題・練習問題を解き、分からないようであれば再度、公式を覚え直します。
単に暗記をするだけでなく、なぜそうなるのかをしっかり理解したうえで覚えましょう。
場合によっては、中学の教科書から復習し直した方がよい場合もあります。
教科書がもうない・そこまで時間がない人は、中学数学をコンパクトにまとめた参考書で復習を行うと良いでしょう。
基礎レベルの問題集を解く
公式の暗記ができたところで、基礎レベルの問題集を解きます。
1冊購入して、少なくとも3回は解き直しましょう。
基礎問題は、標準問題や応用問題を解いていくうえでも、身につけておく必要があります。
問題を見ただけで、公式が頭に浮かぶようになるのが目標です。
同じ問題集を繰り返すため、答えは書き込まずに、ノートに記入します。
あまりに同じ間違いを繰り返すときは、再度教科書に戻って確認しましょう。
標準・応用レベルの問題集を解く
基礎レベル問題集がほとんど解けるようになったら、次は標準レベルの問題。
その時点で、分からないことや苦手な分野が見つかれば、基礎問題や教科書に戻って確認し、標準問題の中の類似問題をいくつか解くようにします。
さらに、それができたら応用問題へと進みましょう。
ただし、志望校によっては、そこまで難解な問題が出題されない可能性もあります。
必要がない場合は、その分過去問に時間をかけましょう。
おすすめなのは、共通テストの過去問を使用することです。
共通テストは、さまざまなレベルの受験生が受けるため、難易度が標準~応用レベルのものが出題されるとされます。
問題数も、1冊で32回分あるため、演習用の教材にぴったりです。
過去問演習で志望校の問題に慣れる
受験勉強をするうえで、過去問の演習は大切です。
実際の入試問題を通して、志望する大学のレベルまで学力を上げていきます。
過去問には、入試に関するヒントが隠されています。
志望校の過去問は10年分ほど、併願校は5年分ほど入手し、出題傾向を探りましょう。
過去問は、類似問題が出題される可能性もあるため、入手した分は完璧に解けるよう、何度も解き直しをします。
難易度の高い問題が出題されるようであれば、この時点で応用問題を追加で解いてもよいでしょう。
数学の受験勉強で注意すべきポイント
以上で紹介した受験勉強を行っていくうえで、注意してほしいポイントがいくつかあります。
これらのポイントをおさえて受験勉強することで、より学力アップが期待できるでしょう。
計画を立てる
受験勉強は、ただ何となくやっていたのでは、勉強内容に漏れが出てしまう、受験日までに勉強が終わらないといったことが起こる可能性があります。
数学に限らず、受験勉強はしっかり計画を立てて行うようにしましょう。
受験日まで、あと何時間程度勉強できるのか、具体的に何の勉強をしなければならないのかを書き出し、日ごとに割り振っていきます。
慣れてきたら問題を解くまでの時間を計る
数学の問題集は、2週目・3週目と慣れてきたところで、時間を計って挑戦しましょう。
受験では問題を時間内に解ききれなければ、意味がありません。
問題集にできた時間を書き込んでおき、次に解く際にはその時間よりも早く解けるように意識しましょう。
過去問で試験内容をチェックした後であれば、1問をおよそ何分ぐらいで解ければよいか、何となく分かるようになります。
その時間も参考にしながら、解いていきましょう。
計算は過程の記載を省かない
問題集を解く際に、ノートに書きこむ計算は、課程を省かないように書きましょう。
すべての課程を書くことで、答え合わせの際にどの段階で間違えているのかがはっきり分かります。
かえって時間がかかるのではと思うかもしれませんが、書かずに何度も同じ間違いを繰り返すよりは、よほど効率的です。
人に説明できるような計算式を書くことを目標にしましょう。
解法をしっかり読み込む
数学は、ひとつの問題でも、複数の解法があるケースがあります。
答え合わせの際は丸を付けるだけでなく、合っていても解法にも目を通し、別の解法がないか確認します。
類似問題が出題されたときに応用できるよう、バリエーション豊富な解法を理解しておきましょう。
解法の丸暗記はしない
解法を読み込む際に注意したいのは、解答の丸暗記をしないこと。
公式を覚える際に、丸暗記してはいけないのと同様に、なぜその計算になるのかしっかり理解しなければ、次に活かせません。
解答で示される解き方を自分で再現できるか、練習しながら確認する必要があるのです。
もし、理屈で理解できない箇所があった場合は、先生や塾の講師に教えてもらうなどして、理解したうえで先に進みましょう。
量をこなす
注意すべきポイントをおさえながら、ご紹介した流れで勉強すれば、「質」のよい勉強をスムーズに進められるようになります。
これに加え、数学の受験勉強で重要なのは「量」です。
たくさんの問題を解いて、さまざまなパターンの問題に触れること。
とくに、過去問と類似した問題を意識して解いていきましょう。
1冊の問題集は、3回ほど繰り返し、理解したうえで次に進めば、何冊やっても問題ありません。
たくさんやればやるほど、自分はこれだけ頑張ったのだと、自信にもつながります。
まとめ
数学の受験勉強は、苦手な人にとって苦痛でしかありません。
しかし、もともと点数が取れなかったものを克服すれば、得意科目の点を上げるよりも、点数の伸び幅は大きくなります。
じっくり取り組んで、苦手意識を取り除きましょう。
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