BFランクとは偏差値35未満のこと!行く意味やデメリットを解説

偏差値
大学の偏差値を調べている中で「BF」や「Fランク」といった言葉を耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。

BFとは、Border Free(ボーダーフリー)の頭文字をとった言葉です。

Fランク大学と同義で扱われ、偏差値で表すと、35未満であるとされています。

本記事では、BFの偏差値やFランク大学との違い、BFランクの大学に行く目的、デメリットなどを解説します。

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偏差値BFランクとは

偏差値BFランクとは、合格基準となる偏差値が設定されていないレベルの大学のことです。

入試難易予想ランキング表を公開している河合塾の公式Webサイトでは、以下のように定義されています。

前年度入試の不合格者数が少なかったため、合格率50%となる偏差値帯が存在せず、ボーダーラインが設定できなかった場合、BFとする。

出典:河合塾

通常、大学の偏差値は、前年度に受験した人の偏差値によって算出されます。

合格者と不合格者が集中する偏差値帯が「合格率50%の偏差値」として設定されるのです。

そのため、ほとんどの受験者が合格して、不合格者が少ない場合、偏差値を設定できないため、BFという表記が使われます。

BFランクは偏差値35未満

河合塾の入試難易予想ランキング表で記載されている偏差値の下限は35なので、偏差値BFは35未満と判断することが可能です。

具体的にイメージしやすくするため、各偏差値ごとの割合と1000人中の順位を紹介します。

偏差値 上位何% 1000人中の順位
80 0.13% 1.3位
75 0.62% 6.2位
70 2.28% 22.8位
65 6.68% 66.8位
60 15.87% 158.7位
55 30.85% 308.5位
50 50.00% 500位
45 69.15% 691.5位
40 84.13% 841.3位
35 93.32% 933.2位
30 97.72% 977.2位

偏差値は50が平均値です。偏差値50であれば、1000人中500位となります。

一方、偏差値35は1000人中で約933位、偏差値30は1000人中約977位です。

偏差値BFランクなら誰でも入れるのか?

偏差値BFランクだからといって、誰でも入学できるわけではありません。

BFとは、あくまで偏差値を算出できなかっただけだからです。

とはいえ、実質的には受験すれば合格する可能性は極めて高いでしょう。

具体例として、偏差値BFランクの大学における、ある学科の受験者数と合格者数を紹介します。

【2023年度 偏差値BFランクの学科の受験情報】

受験者数 合格者数 不合格者
A大学 17人 17人 0人
B大学 21人 20人 1人
C大学 93人 88人 5人
D大学 51名 51名 0人
E大学 80人 78人 2人

不合格者が0人のケースもあれば、1〜5名の不合格者が出ているケースもあります。

上記の結果からも、BFランクの大学の場合、受験すれば合格できる可能性が高いものの、必ずしも100%ではないことがわかるはずです。

Fランク大学との違い

偏差値の低い大学を総称して、Fランク大学またはFラン大学と呼ぶケースもあります。

所説ありますが、Fランク大学という言葉は、BF(Border Free)から派生してできたと言われています。

よって、BFランクとFランク大学の明確な違いはありません。一般的には、ほぼ同義として扱われています。

偏差値BFランクの大学に行く意味とは

勉強している様子
BFランクの大学は、受験すればほぼ合格できます。

そのため、行く意味はないと考える方も少なくないでしょう。

しかし、以下のような目的があれば、BFランクの大学に行く意味はあると言えます。

  • 勉強せずに大卒の肩書を得たい
  • 特定の資格を取得したい
  • 大学生の時間を自由に使いたい

順番に解説します。

勉強せずに大卒の肩書を得たい

「大卒の肩書だけは得たい」という場合は、BFランクの大学の受験を検討してもよいかもしれません。

企業に応募する際に、資格として「4年制大学の卒業」が設けられているケースも多く、将来の選択肢を多少なりとも広げられるからです。

偏差値70の大学でもBFランクの大学でも、卒業すれば同じ大卒です。

これまで全く勉強してこなかった方でも合格できる可能性が極めて高いのが魅力です。

また、塾に通ったり、参考書を買ったりするのにかかる費用も抑えられます。

入学時の成績が優秀であれば、特待生として学費が免除されるケースもあります。

特定の資格を取得したい

将来就きたい職業が決まっており、必要な資格が明確な場合もBFランクに入学する意味はあるでしょう。

資格があれば就ける職業も多く、大学名や偏差値に影響を受けない可能性が高いからです。

例えば、BFランクの大学でも、看護や医療、保育に関する資格を取得できます。

大学に行くことを目的とせず、資格を取得するための手段として大学進学を選択するというわけです。

大学生の時間を自由に使いたい

大学4年間を自由に使いたい場合もBFランクの大学に行く意味はあります。

BFランクの大学は、入学者の偏差値が低いため、授業のレベルも易しい傾向にあります。

単位を取得するのに労力がかからないため、自由に使える時間を確保することが可能です。

ボランティアや起業、家業の手伝いなど、明確にやりたいことが決まっているものの、大学には通っておきたい場合に向いています。

偏差値BFランクの大学に行くデメリット

デメリット
受験すればほぼ合格できる点はメリットである一方、見方を変えればデメリットにもなり得ます。

以下がBFランクの大学に行く代表的なデメリットです。

  • 高度な知識を習得しづらい
  • 就職活動で不利になる可能性がある
  • 学歴コンプレックスを抱える可能性がある

順番に解説します。

高度な知識を習得しづらい

BFランクの大学では、高度な知識を習得しづらいのがデメリットです。

合格者の学力に合わせた授業が実施されるので、勉強する内容のレベルが高くないのです。

大学では頑張って勉強して専門知識を身につけようと思っていたとしても、物足りなくなってしまうおそれがあります。

入学してから気づいても遅いので、受験前に大学ホームページやパンフレットなどを参照して、予備知識を収集しておきましょう。

場合によっては、仮面浪人して次年度に別の大学を受験するという方法もあります。

就職活動で不利になる可能性がある

BFランクの場合、大卒の肩書は得られても、就職活動で不利になる可能性があります。

いわゆる「学歴フィルター」でふるいにかけられるのです。

学歴フィルターとは、企業が応募者を大学名によって選別する非公式の選考方法のことです。

人気のある企業であれば、数千~数万人の応募があるため、全員と面接するのは現実的ではありません。

効率的に選考を進めるためにも、大学のレベルで選別する必要があるのです。

人間として魅力的で有能なスキルがあったとしても、BFランクの大学生ということを理由に不採用になるおそれがあるのは大きなデメリットと言えるでしょう。

学歴コンプレックスを抱える可能性がある

BFランクの大学出身であることにコンプレックスを抱く可能性があります。

「いまの世の中、学歴は関係ない」という言葉を耳にする機会も増えていますが、依然として日本は学歴社会です。

全ての企業ではありませんが、学歴だけで不採用になるケースもあります。

学歴は一生のものなので、一度コンプレックスを感じてしまうと、ことあるごとに後悔してしまうかもしれません。

もちろん、劣等感を感じるかどうかは自分の気持ち次第です。

中卒や高卒の方でも社会で活躍している方はたくさんいます。

自分の性格と向き合って、学歴コンプレックスを抱くことはないか熟考する必要があるでしょう。

まとめ|偏差値BFランクについて解説しました

BFランクの大学とは、偏差値35未満かつ受験すれば合格できる可能性が極めて高い大学のことです。

全く勉強してこなかった高校生でも、入学しやすく、大卒の肩書も得られます。

一方、就職活動で不利になったり、学歴コンプレックスを抱いてしまう可能性もあります。

学歴は一生ついて回るものなので、受験すべきかどうか深く考える必要があるでしょう。

なお、将来の選択肢を広げるためにも、できるだけ上位の大学に進学するのがおすすめです。

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