【立教大学】付属中高一貫校の内部進学の仕組みと試験内容


関東エリアの難関私立大学群「MARCH」のひとつ「立教大学」。
1874年(明治7年)大学のルーツとなる立教学校が開校した、非常に歴史ある大学です。

立教大学には付属の一貫教育を行う学校が2校あります。
大学附属の中高一貫校へお子さんの進学をお考えの方の中には、立教大学の付属校からの内部進学に興味がある方もいらっしゃるでしょう。

そこでこの記事では、立教大学の中高一貫校の内部進学率や選抜方法などについてご紹介します。

「中高一貫校に進学するなら付属校がよい」
「立教大学への内部進学率はどのくらい?」

など、気になっている方はぜひ参考にしてください。

立教大学の付属校は全部で2校

立教大学の付属校は東京と埼玉に1校ずつあり、どちらも男子校です。

もともと「立教中学校」「立教高等学校」と中・高それぞれ1つの学校でしたが、2000年(平成12年)に、東京と埼玉2つの学校に分かれました。
そのため偏差値はそれぞれ同程度で、中学の偏差値は60台前半と難易度の高い学校となっています。

また立教大学の付属校としては立教小学校もあり、そこから2つの中学へ進学する生徒もそれぞれ50名前後います。

立教池袋中学校・高等学校

池袋駅に近い立教大学池袋キャンパスと併設しているのが「立教池袋中学校・高等学校」です。

「テーマをもって真理を探究する力を育てる」「共に生きる力を育てる」を教育目標に掲げ、必修科目以外にも専修教科や自由選択講座などを開講しています。

キャリア学習では、社会人として生きていくための基礎や興味のある職種についての調査・インタビューなどが行われており、将来を見越した教育が行われています。

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立教池袋中学校・高等学校の内部進学率

立教池袋高校からの内部進学率は年度により異なりますが、およそ9割と高い進学率を誇っています。

学部ごとに推薦枠が決まっており、2022年3月の卒業生の場合、専修の多い文学部がもっとも推薦枠が多く、ついで経済学部・法学部の順です。

内部進学しない生徒は、より難易度の高い慶應義塾大学や早稲田大学や、立教大学に学部のない医学部・獣医学部などへ進学しています。

内部進学以外の生徒に対し特別な授業は設けていませんが、学校の教師によるサポートが受けられます。
指定校推薦枠も設定されており、そちらを活用し他大学へ進学することも可能です。

立教池袋中学校・高等学校の内部進学者選抜方法

立教池袋高校では基本的に立教大学への進学を希望した場合、卒業に必要な単位を取得していることや、学校生活が良好であるといった一般的な条件以外に次のような条件があります。

・卒業研究論文を提出し認定されること
・英語について一定の能力があること
・自己推薦レポートを校長宛てに提出し認定されること など

学校成績やこれらの条件をポイント化し、合計の上位者から希望の学部・学科を選択できます。

立教新座中学校・高等学校

立教新座中学校・高等学校は埼玉県新座市に位置し、10万㎡もの広大なキャンパスをもつ学校です。

緑豊かなことも特徴で、自然観察園や植物園も設置されています。
立教大学の新座キャンパスは立教新座中学校・高等学校に併設されています。

特に「グローバル教育」「リーダーシップ教育」に力を入れている学校です。

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立教新座中学校・高等学校の内部進学率

立教新座高等学校から立教大学への内部進学率は、例年80%程度と立教池袋高等学校と比べやや少ない傾向です。

立教大学以外を志望する生徒は、医学部や歯学部など立教大学にない学部を志望する生徒が多くを占めています。
国公立大学や慶応義塾大学・早稲田大学・東京理科大学などの合格者も多い傾向です。

立教新座高等学校では、他大学を目指す生徒のための「他大学進学クラス」を高校2年次から原則1クラス設けており、内部進学者の数が少ないのは、このようにサポート体制が整っていることも理由のひとつでしょう。

立教新座中学校・高等学校の内部進学者選抜方法

立教新座高等学校の内部進学の基準は、卒業に必要な単位の取得や出欠状況などが良好であることのほかに、次の点を満たしている必要があります。

・卒業論文の提出と認定
・英語と国語の一定の能力が認定される
・自己推薦項目で一定のポイントを取得している など

学内の推薦順位が高い生徒から順に、希望の学部を選択する権利が得られます。
立教池袋高校とは若干基準が異なりますが、高校1年の段階から定期テストで一定の成績を修めておくことや、英検の取得などをコツコツ頑張っておくとよいでしょう。

立教大学の系列校

立教池袋・新座はともに立教大学と同じ学校法人立教学院が運営している学校です。

立教大学には、この2校のほかに「立教女学院」「香蘭女学校」という系属校があります。
どちらも中・高の一貫教育を行う女子校です。

立教大学への進学率は2022年3月の卒業生の場合、立教女学院がおよそ70%、香蘭女学校がおよそ58%となっています。
立教池袋・新座はどちらも男子校のため、女性で立教大学を目指す場合は、こちらの学校を検討してもよいでしょう。

立教大学の付属校は内部進学の権利を有したまま他大学受験できる?

近年、内部進学の権利を有したまま他大学の受験ができる付属校が増えています。

しかし立教池袋高等学校では他大学への進学を希望する場合、内部進学の推薦権を放棄して受験しなければなりません。

立教新座高等学校も同様に推薦権を放棄することになりますが、高校3年生の11月の最終期限までに再度立教大学への推薦を希望すれば、推薦権を再度得ることが可能です。

まとめ

立教大学には東京と埼玉に1校ずつ付属の中高一貫校があります。
どちらも高い内部進学率で、基本的に希望すれば立教大学への進学が可能です。

ただしどちらの学校も、進学基準が設けられています。
高校3年間一定の成績を修めている必要があり、人気の学部に進学を希望する場合は、ある程度上位の成績に入れるよう努力が必要です。

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