塾の面談で聞くことは?面談の種類や質問すべき内容を解説
塾の面談に参加するにあたって「何を聞けばいいかわからない」という方もいるのではないでしょうか。
塾には主に、入塾面談、定期面談、不定期の面談があります。
本記事では、それぞれの面談でどのようなことが話されるのか、何を聞けばよいのかを解説します。
子どもの成績アップや志望校合格のためにも、ぜひ面談を有意義なものにしてください。
このページの目次
塾の面談にはどんな種類がある?
塾の面談は主に以下の3種類に分類されます。
- 入塾面談
- 定期的に実施される面談
- 不定期で実施される面談
それぞれの内容を解説します。
入塾面談
入塾面談とは、塾を検討している保護者と塾の担当者が、塾のシステムや子どもの学習状況などを話す面談です。
塾からは指導方針や指導形態、費用などの説明があり、子どもの成績や学習の様子などがヒアリングされます。
可能であれば、テストの答案用紙や問題演習に使っているノートなどを持参しましょう。
子どもに関する情報が多ければ、塾も最適な指導計画を立てられるからです。入塾するしないにかかわらず、アドバイスをもらえるケースもあります。
定期的に実施される面談
定期的に実施される面談では、子どもの成績や学習態度といった現状の共有に加えて、講習の案内や今後の学習計画などが話されます。
通常、夏休みや冬休み、春休み前に実施されるケースが多いです。
生徒と保護者、塾の三者で行われる場合もあれば、保護者と塾の二者で行われる場合もあります。
不定期で実施される面談
不定期で実施される面談とは、保護者側または塾側からの要望によって行われます。面談が実施されるケースの具体例は以下の通りです。
塾に通わせているのに成績が悪化している
宿題忘れが多く、塾でも集中して勉強していない
子どもの学習態度で気になることがあれば、積極的に塾に相談しましょう。
保護者からの相談や要望をもとに、塾は生徒への指導方法を改善できます。
面談の時間
面談の所要時間は以下が目安です。
- 入塾面談:30分~1時間
- 定期的に実施される面談:約30分
- 不定期で実施される面談:30分~1時間
面談の時間は長ければよいわけではありませんが、短すぎる場合は注意が必要です。
例えば、定期面談が10分程度で終わるような場合は、子どもとコミュニケーションを取っていないので話す内容がないケースや、流れ作業で面談をこなしている可能性があります。
入塾面談で聞くこと3選
入塾面談では、以下の質問をするのがおすすめです。
- ほかの塾と比較した際の強みはなんですか?
- 授業時間以外でも質問できますか?
- 受験が終わるまで通った場合、費用はどのくらいかかりますか?
順番に解説します。
ほかの塾と比較した際の強みはなんですか?
塾ごとに指導方針や特徴は強みは異なるので、子どもに合った塾を選ぶためにも強みを聞きましょう。
例えば、基礎が定着していて応用力を高めたいお子さんであれば、難関校への合格実績が優れている塾がおすすめです。
学習習慣が定着していないお子さんであれば、基礎から丁寧に指導してくれる塾がよいでしょう。
「中高一貫専門塾WAYS」では、中高一貫校生に特化して、定期テスト対策や受験対策を実施しています。
万人にとって最良の塾はないので、お子さんの特性を見極めた上で、塾の強みを活かせるか確認しましょう。
授業時間以外でも質問できますか?
家庭学習をしている際に、解説を読んでも理解できない問題が出てくるケースもあります。
わからない問題を放置していると、新しく勉強する内容も理解できなくなるので、気軽に質問できる環境が必要です。
授業時間以外でも教えてもらうことが可能であれば、学習時間を増やせるというメリットもあります。
特に、1人で運営している塾の場合、忙しくて対応できないケースもあるので、入塾面談の際に必ず確認しておきましょう。
受験が終わるまで通った場合、費用はどのくらいかかりますか?
塾の費用は受講科目の数や学年によって大きく異なるので、受験が終わるまでに通った場合にかかる費用の目安を確認しておきましょう。
費用が安いと思って入塾したものの、後に高額の授業料を請求されるケースもなくはありません。
長期休暇中に開催される講習には必ず参加しなければならないのか、費用はどの程度かなどもあわせて確認しておきましょう。
塾の定期面談で聞くこと3選
塾の定期面談は以下の質問がおすすめです。
- 塾では集中して勉強していますか?
- 家庭で親ができることはありますか?
- 成績を上げるために、どのような指導計画を立てていますか?
順番に解説します。
塾では集中して勉強していますか?
塾での様子を聞くことで、子どもの学習態度を把握できます。
宿題忘れはないか、積極的に質問しているか、居眠りはしていないかなど、気になる点を具体的に質問するのがおすすめです。
塾で頑張って勉強しているようであれば、お子さんを褒めてあげましょう。
勉強するモチベーションをさらに高められます。
なお、塾での様子をヒアリングした際に、具体的な返答がないようであれば、お子さんをしっかり見てくれていない可能性があります。
お子さんの学習態度だけでなく、塾の面倒見の良さも見極めましょう。
家庭で親ができることはありますか?
基礎が定着していなかったり、家庭学習の習慣がほとんどなかったりする場合、塾に通っているだけでは成績が上がりにくい傾向があります。
家庭で親ができることを聞いて、具体的なアドバイスをもらいましょう。
例えば、家庭学習の習慣がないようであれば「塾に早めに来て自習室で勉強する」といったアドバイスを得られるかもしれません。
その際は、早めに塾に送り出してあげるのが親の役目です。
また、宿題忘れが多いお子さんであれば、親が定期的にチェックしなければなりません。
成績アップや志望校合格のためには、塾と家庭の協力が必要です。
成績を上げるために、どのような指導計画を立てていますか?
成績不振の場合や志望校とのギャップが埋まっていないようであれば、今後の指導計画を聞きましょう。
生徒ごとに得意分野や苦手分野は異なるので、具体的な対策法を教えてくれるかがポイントです。
塾に通って間もない段階であれば、慣れるまで待つのも必要です。
一方、半年以上通っているにもかかわらず、成果が出ていないようであれば現状を変える必要があります。
塾が生徒のことを考えてくれているかも見極められます。
不定期で実施される面談で聞くこと
不定期の面談は、課題がある場合に実施されるため、聞くべきことも様々です。
しかしながら、共通しているのは、原因と対策法を聞くことです。
例えば、成績が上がっていないのであれば、塾が原因を把握しているのか、対策を実施しているのかを確認してみてください。
面談で悩みや不安を話すことで心を落ち着かせることは可能ですが、それで満足していては現状を変えられないので注意しましょう。
塾の面談に臨む際のポイント
塾の面談に臨む際は、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 聞きたいことをメモしておく
- 具体的な答えを引き出す
順番に解説します。
聞きたいことをメモしておく
面談で聞きたいことをメモしておきましょう。
準備せずに面談に参加した場合、説明を聞くだけになってしまう可能性があります。
面談が終わってから「聞いておけばよかった」と後悔してしまうような事態も避けられます。
入塾面談であれば、塾のホームページやチラシなどで情報収集を行いながら気になる点をピックアップしましょう。
定期面談であれば、テストの答案用紙や通知表を持参して、塾と情報共有しながら今後の方針を確認するのがおすすめです。
具体的な答えを引き出す
質問した際は具体的な答えを引き出すことを心がけましょう。
話をするだけで満足してしまったり、曖昧な返答を受け流したりしていた場合、面談を有効活用できているとはいえません。
また、具体的な答えを引き出すような質問をすれば、塾がどれだけ生徒のことを考えているかも見極められます。
成績アップや志望校合格のために、何の勉強をどのようなスケジュールで指導するのか確認してみてください。
まとめ|塾の面談で聞くことについて解説しました
塾の面談には、入塾面談、定期面談、不定期の面談があります。
子どもの学習状況を共有し、今後の方針を確認するためにも重要な機会なので、積極的に質問しましょう。
面談に参加する際は、聞きたいことや気になっていることを事前にメモしておくのがおすすめです。
質問する際は、具体的な答えを引き出すために、「なぜなのか」「何をいつどのようにやるのか」など詳しくヒアリングしましょう。
なお「中高一貫専門塾WAYS」では、無料の学習カウンセリングを実施しています。
生徒一人ひとりに合わせてカリキュラムを作成し、成績アップと志望校合格をサポートしています。
お子さんの勉強でお困りの際はお気軽にお問い合わせください。
投稿者プロフィール
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中高一貫校生の定期テスト対策から大学受験・内部進学までをトータルサポートする個別指導塾。
中高一貫校用教材に対応することで各中高一貫校の定期テストの点数に直結した指導を行います。
低料金で長時間指導が受けられるため、家で勉強できない中高一貫校生でも塾の指導時間内で成績を上げることが可能です。
英語、数学をメインに指導を行っています。
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