中高一貫6年間のカリキュラムとは?特徴や3年制中学との違いは?

中高一貫6年間のカリキュラムとは?特徴や3年制中学との違いは?中高一貫の学校に入学した場合の6年間のカリキュラムを知りたい
中高一貫の学校に入学するメリットを知りたい
中学受験を控えたお子様をお持ちの方には、このような疑問を持つ方もいるでしょう。

中高一貫校は、高校受験がないほか、頻繁に学校環境を変えずに済むなどのメリットがあります。
本記事では、中高一貫の学校に入学した場合の6年間のカリキュラムやメリット、選び方について具体的に解説します。
中高一貫校に入学させようかと悩んでいらっしゃる方はぜひ、最後までお読みください。

中高一貫の6年間のカリキュラム内容

中高一貫の6年間のカリキュラムは、学校によってそれぞれ大きく異なります。
カリキュラムは大きく分けて、下記の2つです。

  • 大学進学を目標にしているもの
  • グローバル化を重視しているもの

大学進学を目標にカリキュラムを組んでいる学校では、効率的に勉強することに焦点を当てています。
オリジナリティに溢れた学校では、生徒の個性を伸ばすことを大切にしています。
グローバル化が進んでいる現在、グローバル化を意識したカリキュラムも人気です。

大学進学を重視した場合のカリキュラムの特徴

大学進学を重視したカリキュラムの特徴は「大学受験」を目標に掲げて、中学一年生から準備を始めることです。
たとえば、下記のカリキュラムを組むことがあります。

  • 中学や高校の授業の内容を早めに終わらせる
  • 中学2年の過程が終わる頃には高校の勉強過程が終了していることもある

学校によって、授業が進む速さは異なりますが、早い段階から準備を進めるため、余裕を持って大学受験に臨めます

グローバル化を重視した場合のカリキュラムの特徴

グローバル化を重視した場合のカリキュラムの特徴は、下記の通りです。

  • 英語力を伸ばすことを目標にしたカリキュラムを組んでいる〜内容1〜
  • 留学・英語での発表・ITに関連した授業などオリジナリティに溢れたものを取り入れている

とくに、グローバル化を重視した中高一貫では、オリジナリティにあふれたカリキュラムを組んでいます。
中学生のうちに留学経験をしたり、英語で発表をしたりすることも珍しくありません。
お子さんに合った学校に巡り合うなら、いろいろな経験を通して学習する機会をもてるでしょう

中高一貫と3年制中学校のカリキュラムの違い

そもそも中高一貫と3年制の学校は違うの?
3年制の私立中学に通うか中高一貫に通うかで悩んでいる
と、お考えになることはありませんか?

中高一貫の学校への進学を悩んでいる場合、中高一貫と3年制中学のカリキュラムの違いについて考えるとよいでしょう。
本項目では、それぞれの違いについて具体的に解説します。

志望高校・志望大学合格から逆算してカリキュラムが組まれる

3年制の中学は、3年間で1つのカリキュラムを組み「志望高校」に合格することを目標にしています。
中学・高校に、それぞれのカリキュラムで勉強しなければなりません。

反対に、中高一貫校は6年間で1つのカリキュラムが組まれます。
中高一貫校は、中学生のときから「志望する大学」に合格することを想定した予定を立て、目標に向かって勉強します。
6年間かけて大学合格を目指すため、高校レベルの内容を中学生の時に終わらせることも可能です。

中高一貫は学校によりカリキュラム内容が大きく異なる

中高一貫の学校は、6年間で1つのカリキュラムを自由に組めるため、学校によって内容が大きく異なる特徴があります。
1章においても「大学受験を目標にしたもの」と「グローバル化に焦点を当てたもの」があると紹介しましたが、大きな違いがあることがイメージできるのではないでしょうか?

中高一貫校は、学校の個性や雰囲気が出やすく、お子さんにぴったりなカリキュラムが見つけられます。
お子さんの個性を伸ばしながら、学習できる環境が見つかる可能性が高くなるでしょう

中高一貫の学校へ通うメリット

6年間通う学校を選ぶのですから、中高一貫校へ通うことに慎重になるのも当然です。
メリットやデメリットを考えて決めるなら、冷静に判断しやすくなるでしょう。
本項目では、中高一貫へ通うメリットについてまとめました。

高校受験をしなくてもよい

中高一貫のメリットは、高校受験をしなくてもよいことです。
何度も受験勉強をする必要がないため、自分の勉強したい内容や興味のあることに打ち込めます

高校受験がないぶん、大学受験を目標に掲げてゆとりをもって準備ができるでしょう。
学校によっては、大学へ内部進学ができるところも珍しくありません。

同じ目標を持った仲間と切磋琢磨できる

同じ目標を持った仲間とクラスメートになる確率が高いため、仲間と切磋琢磨できることも大きなメリットです。

  • 「大学進学を目指している」
  • 「将来外国に住んで仕事をしたい」

上記のように、似たような目標を持っている生徒が集まりやすい特徴があります。
友達からよい影響を受けたり、励ましあったりして楽しい学生生活を送れるでしょう

学ぶ環境が6年間変わらない

中高一貫の学校は、中学・高校と環境が変わりません。
高校入学をきっかけに最初から環境に慣れる必要がないため、お子さんにストレスがかかりにくいメリットがあります
とくに、よい友達や先輩に巡り合った場合、6年間ずっと同じ仲間と付き合っていけるのは大きな利点だといえるでしょう。

中高一貫の学校に通うメリット・デメリットについてさらに詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
【中高一貫のメリットは?デメリットを克服して6年間楽しむ方法】
中高一貫校のメリットは?デメリットを克服して6年間楽しむ方法

お子さんに合った中高一貫を選ぶには?

お子さんに合った中高一貫を選ぶことを難しいと感じる保護者の方は、少なくありません。
特に、中学受験の準備はお子さんが4・5年制になる頃には始めておく必要があります。

「そんなに早く、子供に合った学校を決めるのは難しい」と感じられるのも当然です。
本項目では、お子さんに合った中高一貫校を選ぶ具体的な方法を2つ紹介します。

説明会に参加する

中高一貫校の学校説明会に参加し、カリキュラムの話を聞くことは効果的です。
説明会では、学校のポリシー・教育方針・目標についての説明があります。
教師による説明を実際に聞き、カリキュラムを確認しましょう。

文化祭に参加する

お子さんにぴったりな学校を見つける効果的な方法は、文化祭に参加することです。
文化祭は生徒たちが時間をかけて準備し、日頃勉強していることを発表します。

お子さんと一緒に文化祭に参加するなら、生徒たちの表情や教師との関わり方など学校の雰囲気を感じやすくなるでしょう。
「この学校で勉強したい!」と、お子さんが心から思える学校を見つけられることも珍しくありません。

まとめ

中高一貫のカリキュラムは「大学進学」「グローバル化」など、目標に焦点を当てたオリジナリティに溢れたカリキュラムになっているという特徴があります。
お子さんに合ったカリキュラムを見つけるなら、親子共々充実した学校生活を送れるでしょう。
お子さんと一緒によく話し合い、ぴったりな学校を見つけてください。

中高一貫の学校を受験する際に気になるのは「偏差値」ではないでしょうか?
中高一貫校の「偏差値」の見方については、下記の記事を参考にしてください。
中高一貫校の偏差値ランキングはどう見ればよい?正しい見方と活用法

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中高一貫校専門 個別指導塾WAYS 編集部
中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
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英語、数学をメインに指導を行っています。

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