中高一貫校生の得意科目と苦手科目は?―数学・英語は『積み重ね』が大事
こんにちは!
WAYSでは中高一貫校に通われている中学1年生~高校3年生に対して、得意科目や苦手科目、勉強時間と勉強する場所についてアンケートを行いました。ご協力いただいた81名の方、ありがとうございます!
アンケートの結果から中高一貫校生の性質が見えてきましたので、考察を交えながら紹介いたします。今回は「中高一貫校生の得意科目と苦手科目」についてです!
結論を先に言ってしまうと、得意科目の1位も苦手科目の1位も数学でした。一体どういうことでしょうか? 詳しく見ていきましょう!
このページの目次
得意科目はバラつきあり
全体での得意科目は数学が1位ですが、圧倒的というわけではないです。では、学年別だとどうでしょうか。
学年別に見てもやはりバラついていますが、中学1年生だけは圧倒的に数学が得意です。これは、中学受験のために培った算数の力が、中学校での数学にも大きく作用しているからです。
しかし、そこから学年が進むにつれて得意科目ではなくなってしまいます。つまり、中学受験で培った力は中学校1年生くらいで使い切ってしまうのです。そのため、中学2年生~高校3年生では各々が頑張った科目が得意科目となっていきます。
苦手科目は1位数学と2位英語で65%超え!
苦手科目は1位が数学の33.3%、2位が英語の32.1%となりました。数学と英語はほぼ同じ割合でした。約65%の生徒は数学か英語が、もしくはその両方が苦手科目ということになります。
学年別に見ると、中学1年生は得意科目に「数学」が60%を越えていたからか、「数学」は0%でした。一方で、半数の生徒は「英語」が苦手だと回答しています。一方で、半数の生徒が英語が苦手だと回答しています。英語は中学校で初めて習うために苦手意識が強いのでしょう。
中学2年生~高校1年生までは数学が一番苦手で、次に英語が苦手な生徒が多いようです。しかし、高校2年生と3年生では数学が減り、英語が一番多くなります。これは、文理選択で文系を選ぶと数学がなくなる、もしくは簡単になるからです。
得意科目・苦手科目の考察
得意科目1位と苦手科目1位が数学なのはなぜ?
得意科目も苦手科目も1位が数学なのは、数学という科目の特性が関係しています。数学は自分で問題演習をしていく中で、「できた/できない」がわかりやすい科目です。
テストの点数に関わらず、「問題が解けたから得意だ!」「問題が解けなかったから苦手だ……」という意識が残るので、得意科目にも苦手科目にもなりやすいのです。
中2~高1は勉強につまずきやすい学年
中学1年生と比べて、中学2年生~高校1年生では数学が一気に苦手科目になっています。また、英語は全学年で苦手な生徒が多いです。これについて考察する前に、そもそも中学2年生~高校1年生は勉強につまずきやすい時期だということを説明します。
中高一貫校生は中学受験の勉強を頑張り、その結果合格した生徒たちです。そのため中学校に入ってからは、
「小学校時代は勉強を頑張ったから、今度は部活を頑張りたい」
「小5・小6とあまり遊べなかった分、中学では友達とたくさん遊びたい」
「中学受験のときほど勉強しなくても大丈夫だろう」
という気持ちが生じ、成績が下がってしまうことがよくあります。さらにはそこから各科目に対する苦手意識が芽生えてしまい、勉強につまずいてしまうことが多いのです。
数学と英語は『積み重ね』の科目
数学と英語は他の科目に比べて『積み重ね』が重要な科目です。一度つまずいて苦手意識が芽生えてしまうと、それを脱却するためには今までの全範囲を復習しなければなりません。
そのため、数学と英語はつまずいた状態で時間が経てば経つほど復習しなければいけない量が増えます。それで勉強が嫌いになり、数学と英語が“天敵”になってしまう生徒が多いのです。
WAYSでは勉強のやり方から指導します!
数学と英語は『積み重ね』の科目だから苦手になりやすいです。しかしながら、この数学と英語の知識を積み重ねて『できる』ようにしていく勉強こそが、今後の人生のどのような場面でも大いに役立つのです。
そして、数学と英語の知識自体は学校でも学びますが、そこから『できる』ようになる勉強のやり方は学校では教わりません。だからこそ個別指導塾WAYSでは、中高一貫校生の数学と英語を勉強のやり方から指導し、自立学習ができる生徒を育てています!
学校の成績や学習状況でお困りの方は是非お問い合わせください!
合わせて読みたい
投稿者プロフィール
-
中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。
最新の投稿
学校紹介2024年10月7日【東京都市大学等々力中学・高校の保護者の方必見】定期テストの傾向や進学実績を解説 内部進学2024年10月4日【早稲田大学高等学院の保護者の方必見】内部進学の基準や定期テストの傾向を解説 大学受験2024年10月3日一般選抜(一般入試)の割合は50%以下!大学受験の選択肢と最新事情を解説 内部進学2024年10月3日【日本大学豊山高校・中学の保護者の方必見】内部進学や基礎学力到達度テストについて解説